ITやテクノロジーを使って “ゆとりある子育て” を!
子育 Tech(こそだてっく)が始動!
効率化できる部分は効率化し
子どもに向き合う時間を増やそう
2018年10月2日(火)、ITベンチャー5社による『子育Tech委員会』が発足、東京都内で記者会見を開き、IT(情報技術)やテクノロジーを活用して “ゆとりある子育て” をめざす「子育Tech(こそだてっく)」という考え方を広めていくとしました。
『子育Tech委員会』を構成するITベンチャーは
・株式会社カラダノート:「ママびより」など、妊娠〜育児に関するアプリやWEBサービスを提供
・株式会社ファーストアセント:赤ちゃんの泣き声から感情を分析するアプリ「パパっと育児」
・株式会社AsMama(アズママ):子どもの送迎・託児を友だちと頼りあえるアプリ「子育てシェア」
・株式会社オトバンク:オーディオブックアプリ「audiobook.jp」
・fotowa(フォトワ/ピクスタ株式会社):カメラマン出張サービス
の5社。
昔のような地域社会とのつながりは薄れ、共働きやワンオペ育児が進むにつれ、子育て世代にかかる負担が増えています。
一方、テクノロジーの発展により、育児の記録や共有、不安やストレスの緩和、家族のコミュニケーションや社会とのつながりを促進するものなど、子育て世代を助けるさまざまなアプリ、サービスも存在しています。
しかし手間をかけることこそ愛情という認識を持つ人も多く、効率化することに対して否定的な価値観も見られます。
4人に1人が産後2週間で職場に復帰する米国では、赤ちゃんが飲んだミルクの量や時間、温度をリアルタイムにスマホアプリに記録したり、心拍数や血中酸素濃度をモニタリングし、睡眠時の呼吸に異変がないかをスマホで確認できるなど、「BabyTech(ベイビーテック)」と呼ばれる妊娠から乳幼児の育児に関するさまざまな技術やサービスが発達しています。
『子育Tech委員会』の発起人である株式会社カラダノート代表取締役の佐藤竜也氏は「日本でも子育てにテクノロジーを取り入れることで、子育て世代が少しでもゆとりを持ち、子どもにもっと愛情を注げる社会をつくりたい。効率化できる部分は効率化し、子どもに向き合う時間を増やしてほしい」と「子育Tech」普及への想いを語りました。
イベントを通して効率化への引け目を解消
孫育て世代の理解も図る
今後の具体的な活動については
・半期の1度のペースで『子育Tech委員会』共同によるイベントを開催
・2〜3ヵ月に1度のペースで参画企業個別開催によるイベントを開催
・子育て×テクノロジーに関する調査レポートを2ヵ月に1度のペースで実施
そして『子育Tech委員会』参画企業を募集し、10社以上集まった段階で一般社団法人化をめざしています。
また、株式会社カラダノートによる3歳児までを子育て中の女性300人を対象に実施した調査によると、過半数が育児中のスマホ利用に否定的なことを言われた経験があるそう。世代間の意識の差があり、現役の子育て世代だけではなく、その親世代へも理解を広げるためのイベント等を実施していくとしました。
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