日本初! ファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクト
パリ滞在中の最後期に描かれた「画家としての自画像」が出展されることでも話題の展覧会「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」が、2017年10月24日(火)から2018年1月8日(月・祝)まで、東京都美術館にて開催。
同展は2017年8月26日(土)から北海道立近代美術館、10月24日(火)から東京都美術館、そして2018年1月20日(土)からは京都国立近代美術館で開催、日本全国3都市を巡回します。
「ゴッホのジャポニスム」「日本人のゴッホ巡礼」
ゴッホと日本の関係性を両方向から検証
1853年にオランダに生まれたフィンセント・ファン・ゴッホは、1886年にパリに移り、この地でさまざまな刺激を受けながら、自らの絵画表現を模索していきます。そこで大きな役割を果たしたものが、日本の浮世絵でした。
ゴッホは浮世絵をはじめとする日本美術から大きな影響を受け、生涯にわたってさまざまな作品を描きます。本展では、「ファン・ゴッホのジャポニスム」「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の2部に分けて構成し、ゴッホと日本の関係性を両方向から検証します。
第一部では、国内外のコレクションより厳選した約40点のゴッホ作品を通じて、ゴッホが日本からどのような影響を受け、その思いを作品に投影したのかを表現するとともに、ゴッホが日本に魅了されるきっかけとなった浮世絵を含む日本美術作品、約50点を展示します。
第二部では、近代日本の知識人、約240人がゴッホ終焉の地オーヴェールを訪れた記録を残した「芳名録」を日本初公開するとともに、その巡礼の実相を約90点の豊富な資料から辿ります。
日本を夢想したゴッホと、ゴッホに憧憬した日本人。本展では、その交差する夢の軌跡を辿ります。
ゴッホの「画家としての自画像」が
12年ぶり2度目の来日!
また同展では、ゴッホのパリ滞在中の最後期に描かれた作品であり、12年ぶり2度目の来日となる「画家としての自画像」を展示!
「画家としての自画像」は、同時期に描かれた一連の自画像のなかでもひときわ大きく、かつ入念に仕上げられている作品。細かな筆触で覆われた青色の上着や、原色が連なるパレットの描写には、ゴッホがこの街で獲得した色彩表現が遺憾なく発揮されています。
【見どころ】
第一部:ファン・ゴッホのジャポニスム
日本初公開作品を含むゴッホの作品約40点と、ゴッホが影響を受けた浮世絵など約50点を同時に展示
第二部:日本人のファン・ゴッホ巡礼
日本初公開! ゴッホゆかりの地を訪れた約240人の近代日本の知識人が記した「芳名録」と、巡礼の実相を約90点の豊富な資料からたどる
※会期中の金曜日、11月1日(水)、2日(木)、4日(土)は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)
小学校高学年(4、5、6年生)
中学生・高校生
大人
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅 7番出口より徒歩約10分
・京成電鉄「京成上野」駅より徒歩約10分
・大学生・専門学校生:1,300円(1,100円)
・高校生:800円(600円)
・65歳以上:1,000円(800円)
・中学生以下:無料
※( )内は前売と20人以上の団体料金
※2017年11月15日(水)、12月20日(水)はシルバーデーにより65歳以上の方は無料(要証明)。混雑が予想されます。
記事が役に立ったという方はご支援くださいますと幸いです。上のボタンからOFUSE経由で寄付が可能です。コンテンツ充実のために活用させていただきます。