2019年/日本/カラー
脚本・監督:三谷幸喜
キャスト:中井貴一、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市、小池栄子、斉藤由貴、木村佳乃、吉田羊、山口崇、田中圭、梶原善、寺島進 、藤本隆宏、迫田孝也、ROLLY、後藤淳平(ジャルジャル)、宮澤エマ、濱田龍臣、有働由美子
配給:東宝
©2019フジテレビ 東宝
三谷コメディの真骨頂にして最高傑作、誕生!
国民的脚本家・演出家・映画監督として、これまで日本中にたくさんの笑いと感動を届けてきた三谷幸喜監督の映画監督作品8作目となる待望の最新作『記憶にございません!』が、2019年9月13日(金)全国ロードショー!
本作は『THE有頂天ホテル』(2006年)の公開後から企画を温めていた構想13年となる作品で、「もしも自分が、ある日突然総理大臣になったら…?」そんな子どもの頃に誰もが一度はしたかもしれない空想から生まれた、三谷監督によるオリジナルストーリー。
今度の主人公は、“記憶喪失の総理大臣”!
国民から嫌われ、史上最低の支持率2.3%を叩き出した総理大臣・黒田啓介。ある日、一般市民の投げた石が頭に当たり、記憶喪失になってしまう。金と権力に目がない悪徳政治家から、一夜にして善良で純朴な普通の「おじさん」に変貌してしまった啓介。
国政の混乱を避けるため、記憶喪失の事実を知るのは直近の秘書官3名のみ。国民はもちろん、大臣たち、家族にさえ、記憶を失ったことを隠し、秘書官たちに助けられながら、ギリギリなんとか日々の公務をこなしていく‥‥。
記憶を失った男が
捨て身で自らの夢と理想を取り戻す!
病院のベッドで目が覚めた男。自分が誰だか、ここがどこだかわからない。一切の記憶がない。こっそり病院を抜け出し、ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。そう、なんと、自分はこの国の最高権力者だったのだ。そして石を投げつけられるほどに… すさまじく国民に嫌われている!!!
部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。国民からは、史上最悪のダメ総理と呼ばれています。総理の記憶喪失は、トップシークレット、我々だけの秘密です」真実を知るのは、秘書官3名のみ。
進めようとしていた政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議場の場所、自分の息子の名前すらわからない総理。記憶にない件でタブロイド紙のフリーライターにゆすられ、記憶にない愛人にホテルで迫られる。どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。そしてよりによってこんなときに、米国大統領が来訪!
他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、記憶を失った男が捨て身で自らの夢と理想を取り戻す! 果たしてその先に待っていたものとは…!?
三谷映画でしか観られない
オールスターキャストによる笑いの競演!
主人公の総理大臣・黒田啓介には、三谷作品に多数出演し三谷監督から絶大なる信頼を得る中井貴一。2019年に上演された三谷幸喜作・演出のミュージカル「日本の歴史」でも、主演としてふり幅の大きい役柄を何役もこなし好評を博した。
黒田総理を支える首相秘書官・井坂には、俳優・ミュージシャンなど多方面で活躍するディーン・フジオカ。「コメディが似合うとずっと思っていた」という三谷監督との初タッグとなる。
黒田総理の妻・聡子には、人気実力を兼ね備えた女優・石田ゆり子。三谷脚本・演出の舞台「12人の優しい日本人」(2005年、2006年)、「国民の映画」(2011年)に出演。三谷映画には初出演。
さらに政界を牛耳る官房長官・鶴丸大悟に、三谷脚本のNHK大河ドラマ「真田丸」の真田昌幸役で人々を魅了し、NHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」での好演が大きな話題となっている草刈正雄。そして総理をゆするタブロイド紙のフリーライター・古郡に、三谷映画には欠かせない名優・佐藤浩市。中井演じる黒田と、佐藤演じる古郡の二人きりの掛け合いの長回しは必見!
事務秘書官役には小池栄子、官邸料理人役に斉藤由貴、アメリカ大統領役に木村佳乃、野党第二党党首役に吉田羊と演技派女優陣が脇を固める。
総理の恩師役の山口崇、職務熱心な警官役の田中圭、建設会社社長役の梶原善、石を投げるのが得意な大工役の寺島進、SP役の藤本隆宏、秘書官補役の迫田孝也、アメリカ大統領の通訳役の宮澤エマ、総理大臣の息子役の濱田龍臣といった実力派も登場!
そして衆議院議員役のミュージシャン・ROLLY、官房長官秘書官役のお笑いコンビ・ジャルジャルの後藤淳平、キャスター役のジャーナリスト・有働由美子ら異色キャストまで、豪華な俳優陣が三谷監督のもとに多数集結! 三谷映画でしか見られないオールスターキャストによる笑いの競演が実現!
『ラヂオの時間』『THE有頂天ホテル』『ステキな金縛り』の流れを組む、現代を舞台としたシチュエーションコメディである本作は、まさに三谷映画の真骨頂にして、最高傑作! こんな映画、いままで記憶にございません!
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