カブトムシ、クワガタを見て、触って、親子で楽しく学ぼう!
開催日前日に行なわれた「大昆虫展 in 東京スカイツリータウン®」の記者発表には、同展実行委員会副委員長でNPO法人日本アンリ・ファーブル会理事長も務める作家の奥本大三郎さん、同展アンバサダーの哀川翔さん、応援大使のカブトムシゆかりさんが出席。「大昆虫展」の見どころを紹介してくれました。
同展は100箱以上の昆虫標本の展示、150匹以上の生きたカブトムシと直に接する「ふれあいの里」、漫画家・手塚治虫の少年時代の標本や昆虫画の展示、昆虫キャンドルづくりのワークショップなど、盛りだくさんのイベント。今年は初めての試み、国蝶“オオムラサキ”の生態展示にもチャレンジしました。
さらに奥本副委員長は、「国や風土によって人間も含めた生き物の色やデザインに不思議な関係がある」と、アフリカのコンゴのにいる「ゴライアスオオツノハナムグリ」という大きなカブトムシの背中の模様が、コンゴにしかいない動物オカピと同じデザインだったり、タイのお寺の屋根の形が「ゴホンツノカブト」と同じだったり、実物を持ってきて展示し、そんな不思議な関係を見せてくれています。
さらに2015年に88mmというギネス記録を更新したカブトムシを育てた哀川さんが、「今年も出ちゃった。俺の中では88mm越え!」と、自信のカブトムシを持参。公開計測会も実施されました。
哀川翔流、ギネス級カブトムシの育て方!
虫好きが3人集まった記者発表はとても和気あいあいとした雰囲気。カブトムシゆかりさんが「ギネスサイズのカブトムシは幼虫の頃から違いますか?」と、哀川翔さんへ質問する一幕も。哀川さんは幼虫のときから大きさが全然違うと回答。さらに「12月の冬眠する前にもうかなりの大きさになっているので、コイツはでかくなるなというのはわかる。いかに幼虫のときにおいしいものを食べさせて大きくするかですね」。
カブトムシは成虫になってからは大きくならないので、いかに幼虫のときに大きくするかが勝負。冬眠前にある程度大きくしておくと、冬眠から覚めた春になってからも、モリモリとエサを食べてくれるそう。「食べ方が全然違う」とのことでした。
またカブトムシと触れ合うときの注意点については、基本的に昆虫には触らない方がいいとしつつも、カブトムシの進む方向に手を出して手に乗せたり、木切れに乗せるとか、小さい方の角を握って持ち上げる、またカブトムシは力も強く腕にトゲがあるので、手に乗ったカブトムシは無理矢理とらない方がいいと教えてくれました。
さらに幼虫を触るときには、おがくずで手をこすって手の脂をとること。特に幼虫の体の横に並んでいる小さな穴、呼吸をしている気門ですが、ここは触らないように。ばい菌が入って病気になると、アドバイスしてくれました。
標本を見て、生きたカブトムシとも触れ合え、虫についての知識も学べる展覧会。カブトムシゆかりさんは「1日で虫博士になれる」と太鼓判。奥本副委員長も「虫のことがよくわかる非常におもしろい昆虫展になった」と自信をのぞかせました。
「大昆虫展 in 東京スカイツリータウン®」は、夏休み期間中の2016年8月24日(水)まで開催!
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