子どもたちが未来のエネルギーについてのアイデアを発表!
「グリーンパワーキッズクラブ」は、経済産業省資源エネルギー庁の再生可能エネルギー普及啓発活動「GREEN POWER(グリーンパワー)プロジェクト」の一環で、子どもたちが未来のエネルギーについて考える連続ワークショップです。
2016年度は沖縄科学技術大学院大学、日本科学未来館、徳島県企業局 川口ダム自然エネルギーミュージアム、バンドー神戸青少年科学館の4ヵ所の施設から43名の子どもたち(小学4〜6年生)が参加、それぞれ3〜4回ほどワークショップを行ない、最新の発電方法や再生可能エネルギーについて学んできました。
今回は2016年度の「グリーンパワーキッズクラブ」の最終回として、エネルギーについて学んできた子どもたちが、環境に優しく持続可能な社会を目指した未来のエネルギーについて、自ら考えたアイデアを発表しました。
未来のエネルギーは、次世代を担う子どもたちの発想で解決!
ポイントとなるのは、3つの“E”「Energy Security(安定供給)」「Economic Efficiency(経済効率性)」「Environment(環境)」と1つの“S”「Safety(安全性)」の「3E+S」。子どもたちは行政、企業、そして市民がどのように協力すれば「3E+S」を達成できるか、さらにそれぞれの地域の特性、たとえば自然豊かな地域では間伐材を利用したバイオマスエネルギーなど、も考慮したさまざまなアイデアを披露してくれました。
なかには月に太陽光パネルを設置したり、宇宙デブリの除去をしながら発電を行なうなど、日本国内だけでなく世界中で協力しながら宇宙を利用していくもの、さらにネットネイティブらしくクラウドファウンディングやエネルギーシェアなど、インターネットを利用したアイデアも出されました。
子どもたちの発表を聞いた経済産業省資源エネルギー庁の嶋村英治氏は「みんなよく勉強し、よく練られたアイデアでした。沖縄の湧き水や徳島の間伐材など地域に根ざしたアイデアは、発想豊かで、我々も勉強することができました」と、感心しきり。
来年度も似たような仕組みをつくり、いろいろな地域と連携しながら、たくさんの子どもたちに再生可能エネルギーについて広めていきたいと、「グリーンパワーキッズクラブ」、そして子どもたちの可能性についても手応えを感じていました。
『GREEN POWER(グリーンパワー)プロジェクト』について
「日本をグリーンの力でうごかそう。」というコンセプトのもと、経済産業省資源エネルギー庁が中心となって、平成25年度(2013年度)より官民連携で再生可能エネルギーの普及促進を行っているプロジェクトです。
日本の発電電力量に占める再生可能エネルギーの割合を大きくしていくために、再生可能エネルギーや固定価格買取制度の理解促進のための広報事業について、さまざまな取り組みを行っています。
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