2018年8月24日(金)全国ロードショー!
マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー
2018年/アメリカ/カラー
配給:東宝東和
© Universal Pictures
鑑賞日:2018年7月24日(火)
TEXT:キッズイベント 高木秀明
これぞ『マンマ・ミーア!』
お母さん方におすすめの
ハッピーになれるミュージカル!
「When I Kissed The Teacher」で10年という長い歳月は一瞬にして吹き飛び、その世界に引きずり込まれる。『マンマ・ミーア!』ファンならずとも、冒頭から思わず顔がほころぶはずだ。
前作の『マンマ・ミーア!』はギリシャのカロカイリ島を舞台に、花嫁のソフィ(アマンダ・セイフライド)がヴァージンロードをパパと一緒に歩きたいと、シングルマザーのドナ(メリル・ストリープ)に内緒で、結婚式に自分の父親かもしれない母親の元恋人3人を招待したことで巻き起こる大混乱を描いたミュージカル・ラブコメディ。全世界で異例のロングランとなった舞台を2008年に映画化し大ヒットを記録した。
続編となる『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』は、前作のその後となるソフィの物語と、ドナがソフィの父親候補3人と出会った青春時代を中心に、母娘の過去と現在を行き来しながら、どのように現在に繋がっているのかが描かれている。
ABBAのヒット曲満載のミュージカル・ラブコメディはそのまま、前作よりも母娘のつながり、そして次世代へと想いがつながっていく嬉しさも感じられ、胸が締め付けられるような切なさ、そして感動も味わえる。
ドナと仲良しのターニャとロージー、そしてドナの元恋人サム、ハリー、ビルの現在と若かりし頃と計12名が入れ替わり立ち替わり、現在と過去をめまぐるしく行き来するため少し混乱することがあるかもしれない。前作を観ておくことをおすすめするが、いきなり今作からでも十分楽しめる。この若者が将来誰になるのか、知らなければそういう楽しみも味わえる。しかし、新旧のターニャとロージーはとてもよく似ていて、素晴らしかった!
若い頃のドナを演じたリリー・ジェームズもとてもキュートで、映画同様、誰もが一目で恋をしてしまいそう。親視点で観ると奔放すぎて困ってしまうが、出会う人出会う人すべてがいい人というのは、その子の持つ魅力でもある。そういう部分は我が子にもあるといいなと、誰もが思わずにいられない。
最近では応援上映というスタイルもかなり浸透している。映画館で一緒に歌う「シング・アロング」も『アナと雪の女王』で実施された。この『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』では、それをさらに上回る歌い踊れる上映があると、みんなで盛り上がれそう。ドナや「ドナ&ザ・ダイナモス」と一緒に歌い踊りたい人は、たくさんいるんじゃないかと思う。
個人的には、ソフィの祖母役で、「バーレスク」などにも出演しているシェールの歌声が聴けたのは、とても嬉しかった。
ハッピーな気持ちと元気をもらえる映画。特にお母さん方にはおすすめ。観終わった後は、ついつい「ダンシング・クイーン」の鼻歌を歌っていることは間違いない。
【映画紹介・予告編】「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」2018年8月24日(金)全国ロードショー!
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