ジャパンプレミアにトム・フーパー監督
主演のフランチェスカ・ヘイワードが登場!
世界中で愛され続けるミュージカルの金字塔「キャッツ」を映画化した映画『キャッツ』が、いよいよ2020年1月24日(金)に日本で公開!
公開直前となる22日(水)、トム・フーパー監督、主演のフランチェスカ・ヘイワード、プロデューサーのデブラ・ヘイワードが来日し、日本語吹替キャストの葵わかなさん、山崎育三郎さん、高橋あず美さん、秋山竜次さん(ロバート)、大貫勇輔さん、大竹しのぶさん、音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんに迎えられ、映画『キャッツ』のジャパンプレミアが開催された。
トム・フーパー監督は『リリーのすべて』以来、約4年ぶりの来日。フランチェスカ・ヘイワードは、映画のプロモーションでの来日は今回が初めて。
レッドカーペットの敷かれた会場には本作を心待ちにする多くのファンが集結! ゲストが登場すると大きな歓声と拍手が巻き起こり、ゲストたちは長い時間をかけてファンとの交流を楽しみながらレッドカーペットを歩いた。
【インタビュー】映画『キャッツ』トム・フーパー監督インタビュー!
【映画紹介・予告動画】『キャッツ』2020年1月24日(金)全国ロードショー!
描きたかったのは「優しさがもたらす変化」
子どもたちに大きな夢を持ってほしい
「吹替版の『キャッツ』は素晴らしいキャストによる力作です!」と日本語で挨拶し会場を盛り上げたトム・フーパー監督。8歳のときに両親とミュージカル「キャッツ」の舞台を観て以来、映画化は長年の夢だったそう。そして、『レ・ミゼラブル』が撮り終わった頃に『キャッツ』の映画化を決心した。
「優しい心、親切な心がもたらす人々の変化とコミュニティの大切さ。それらを、ユーモアやダンス、歌などの素晴らしいパフォーマンスを通して伝えたかった。8歳のときの自分の体験があったので、8歳の自分のためにつくった部分もある」と、トム・フーパー監督。「日本の方々にこの作品をお届けできることがとても誇らしい。ファミリーで、年齢を問わず楽しんでいただける」とアピールした。
主人公の白猫ヴィクトリアを演じたフランチェスカ・ヘイワードは、「一見、楽しいミュージカル、エンターテインメントですが、たくさんの深いテーマ、愛、許し、寛容、第二のチャンス、人生の再生といった普遍的で、誰もが共感できるテーマがたくさん込められている素晴らしいストーリーです。私も子どもの頃にミュージカルの「キャッツ」を観てとても刺激を受けました。私が演じるこの映画版を観て、次世代の子どもたちが共感を覚えたり、インスピレーションを受けたり、大きな夢を見るようになってくれたら嬉しいですね」と、キャッツの魅力、テーマ、そして子どもたちを刺激する “何か” が伝わることに期待を寄せる。
吹替キャストが本作に込めた想い
オリジナル、吹替、両方観て!
ヴィクトリアの吹替を務めた葵わかなさんは「オーディションの話をいただいたときには、どんな映画になるのか想像ができませんでしたが、ハイレベルなキャストさんたちが集まっている映画なので、声だけでも参加できて嬉しかった」と喜びを爆発。
「ミュージカルの世界で育ってきたので、自分のできるすべてをぶつけました」と振り返ったのは、マンカストラップの吹替を担当した山崎育三郎さん。トム・フーパー監督が大好きで、マリウス役で舞台に立つ「レ・ミゼラブル」も、監督の映画『レ・ミゼラブル』から、こんな表現もあるんだと感動して何度も観ているそう。「今日はお会いしてその想いを伝えることができました。どさくさにまぎれて写真も撮らせていただき、感無量です」と笑顔。
映画の中で名曲「メモリー」を歌う、グリザベラの声を務める高橋あず美さんは、尊敬するジェニファー・ハドソンの歌うソウルフルでパワフル、いろいろな感情を想起させる「メモリー」を聴いて自分にできるか不安になったそう。パワーやソウルを失わないように日本語をのせることに苦労したが、「何か熱いものを伝える」ということに特化して歌ったと明かした。
※高橋あず美さんの「メモリー」はこちら!
長老猫のオールドデュトロノミーを演じた大竹しのぶさんは「ジュディ・デンチの一声一声が、私の体を通して日本語でみんなに届けられるよう、尊敬の念を込めて演じました。でも、オリジナル版は素晴らしいし、吹替版はわかりやすいと思うので、両方絶対観て欲しい! 今日は吹替版の宣伝なので(笑)、まず吹替版を観てからオリジナル版を観て、もう一回吹替版を」と、どちらも何度も観てと笑顔でアピール。
吹替版はオリジナル版と遜色ない誇れるもの
日本のファンに最大限に響く『キャッツ』を!
「光栄であるとともにプレッシャーがすごかった。日本語でできるかという不安があった」と明かした音楽プロデューサーを務めた蔦谷好位置さん。しかし「素晴らしいキャストのみなさんのおかげで、オリジナル版と比べて遜色ない、誇れるものができた」と胸を張る。
さらに「監督の細部にまでいたる “こだわり” がものすごく伝わってきて、そこを絶対に損なわないよう、いかに正確に監督のメッセージを伝えられるかを最後まで徹底した」と、1月に入っても編集や録音作業をしていたと語ると、トム・フーパー監督は蔦谷さんの言葉に感動しきり。「日本の方々なら細心の心遣いを持って吹替版をつくってくださると確信していた」と喜びを語った。
蔦谷好位置さんは「吹替版は本当に誇れる作品になりました。いろいろな感情の湧く作品だと思います。その受けとった感情を多くの人に伝えて、何度でも劇場に足を運んでもらえたら嬉しいです」と、自信を持って本作をアピール。
トム・フーパー監督も、日本のファンの方に最大限に響く『キャッツ』を届けるため日本語吹替版をつくりたいと思ったと告白。さらに「8歳のときから惚れ込んでいる作品で、大きなスクリーンで観ていただきたいと思ってつくりました。舞台を観るにはアクセスが難しい方も、映画なら観に行きやすく、吹替版もあります。この素晴らしいミュージカルを楽しんでほしい」と呼びかけた。
映画『キャッツ』は2020年1月24日(金)より全国ロードショー!
【インタビュー】映画『キャッツ』トム・フーパー監督インタビュー!
【プレゼント】2020年1月24日(金)全国公開! 映画『キャッツ』オリジナルグッズ プレゼント!
【レポート】葵わかなさん、山崎育三郎さん、大竹しのぶさんらが登場! 映画『キャッツ』日本語吹替え版制作発表会! 不朽の名曲「メモリー」生歌唱も!
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