恐竜の中でもずば抜けて大きい竜脚類
「メガ恐竜展」では竜脚類にスポット、巨大化の謎にせまる!
1日限定の先行公開には、恐竜の巨大化研究の権威であり、同展の総合監修を務めるボン大学のマーティン・サンダー教授が登場。一部骨格の取付を行なうとともに、「メガ恐竜展2015 -巨大化の謎にせまる-」の魅力、見どころを説明してくれました。
「生物にとって体の大きさは非常に重要で、小さい生物はバクテリアやねずみ、大きい生物はシロナガスクジラや恐竜が知られています。人間は中間的なサイズです。今回公開された「トゥリアサウルス」は陸上生物では史上最大となり、高さ9メートル、長さ40メートル、重さが40トンほど。シロナガスクジラと同じくらいの大きさがあります。さまざまな恐竜の中で、この竜脚類という種類はずば抜けて大きく、「メガ恐竜展2015 -巨大化の謎にせまる-」では、その竜脚類に焦点をあてた展示を行ないます」
「竜脚類は長い首が特徴で、まるでクレーンのように首だけを動かしていろいろなところの食料を食べることができます。たとえるなら体が象で首が蛇という想像上の動物のようですが、これは実際にこの地球上に存在していた生き物。我々生物学者は、なぜ陸上でこんなに巨大化できたのかを調べています。『ジャイアンティズム(超巨大化)』と言いますが、この竜脚類は、今生きている最大の動物アフリカゾウのおよそ10倍ほどの大きさ。なぜ哺乳類、象などはここまで大きくなれなくて、竜脚類は可能だったのか?『メガ恐竜展』では時代ごとにどのように動物が巨大化、また小型化していくかを見ていきます。巨大化の秘密を探りに、ぜひ展覧会にいらしてください」
【体験レポート】「メガ恐竜展2015 -巨大化の謎にせまる-」に行ってきた!
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