ルーヴルの “顔” が来日する大規模展覧会!
オフィシャルサポーターの高橋一生さんが登場!
ルーヴル美術館における、3,000年以上前の古代から19世紀ヨーロッパまでの偉人の肖像芸術約110点を展示する大規模展「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ー人は人をどう表現してきたか」が、2018年5月30日〜9月3日(月)まで、国立新美術館で開催します。2018年2月8日(木)に記者発表会が行なわれ、オフィシャルサポーターで、同展の音声ガイドも務める高橋一生さんが登場しました。
同展はルーヴル美術館の全8部門(古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、イスラム美術、絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画)全面協力のもと、各部門を代表する肖像の傑作約110点の展示を通して、それぞれの時代・地域で、肖像が担ってきた社会的役割や表現上の特質を浮き彫りとし、奥深い肖像芸術の魅力に迫る本格的な展覧会です。
ルネサンスの肖像画最高傑作 “美しきナーニ”
肖像でナポレオンの生涯をたどる
見どころのひとつは “美しきナーニ” という通称で親しまれている16世紀ヴェネチア派の巨匠ヴェロネーゼの絵画『女性の肖像』。モデルは当時の上流階級の貴族と考えられていますが、素性は謎に包まれており、またどこから見てもモデルの女性と目があわないことから “ミステリアス” と評される作品で、1991年以来となる27年ぶりの来日となります。
また、フランス皇帝として最高権力を手にしながらも、追放先で孤独な最期を迎えたナポレオンの激動の人生を、アントワーヌ=ジャン・グロの傑作『アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)』から、フランチェスコ・アントンマルキの『ナポレオン1世のデスマスク』までの5点の作品でたどるコーナーも大きな見どころです。
僕の音声ガイドで
「どうか眠くならないように」
オフィシャルサポーターの高橋一生さんは、「日仏友好60周年の記念の年に選んでいただき、大変嬉しく思っております。僕は普段、芝居をやらせていただいているので、顔の表現にとても興味があり、勉強になります。楽しみながら務めさせていただければ」と、就任の喜びを語ってくれました。
また本展の音声ガイドを務めることに対して、「親しい友人や事務所の人に “眠くなる声” と言われていまして(笑)。ハキハキしっかりと、みなさんが美術に没頭できるように、助けになるようなガイドができればと思っています。どうか眠くならないように(笑)」と不安を口にし、会場を和ませてくれました。
高橋一生さんの気になる作品は
メッサーシュミットの “変顔”
高橋一生さんが気になる作品としてあげたのが、フランツ・クサファー・メッサーシュミットの『性格表現の肖像』。「人間の表情って昔から変わらないんだなと、わからせてくれる。インパクトがあってとても好きです」と、自身が惹かれている理由を語ってくれました。
メッサーシュミットはウィーンのアカデミーで教授を務めながら伝統的な肖像彫刻を制作していましたが、次第に精神を病み、1783年に没するまで、自分をモデルにした、さまざまな表情の頭部像を制作します。生前には公開されず没後に69点が発見され、『性格表現の肖像』と名付けられました。
出品されるのは、ぎゅっと目をつぶり、への字に曲げた口をテープでとめ、耐え忍ぶような表情をしている作品。妄想に悩まされた彫刻家は、顔と身体の一部をつまんでしかめっ面をし、自身を苦しめる病を制御しようとしていたそうです。
同展主催の日本テレビは、開局65年記念事業として2018年から4年に1度、全5回にわたる大規模なルーヴル美術館展を行ないます。『ルーヴル美術館展 肖像芸術 ー人は人をどう表現してきたか』は、同プロジェクトの第1弾となります。
「ルーヴル美術館展 肖像芸術 ー人は人をどう表現してきたか」は、国立新美術館で2018年5月30日(水)〜9月3日(月)まで開催。
■ http://www.ntv.co.jp/louvre2018/
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