2018年6月21日(木)「身体で世界を捉え、立体的に考える施設」が東京・お台場にオープン!

チームラボアスレチックス:運動の森

2018年6月21日(木)チームラボの創造的運動空間、身体で世界を捉え、立体的に考える施設「チームラボアスレチックス:運動の森」が、東京・お台場のパレットタウン内の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」にオープン!子供たちが身体を動かして世界を立体的に捉えることで空間認識能力と高次元的思考を養います。

チームラボの創造的運動空間
身体で世界を捉え、立体的に考える施設!

2018年初夏、森ビルチームラボが共同で東京・お台場のパレットタウンにオープンする1万平方メートルにもおよぶ「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(以下、チームラボボーダレス)」の一部分に、フラッグシップとして「チームラボアスレチックス:運動の森」が登場!
※お台場のチームラボボーダレスは2022年8月31日で閉館しました。2023年開業予定の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」に移転オープンします。

「チームラボアスレチックス:運動の森」は、「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」をコンセプトに、境界のないアートでできた世界を自らの身体を使って探索し、他者とともに新しい体験を創り出していく、世界に類を見ないまったく新しい世界。脳の海馬を成長させ、空間認識能力を鍛える新しい「創造的運動空間」です。

2018年6月21日(木)チームラボの創造的運動空間、身体で世界を捉え、立体的に考える施設「チームラボアスレチックス:運動の森」が、東京・お台場のパレットタウン内の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」にオープン!子供たちが身体を動かして世界を立体的に捉えることで空間認識能力と高次元的思考を養います。

10,000平方メートルの圧倒的なスペースに520台のコンピューター、470台のプロジェクターを用いて立体的な空間をつくり出します。

そこには「光の立体ボルダリング」や「高く飛び跳ねられたり沈んだりする空間」「空中の揺れる吊り棒渡り」「重力に逆らったような動きをする光の立体物に埋め尽くされた空間」「地球が裏返ったような世界」、そして「高低差のある斜面で創られた立体的な大空間」など、複雑で立体的な空間で、身体ごとインタラクティブなデジタルアート空間に没入します。そしてそれによって、強い身体性をともなった創造的体験を生み出します。

「空間認識能力」は「言語能力」や
「数学力」に匹敵するほど重要

近年、物体同士の空間的な関係を理解し、記憶する能力である「空間認識能力」が「言語能力」や「数学力」に匹敵するほど重要だといわれています。空間認識能力はクリエイティビティやイノベーションにおいて主要な役割を果たしうると言われています。

そして「空間認識能力」に関係する海馬は、自らの身体によって多様で複雑な空間を探検し歩き回ることで発達することもわかってきています。ネズミの実験では、多様で複雑な空間を探索したネズミの海馬は、そうではないネズミの4万倍も多くの神経細胞を持ち、海馬の体積を15%増加させ、高い空間認識能力を持っていました。しかし現代の多くの子どもは、外で自由に遊べていません。ある調査によると、1981年から1997年の間に米国の子どもが自由に遊ぶ時間は25%も減少しているのです

※米国の科学雑誌「ノーティラス」For Kids, Learning Is Moving

次元を変えて考えることで、
卵の殻を割らずに黄身を取り出せる

卵の殻を割らずに、黄身を取り出すことができるでしょうか? 私たちは殻を割らなければ黄身を取り出すことはできないと考えてしまいます。しかしそれは我々が3次元で考えているから。4次元で考えれば、卵を割らずに黄身を取り出すことができます。

たとえば目玉焼きを2次元の平面として考えてみましょう。我々が存在する3次元の世界では、目玉焼きの黄身を上から取れば、白身を壊さず簡単に黄身を取り出すことができます。しかし2次元の平面世界では空間がなく、我々は目玉焼きと同じ平面にいるため、白身を壊さないと黄身を取ることはできません。

このように平面的に考えることと、立体的に考えることは、言葉通り “次元” が違うのです。次元が違うということは、モノの見方や考え方、そして解決方法がまったく異なるのです。

2018年6月21日(木)チームラボの創造的運動空間、身体で世界を捉え、立体的に考える施設「チームラボアスレチックス:運動の森」が、東京・お台場のパレットタウン内の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」にオープン!子供たちが身体を動かして世界を立体的に捉えることで空間認識能力と高次元的思考を養います。

3次元(左)と異なり、平面的な2次元(右)の世界では、白身を崩さずに黄身を取ることができない。次元を変えることで今までと異なるモノの見方や考え方をすることで、今まで見つけることができなかった解決方法が見つかる

都市は平面に囲まれ
紙や本、テレビやスマホも平面

森や山など自然界には平面はなく、複雑で立体的です。人間は身体によって立体的な空間を認識していたのです。しかし、都市には平面しかありません。そして紙や本、テレビやスマートフォンも平面です。知らず知らずに身体を捨て、頭だけで世界を平面的に認識しているのです。世界を平面で認識していると、思考は平面的になります。

身体による立体的思考、高次元的思考

人間は身体で世界を捉え、身体で考えています。複雑で立体的な世界を自らの身体で探索するとき、人は、世界を身体によって立体的に捉え、思考は立体的になっていきます。チームラボではそのように考え、「身体による立体的思考、高次元的思考」を高めるため「チームラボアスレチックス:運動の森」というプロジェクトをはじめました。

2018年6月21日(木)チームラボの創造的運動空間、身体で世界を捉え、立体的に考える施設「チームラボアスレチックス:運動の森」が、東京・お台場のパレットタウン内の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」にオープン!子供たちが身体を動かして世界を立体的に捉えることで空間認識能力と高次元的思考を養います。

ポヨンポヨン宇宙
Boing Boing Universe
特殊な布が張り巡らされた「ポヨンポヨン空間」。自分がいる場所が沈んだり、普段より高く飛び跳ねられたり、近い人が飛ぶことで跳ね上げられたりします。

この作品は宇宙の星々の一生をテーマにしています。この空間で人々は時空世界のひずみをつくります。そして、そのひずみが宇宙空間の星屑(チリ)とガスを引き寄せ、星を誕生させたり、星を成長させたりします。星は一生(寿命)を終えると、宇宙を漂う星屑と星雲にもどり、新しい星の源になります。

集まった星屑(チリ)とガスの量によって、星の大きさや質量(重さ)が変わっていきます。非常に大きく重い星は、やがてブラックホールになり、まわりのものを吸い込んでしまいます。

2018年6月21日(木)チームラボの創造的運動空間、身体で世界を捉え、立体的に考える施設「チームラボアスレチックス:運動の森」が、東京・お台場のパレットタウン内の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」にオープン!子供たちが身体を動かして世界を立体的に捉えることで空間認識能力と高次元的思考を養います。

光の立体ボルダリング
Three-dimensional Light Bouldering
空間に輝く玉石をホールドにして、両手両足を立体的に使って空中を立体的に進んでいきます。

人々は固有の色に輝くバッジをつけて、その色に輝くホールドをルートに進みます。自分の色に輝くホールドだけを使って進むと、隣のホールドやバッジが呼応し、同じ色に輝き、色特有の音色を響かせます。そしてそのまわりのホールドやバッジも連続的に呼応していきます。自分の色のホールドだけをうまく使って進めば進むほど、光が呼応する範囲は広がっていきます。

2018年6月21日(木)チームラボの創造的運動空間、身体で世界を捉え、立体的に考える施設「チームラボアスレチックス:運動の森」が、東京・お台場のパレットタウン内の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」にオープン!子供たちが身体を動かして世界を立体的に捉えることで空間認識能力と高次元的思考を養います。

色取る鳥の群れの空中吊り棒渡り
Aerial Climbing through a Flock of Colored Birds
ロープで吊られた棒が連結され、立体的に空中に浮かんでいます。人々は落ちないように、その棒を使って空中を立体的に渡っていきます。棒は連結されているため、人による棒の動きが連結している他の棒に影響を与えます。選択するルートによって棒の組み方が違い、さまざまな棒の連結のされ方によって、それぞれ違った体験となります。

2018年6月21日(木)チームラボの創造的運動空間、身体で世界を捉え、立体的に考える施設「チームラボアスレチックス:運動の森」が、東京・お台場のパレットタウン内の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」にオープン!子供たちが身体を動かして世界を立体的に捉えることで空間認識能力と高次元的思考を養います。

グラフィティネイチャー 山山と深い谷
Graffiti Nature – High Mountains and Deep Valleys
高低差のある斜面で創られた立体的な大空間に、みんなが描いたさまざまな生きものたちが生息する世界です。あなたが描いた生きものも、この場所のどこかにいます。そして描かれた蝶はこの空間を超え、フロアもまたぎ、作品の境界を越えて他の作品の中にも飛んでいきます。

生きものたちは、他の生きものを食べたり食べられたりしながら、ともに同じひとつの生態系をつくっています。あなたが描いて生まれた生きものは、他の生きものを食べると増えていきます。そして蝶は、花がある場所で増えます。生きものたちは他の生きものに食べられたり、他の生きものを食べられなかったりすると死んでいなくなります。ワニは人が踏みすぎると死んでしまいます。そして花は、あなたがじっとしているとたくさん咲きます。逆に、踏んで歩き回ると散ってしまいます。

2018年6月21日(木)チームラボの創造的運動空間、身体で世界を捉え、立体的に考える施設「チームラボアスレチックス:運動の森」が、東京・お台場のパレットタウン内の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」にオープン!子供たちが身体を動かして世界を立体的に捉えることで空間認識能力と高次元的思考を養います。

重力にあらがう生命の森
Weightless Forest of Resonating Life
重力に逆らったような動きをするさまざまな光の物体に、立体的に埋め尽くされた空間。地面に立っている物体たちは、重力に逆らっているかのように立ち続けます。また自由に空中を浮遊する物体たちも、重力に逆らっているかのように天井に立ち続けます。

光の物体は人に押され倒れかけると、それぞれ光の色を変化させ、色特有の音色を響かせます。そして、その近隣の物体は呼応し、同じ光の色に変化し音色を響かせます。そして次々にそのまわりの物体も連続的に呼応していきます。

向こうの方から光が押し寄せてくれば、向こうに人がいることを意味します。人々はきっと、同じ空間にいる他の人々の存在を普段より意識するでしょう。

2018年6月21日(木)チームラボの創造的運動空間、身体で世界を捉え、立体的に考える施設「チームラボアスレチックス:運動の森」が、東京・お台場のパレットタウン内の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」にオープン!子供たちが身体を動かして世界を立体的に捉えることで空間認識能力と高次元的思考を養います。

裏返った世界の、つながる! 巨大ブロックのまち
Inverted Globe, Giant Connecting Block Town
地球が裏返ったような、すり鉢状の空間です。家や駅の形をした巨大なブロックを置いて、車や電車など、いろいろな乗り物を走らせ輸送を発達させることで、街を発展させていきます。

2018年6月21日(木)チームラボの創造的運動空間、身体で世界を捉え、立体的に考える施設「チームラボアスレチックス:運動の森」が、東京・お台場のパレットタウン内の「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless(チームラボボーダレス)」にオープン!子供たちが身体を動かして世界を立体的に捉えることで空間認識能力と高次元的思考を養います。

つぶつぶの滝、全身ですくうと小さきも大きなうねりとなるだろう
Waterfall Droplets, Little Drops Cause Large Movement
たくさんの水の粒が落下し、グラフィティネイチャーの深い谷に流れ込んでいきます。そして、それらの水の粒は、下の世界へとしみ込んでいきます。水の粒はひとつだと跳ね返ったりと、ボールのようにふるまいます。全身ですくって貯めて集合させると、ゆらゆらと液体の水のようにふるまいます。粒は漏れたりして集合から離れると、また1粒のボールのようにふるまいはじめます。

1粒1粒の粒は、1粒でも、集合していても、いつも全く同じ単純な物理的な動きをしているのですが、たくさんで集合したときは、1粒のときからは想像もつかないまったく違った現象をつくります。

施設名
チームラボアスレチックス:運動の森
施設名かな
ちーむらぼあすれちっくす:うんどうのもり
住所
135-0064
東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン 「チームラボボーダレス」内
アクセス
・りんかい線「東京テレポート」駅より徒歩約3分
※りんかい線はJR埼京線と直通運転
・新交通ゆりかもめ「青海」駅から直結
営業時間
※お台場のチームラボボーダレスは2022年8月31日で閉館しました。2023年開業予定の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」に移転オープンします。
料金
※後日掲載
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