日本で初めての本格的な展覧会!
代表作《春》《夏》《秋》《冬》奇跡の集結!
作品数が少なく、借用が大変困難なアルチンボルドの油彩・素描(帰属作品を含む)計30点が集結した日本で初めての本格的な展覧会「アルチンボルド展」が、2017年9月24日(日)まで、東京・上野の国立西洋美術館で開催!
アルチンボルドならではの、果物や野菜、魚や書物などで構成されたユニークな肖像画を中心に、その画業を本格的に紹介します。
さらに時の皇帝を喜ばせ、20世紀の芸術家ダリをも驚かせた奇想天外な代表作『四季』の《春》《夏》《秋》《冬》を日本で初めて一堂に公開!
謎が謎を呼ぶ思考のラビリンス
アルチンボルドの作品世界の秘密に迫る!
ジュゼッペ・アルチンボルド(1526〜1593年)は、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家。自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世、稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世という神聖ローマ皇帝たちに寵愛されたアルチンボルドは、歴史上でもひときわ異彩を放つ、宮廷の演出家でした。
そんな「アルチンボルド」の名は、何よりも果物や野菜、魚や書物といったモチーフを思いがけないかたちで組み合わせた、寓意的な肖像画の数々によって広く知られています。奇想と知、驚異と論理とが分かちがたく交錯するそれらの絵画は、暗号のようにして豊かな絵解きを誘い、20世紀のシュルレアリスム以後のアーティストたちにも、大きな刺激を与えました。
本展は、世界各地の主要美術館が所蔵するアルチンボルドの油彩・素描(帰属作品等を含む)計30点を中心に、およそ100点の出品作品により、アルチンボルドのイメージ世界の生成の秘密に迫り、同時代の文脈の中に彼の芸術を位置づけ直す試み。日本で初めて、アルチンボルドのユーモアある知略の芸術を本格的に体験できる機会です。
組み合わせパターンは数百万通り!
野菜やフルーツで “あなただけの肖像画” をつくろう!
「アルチンボルドが私の顔を描いてくれたら」という夢を叶える記念撮影コーナー「アルチンボルドメーカー」も登場!
アルチンボルドが描いた作品をベースに約200種類の野菜や果物などを3Dモデル化し、人間の顔を「髪型」「目」「鼻」「口」「顔の形状」などさまざまな確度から分類、抽象化し組み合わせ、“あなただけの肖像画” をつくります。
会期中のみしか体験できないこの企画、アルチンボルドの驚異の世界の一片を体感できます。こちらもお見逃しなく!
※ただし、8月14日(月)、9月18日(月)は開館
※入館は閉館の30分前まで
小学校高学年(4、5、6年生)
中学生・高校生
大人
・京成電鉄「京成上野」駅下車 徒歩約7分
・東京メトロ銀座線、日比谷線「上野」駅下車 徒歩約8分
・大学生:1,200円
・高校生:800円
※中学生以下は無料
※心身に障がいのある方とその付き添い者1名は無料(入館の際に障がい者手帳をご提示いただきます)
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