日本・オーストリア外交樹立150周年記念
ウィーンの世紀末文化からモダニズムへ
2019年に迎える日本・オーストリア外交樹立150周年を記念した「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」が、2019年4月24日(水)〜8月5日(月)に東京・六本木の国立新美術館で開催します(2019年8月27日(火)〜12月8日(日)には大阪・中之島の国立国際美術館で開催)。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、ウィーンでは絵画や建築、デザインなど、それぞれの領域を超えて新しい芸術を求めた、ウィーン独自の装飾的で煌びやかな文化が開花しました。
【体験レポート】「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」に行ってきた! 2019年8月5日(月)まで国立新美術館で開催!
今日では「世紀末芸術」と呼ばれるこの時代に、画家グスタフ・クリムト(1862年〜1918年)やエゴン・シーレ(1890年〜1918年)、建築家オットー・ヴァーグナー(1841年〜1918年)、アドルフ・ロース(1870年〜1933年)など各界を代表する芸術家たちが登場し、ウィーンの文化は黄金時代を迎えます。
「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」では、ウィーンの世紀末文化を「近代化(モダニズム)への過程」という視点からひも解く新しい試みの展覧会です。
18世紀の女帝マリア・テレジアの時代の啓蒙思想がビーダーマイアー時代に発展し、ウィーンのモダニズム文化の萌芽となって19世紀末の豪華絢爛な芸術運動へとつながっていった軌跡をたどる本展は、ウィーンの豊穣な文化を知る展覧会の決定版です。
【ウィーン・モダン展を知る3つのポイント】
絵画、建築、応用芸術、音楽
ウィーンの芸術文化の全容がわかる総合展
本展では、時代を18世紀中頃にまでさかのぼり、のちのウィーン工房に影響を与えたビーダーマイアー時代の工芸や、芸術都市へと発展する起源となった都市改造計画など、ウィーン世紀末文化に至るまでの歴史背景にスポットライトを当てます。絵画や工芸はもちろん、建築、デザイン、インテリア、ファッション、グラフィックデザインなど、当時の写真や資料、本展のために特別制作したウィーン市の都市変遷映像など、“芸術の都”ウィーンで育まれた芸術世界を網羅的に紹介します。
クリムト47点、シーレ22点、ココシュカ17点※
ウィーン世紀末の巨匠の傑作が集結
クリムト、シーレ、ココシュカらウィーン世紀末の巨匠が遺した作品の数々を一挙紹介! クリムトが最愛の女性を描いた≪エミーリエ・フレーゲの肖像≫をはじめとする油彩画に加え、素描、ポスターなどのグラフィックを通して、モダニズムの黄金時代を築いた作家たちの作品世界に深く迫ります。
また、クリムトに影響を与えた画家ハンス・マカルト(1840年〜1884年)による1879年の皇帝フランツ・ヨーゼフと皇后エリーザベトの銀婚式記念パレードの絵画、作曲家アルノルト・シェーンベルク(1874年〜1951年)が描いた絵画作品なども見どころです。
※大阪展は、クリムト18点、シーレ11点、ココシュカ8点を展示予定です。
ウィーン・ミュージアムの至宝が一堂に
ヨーロッパ有数の博物館として知られ、100万点におよぶ所蔵品でウィーンの歴史や文化を今に伝えるウィーン・ミュージアム。改修工事に伴い、同館の主要作品をまとめて公開する本展が実現します。出展作品は、個人所蔵の作品をあわせて東京展で約400点、大阪展は約330点。歴史ある同館が誇る貴重なウィーン世紀末のコレクションをオーストリア国外で目の当たりにできる、またとない機会となります。
【体験レポート】「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」に行ってきた! 2019年8月5日(月)まで国立新美術館で開催!
※ただし2019年4月30日は開館
※毎週金・土曜日は、4・5・6月は20:00、7・8月は21:00まで。2019年4月28日(日)〜5月2日(木)と5月5日(日)は20:00まで開館。
※入場は閉館の30分前まで。
小学校高学年(4、5、6年生)
中学生・高校生
大人
・東京メトロ日比谷線「六本木」駅 4a出口から徒歩約5分
・都営地下鉄大江戸線「六本木」駅 7出口から徒歩約4分
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