“永遠の都” と称されるローマ
その歴史と芸術を紹介する展覧会
カピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、建国から古代の栄光、教皇たちの時代から近代まで、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて “永遠の都” と称されるローマの歴史と芸術を紹介する展覧会「永遠の都ローマ展」が、2023年9月16日(土)〜12月10日(日)まで東京都美術館で開催します。
※2024年1月5日(金)~3月10日(日)には「福岡市美術館」へ巡回予定!
1471年にその歴史をさかのぼるカピトリーノ美術館は、ローマ市庁舎のあるカピトリーノの丘に建つ美術館で、世界的にもっとも古い美術館のひとつに数えられます。
19世紀には日本の岩倉使節団が訪問した歴史があり、2023年は岩倉使節団がカピトリーノ美術館を訪ねて150年の節目にあたるなど、日本とも深いかかわりのある美術館です。
同館のはじまりはルネサンス時代の教皇シクストゥス4世が、ローマ市民に4点の古代彫刻を寄贈したことにさかのぼります。古代遺物やヴァチカンに由来する彫刻、またローマの名家からもたらされた絵画など、その多岐にわたる充実したコレクションは古代ローマ帝国の栄光を礎に、ヨーロッパにおける政治、宗教、文化の中心地として発展したローマの歩みそのものにも重ねられます。
「永遠の都ローマ展」はカピトリーノ美術館の歴史をたどりながら、由緒あるコレクションの変遷を紹介するものです。18世紀に収蔵されたアルバーニ枢機卿に由来するコレクションや、絵画館が収蔵するルネサンス時代から18世紀に至る巨匠たちの優れた作品など、豊富なコレクションのなかから選りすぐりの作品を展示します。
永遠の都、二千年の美をめぐる
建国神話にはじまり、古代ローマ時代の栄光、芸術の最盛期を迎えたルネサンスからバロック、そして芸術家たちの憧れの地となった17世紀以降の時代まで、「永遠の都」ローマをめぐり生み出された壮大なる美の歴史をたどります。
必見! カピトリーノ美術館のコレクション
教皇のコレクションを核に設立され、1734年に一般公開が始まったカピトリーノ美術館は、世界的にもっとも歴史の古い美術館のひとつに数えられます。ローマの観光地としても人気の高い同館のコレクションをまとめて見られる、日本で初めての貴重な機会となります。
頭部だけで約1.8メートル! 迫力の巨大彫刻
古代ローマ帝国の栄華を象徴する《コンスタンティヌス帝の巨像》。本展ではその一部を原寸大で複製した作品を展示します。迫力ある巨大彫刻を間近で見て、ローマ皇帝だからこそなしえたダイナミックな古代芸術を体感できます。
※ただし9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室
※入室は閉室の30分前まで
中学生・高校生
大人
https://www.tobikan.jp/guide/
・東京メトロ銀座線「上野」駅 7番出口より徒歩約10分
・東京メトロ日比谷線「上野」駅 7番出口より徒歩約10分
・京成電鉄「京成上野」駅より徒歩約10分
・共催:ローマ市、ローマ市文化政策局、ローマ市文化財監督局
・後援:駐日イタリア大使館
・協賛:JR東日本、大和ハウス工業、DNP大日本印刷
・協力:ITAエアウェイズ、日本貨物航空
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