※写真の幼虫、チョウは同一個体のものではありません。成長過程をまとめるにあたり異なる個体、異なる時期の写真を使用しています。あらかじめご了承ください。
山椒の鉢植えで手軽に挑戦! 身近な自然も実感!
アゲハチョウの幼虫を飼育してみよう!
以前、近くのお花屋さんで350円で購入した高さ20センチ程度の小さな山椒(サンショウ)の鉢植え。ベランダに置いておいたら、ある日、アゲハチョウ(ナミアゲハ)の幼虫がいるのに気が付きました。それから毎年、卵を産みに来てくれています。
アゲハチョウは1年に4回卵を産むようですが、よく見つけるのは8月。山椒は冬になると葉がすべて落ち、4月頃から新しい葉が出て8月には青々と生い茂ります。エサが豊富と考え、卵を産みやすいのかもしれません。しかし、こんなところにある小さな山椒にまで卵を産みに来てくれるなんて、普段は気がつかない自然の営みを実感します。
葉をよく見てみると、直径1ミリほどの黄色い丸い粒があります。それがアゲハチョウの卵。だんだんと黒くなり、5日〜7日程度で幼虫が出てきます。体長1〜2ミリほど、卵の殻を食べ、葉っぱの上にちょこんと鎮座していますが、あまりの小ささによく目をこらさないと、幼虫なのか葉の傷なのか、言い方はよくありませんがゴミなのかわかりません。
【関連ページ】春の羽化が楽しみ! アゲハチョウの蛹、ただいま越冬中!
■ 1ページ:卵の産み付けと孵化
■ 2ページ:1齢〜4齢の擬態、5齢〜6齢の青虫
■ 3ページ:蛹から羽化
■ 4ページ(番外編):アゲハの成虫をスポーツドリンクで育てる/飛べない、歩けないアゲハチョウ など
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※ 販売されている山椒の木は殺虫剤がかけられているものがありますので、購入時にはご注意ください。殺虫剤がかけられたものは、来年からアゲハチョウのエサとして使えます。
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