2016年2月2日(火)、
お台場ビッグトップで行なわれた
シルク・ドゥ・ソレイユ 日本公演最新作「ダイハツ
トーテム(東京公演)」の公開リハーサルに行ってきました! パフォーマンスもちろん、その世界観も素晴らしく、まるで異次元の世界を旅するような感覚に。それぞれの演目で表現しているテーマがわかると、「トーテム」の世界観をより楽しめます!
いよいよ「ダイハツ トーテム 日本公演」が開幕!
“異次元”をたっぷり体感できる圧倒的な2時間!
待ちに待ったシルク・ドゥ・ソレイユ 日本公演最新作「ダイハツ トーテム 日本公演」が開幕! 前日に行なわれた東京公演の公開リハーサルでは、公開を待ちきれない様子の人々のあふれんばかりの熱気が会場内に充満していました。
お台場に出現した黄色と青のストライプのテント、お台場のビッグトップにて、いよいよ2016年2月3日(水)から「トーテム」が開幕! 遥か46億年前から続く、人類の進化をテーマに語られる壮大な物語を、驚愕のアクロバットで表現!
会場に入ると、中央には大きな亀の甲羅(カラペース)が。これは地球上の“生命の起源”の象徴になっています
「トーテム」は人類の誕生から現在、そして未来へと数億年の旅を続ける、“不可能を可能にする人類の進化”をテーマにした壮大な物語を、超人的アクロバットや究極のパフォーマンスで表現しています。そしてそれが美しい衣装、プロジェクションマッピングや可動式ステージのつくり出す幻想的な空間と融合することにより、それぞれの演目の持つテーマと世界観が、より体感的に、まるでその進化の過程を旅しているような、異次元に足を踏み入れたような感覚で伝わってきます。
それぞれの演目にはテーマがあるので、そのテーマを知っておくと、アクロバットやパフォーマンスの意味がわかり、「トーテム」の世界観をより楽しめると思います。しかし最初はただただその超人的なパフォーマンスに目を奪われるばかりかもしれません。観るたび新たな気づきや驚きがありそうです。
とこどどころで演じられる「クラウン」によるちょっぴりマヌケでシュールなパフォーマンスは会場の笑いを誘い、張りつめた緊張を和らげてくれます。その緩急の絶妙さもあり、子どもでも2時間バッチリ集中して楽しめそうです(途中30分の休憩あり)。日本人パフォーマーも出演していますよ。
「ダイハツ トーテム(東京公演)」は2016年6月26日(日)まで開催! その後、大阪・名古屋・福岡・仙台の5大都市を巡演。
また2018年2月に来日するシルク・ドゥ・ソレイユの作品は「キュリオス」!
「カラペース(CARAPACE)」。宇宙からやって来た「クリスタル・マン」が亀の甲羅(カラペース)に生命を吹き込むと、カエルや魚たちが活き活きと動き出します
カエルたちは亀の甲羅(カラペース)を鉄棒にして、鉄棒から鉄棒へと飛び移る圧巻のパフォーマンスを繰り広げます
「フープ・ダンサー(パート1)(HOOP DANCER)」。北米先住民のダンサーがいくつものフープを自由自在に操り、さまざまな動物や地球の原風景をイメージさせる。人類が進化してきた歴史を描き出し、絶え間ない生物の連鎖を体現しています
「リングス・トリオ(RINGS TRIO)」。男性2人が天空から降りるリングを使って力比べ。そこに現れたひとりの女性が見事な舞で2人を魅了します。「異性を魅了したい」という種を維持していくために必要不可欠な求愛活動を表現しています
「ユニサイクル・ウィズ・ボウル(UNICYCLES WITH BOWLS)」。自然を象徴する衣装を身にまとった、高さ2mの一輪車に乗る女性アーティストたちが、金属製のボウルをジャグリングし、芳醇な秋の実りを祝います。足で投げたいくつものボウルを頭でキャッチするパフォーマンスは圧巻!
「クラウン・フィッシャーマン(CLOWN FISHERMAN)」。慎重で臆病、危険を回避するため常にヘルメットを着用している。小さなボールと戯れるようなリズミカルなパフォーマンスは必見!
「ハンド・バランシング(HAND BALANCING)」。長い人生の間には何度も困難な局面に立ち会います。そんな困難に立ち向かう度に身に着けていく強さやバランス力、成長していく過程を、腕のみを使った驚くべき安定感としなやかな肉体美で表現。台座は砂時計で、時の流れをイメージ
「フット・ジャグリング(クリスタル・レディー)(FOOT JUGGLING(CRYSTAL LADY))」。宇宙から舞い降りたクリスタル・レディーが、宝石がちりばめられた四角い布を両手両足で滑らかに回転、美しい鉱物の世界を創り出します
人類へと至る数億年の進化の物語をコミカルに表現した、「トーテム」を象徴するパフォーマンス
「ディアボロ(DIABOLO)」。バレンティーノの非常識なポイ捨てに腹をたてたトラッカーが、果敢な闘牛士に変身。フラメンコにインスピレーションを受けたビートに合わせ、ディアボロを巧みに操ります
「フィックスト・トラピス・デュオ(FIXED TRAPEZE DUO)」。止まり木を思わせる空中ブランコの上で、若い男女が戯れるようにお互いの身体を絡めながら宙を舞い、愛を確かめ合う。そのしなやかな動きは鳥のように軽快で、重力を感じさせない
「フープ・ダンサー(パート2)(HOOP DANCERS)」。さまざまな部族に囲まれるなか、北米先住民のダンサーが力強くダイナミックなダンスを舞いながら、調和と永遠を象徴するふたつの球体をフープで創りあげる
「ローラー・スケート(ROLLER SKATES)」。雪の中の結婚式を連想させるシーンで、ローラー・スケートを履いた男女が直径1.8mの小さな台座の上を、圧倒的なスピードで回転、旋回します。エネルギーのすべてがその速度に凝縮された、究極の信頼関係から成り立つこの演目は、愛の無限さを象徴しています
「ロシアン・バー(RUSSIAN BARS)」。今は亡き南米の文明からインスピレーションを受けた、暗闇に美しく光る衣装を身にまとったアーティストたちが力強さとバランス力を競うアクロバットな演目
まるで無重力空間を浮遊する宇宙飛行士のように軽々と宙を舞い、バーからバーへとダイナミックに飛び移る。地球の重力から逃れたい人間の欲望を呼び覚ます
美しく、息を飲むようなパフォーマンスの連続には大満足! ひとつひとつの演目が表現しているテーマがわかると、「トーテム」の世界観をより楽しめますよ!