大ヒット公開中の映画『美女と野獣』を
世界初! フルオーケストラの生演奏で上映!
『美女と野獣』ライブ・オーケストラが上映されたのは、翌週に音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ 2017」を控えた東京・有楽町の東京国際フォーラム。なかでももっとも大きな5,012席、2層構造のコンサートホールで、指揮ニコラス・バック氏、オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団による演奏で開催されました。
「ライブ・オーケストラ」は最近増えている上映形式で、今までにも「スター・ウォーズ」「E.T」「バック・トゥー・ザ・フューチャー」などで行なわれています。しかし、劇場公開中の映画作品で開催されるのは世界初、さらに『美女と野獣』ライブ・オーケストラは日本が世界初演! この記念すべき日に、劇場にはベルと同じ黄色いドレスを着たお子さんや、黄色いファッションに身を包んだ方もたくさん訪れていました。
ミュージカルなどでも生演奏が行なわれる舞台はありますが、観客からは見えないところで演奏します。しかしライブ・オーケストラの場合は舞台上にオーケストラがセッティング。スクリーンはその上部にあり、演奏を聴くだけではなく、そのライブ感も見どころのひとつ。今回の『美女と野獣』では舞台上は映画館に比べると少々明るくなっていました。もちろん、スクリーンが見づらい、ということはありませんでした。
オーケストラはオープニングからエンドロールまですべてを生演奏。スクリーンに映し出される映像と完璧にシンクロすることはもちろん、迫力ある音、心情まで表現する繊細な音色には心揺さぶられます。そして『美女と野獣』のようなミュージカル作品では、劇中で歌を歌うエマ・ワトソンとの見事な共演も楽しめました。上映中でも素晴らしい演奏の後には拍手が起こり会場は一体感に包まれます。これは映画館にはない、ライブ・オーケストラならではの雰囲気でした。
残念なのは、映画に集中すると生で演奏している贅沢さを忘れてしまい、生演奏に集中すると物語が疎かになってしまうこと。特に今回上映された『美女と野獣』は字幕版だったので、なおさらでした。
ライブ・オーケストラの楽しみ方
『美女と野獣』のライブ・オーケストラは東京では明日30日(日)で終了してしまいますが、今後、上映中の作品のライブ・オーケストラを観に行く場合は、事前に一度映画を観ておくと、ライブ・オーケストラをより堪能できそうです。
映画を観る前に映画を観ておくなんて本末転倒のように感じられるかもしれませんが、今回の『美女と野獣』の日本語吹替版は “プレミアム吹替版” という、豪華キャストが集結したことでも注目されています。さらに、より美しい日本語にこだわって制作したそう。つまり、字幕版、吹替版、ライブ・オーケストラそれぞれで、同じ作品でもまったく異なる楽しみ方ができるのです。
ライブ・オーケストラは新しい上映の形として、これからもっと増えそうです。もちろん料金は通常の劇場公開より高くなりますが、プレミアムな体験ができることは間違いありません。きっと良い思い出になると思います。『美女と野獣』上映後は、その素晴らしい演奏に対してなかなか拍手が鳴り止みませんでした。
昆夏美さん&山崎育三郎さんがサプライズで登場!
不朽の名曲『美女と野獣』を含む3曲の劇中歌を披露!
さらに本日は、プレミアム吹替版キャストでベルと野獣を務めた昆夏美さんと山崎育三郎さんがサプライズで登場し、オーケストラの演奏で不朽の名曲『美女と野獣』を含む3曲の劇中歌を披露してくれました。
また昆さんは「プレミアム吹替版はミュージカルでも主役を張っている大スターのみなさんが演じられているので、ぜひプレミアム吹替版もご覧いただき、その違いを楽しんでいただければと思います」。
山崎さんも「『美女と野獣』はアニメーション、ミュージカルもありますが、今回実写版で素晴らしい作品に蘇りました。吹替版は日本語の美しさを活かしていて、映像とともにダイレクトに胸に突き刺さってくると思います。ぜひプレミアム吹替版もご覧ください!」と、プレミアム吹替版の魅力を語ってくれました。
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