
謎に包まれた注目のアーティスト
バンクシーの作品が来日!
約1億5,000万円で落札された瞬間、作品がシュレッダーで細断される様子をテレビで観た方は多いだろう。この作品の作者こそ “バンクシー”。イギリスを拠点に活動し、世界でもっとも注目されているアーティストだが、その正体は今も謎に包まれている。
シュレッダー事件で細断された作品は「GIRL WITH BALLOON(風船と少女)」。のちに “美術史においてオークション中につくられた初の作品” と言われるようになり、バンクシー自身によって「Love is in the Bin(愛はごみ箱の中に)」と名付けられた。

2020年3月15日(日)から横浜の「アソビル」で開催される「BANKSY展 GENIUS OR VANDAL? バンクシー展 天才か反逆者か」では、「GIRL WITH BALLOON」をはじめとするバンクシーの作品を過去最大級の規模で展示し、“バンクシーとは何者なのか?” に迫る。
【イベント概要】BANKSY展 GENIUS OR VANDAL? バンクシー展 天才か反逆者か

バンクシーが問いかける
社会風刺や政治的メッセージ
バンクシーの作品の特徴は、 “芸術テロリスト” とも称される、その過激なスタイルと、過度な資本主義(消費社会)、暴力やテロ、戦争、人種差別などに対する強いメッセージ性。展示会場もそれら7つのテーマごとに展示されている。
社会へのユーモアあふれる風刺が、一見すると愛らしいビジュアルでストリートや壁に一夜にして登場するだけでなく、ニューヨーク近代美術館、大英博物館、ルーヴル美術館などの世界的に有名な美術館、博物館にもゲリラ展示し、世界を驚かせる。
バンクシー自身は決して多くを語らず、しかし作品に込められたメッセージはさまざまに解釈されて広がり続けている。
ここでしか見られない垂涎のコレクションでバンクシーの世界に浸り、バンクシーのメッセージに想いを馳せることができる展覧会。そのメッセージはもちろん、グラフィティ(壁などに描かれた落書き)だけではない、バンクシーの活動の多様さにも驚くはずだ。

バンクシーは消費社会やアートマーケットを批判している一方、自身では消費されるアートワークをつくるなど矛盾だらけでもある。消費社会に反抗しながらも自らのブランドをつくり、「著作権は負け犬のためのもの」と言いながら、すべての作品に著作権をつける。そして何に対しても、我々にも抗議をするが、それが彼のやり方。我々はそういった彼のイメージをリスペクトしている部分もある。
バンクシーは天才か? 反逆者か? それとも? バンクシーの世界に身を投じ、直にエネルギーを感じることで、自らの答えが見えてくるかもしれない。
「BANKSY展 GENIUS OR VANDAL? バンクシー展 天才か反逆者か」は、2020年9月27日(日)まで横浜「アソビル」で開催!

















