チームラボが没入的オペラ空間を創出
光の彫刻空間によってオペラの概念を超越
アート集団チームラボがセノグラフィー(舞台美術)を手がけるオペラ『トゥーランドット』新制作が、ジュネーヴでのワールドプレミエに続き2023年2月23日(木・祝)〜26日(日)、東京文化会館で公演! 光による立体的な彫刻空間によって今までの概念を超越する、没入的なオペラ空間を創り出します。
【体験レポート】チームラボの最先端『トゥーランドット』(2021年2月21日[火]開催のゲネプロ)
『トゥーランドット』新制作は2022年6月にスイス・ジュネーヴのジュネーヴ大劇場でワールドプレミエを迎え、「真の総合芸術」「壮大な視覚体験」などと評され、驚きと賞賛のなか幕を閉じました。
演出は、イングリッシュ・ナショナル・オペラ前支配人のダニエル・クレーマー。チームラボはクレーマーとともに、彼の『トゥーランドット』の解釈とチームラボのアートを融合させるセノグラフィーを構想。
構想期間は5年にわたり、コンセプト、新解釈、隠喩、象徴、そして各シーンの視覚的表現をどのように実現するかについてプランニングを重ね、模索。これまでのオペラの概念を超越する没入的なオペラ空間を創出しました。
チームラボによる立体的な光の彫刻空間とデジタルアートは、ときに熱狂を煽り、ときに繊細な潜在意識をも描き出し、キャストはその空間に没入し、一体となります。舞台と観客は境界なく連続し、観客もキャストとともにオペラ空間に没入します。
オペラ全3幕(ルチアーノ・ベリオによる第3幕補作版)
・作曲:ジャコモ・プッチーニ
・指揮:ディエゴ・マテウス
・演出:ダニエル・クレーマー
・セノグラフィー、デジタル&ライトアート:チームラボ
・ステージデザイン:チームラボアーキテクツ
【体験レポート】チームラボの最先端『トゥーランドット』(2021年2月21日[火]開催のゲネプロ)
トゥーランドット
イタリアの作曲家ジャコモ・プッチーニ(1858年〜1924年)最後の大作オペラ。全3幕からなるが、3幕の制作途中でプッチーニが逝去したため、それ以降はプッチーニと親しかった(※諸説あり)フランコ・アルファーノが補筆し完成させた。
舞台は古代中国の王都。絶世の美女だが冷酷としても知られているトゥーランドット姫は、言い寄る者に「3つの謎を解いた者を夫として迎えるが、解けない場合は斬首の刑」とし、次々と犠牲者を出していた。放浪の末、王都にたどり着いた亡国の王子カラフは、刑の執行の場でトゥーランドットを一目見て惹かれ、彼女の出す死の謎掛けに挑むが‥‥。
3幕でカラフによって歌われる「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」は、オペラを代表するアリア(独唱曲)としてもよく知られている。世界三大テノールのひとりイタリアのオペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティ(1935年〜2007年)が歌い世界的に有名となった。2006年2月に開催された冬季トリノオリンピックの開会式ではパヴァロッティ本人の歌唱が披露。さらに同オリンピックで女子フィギアスケートで金メダルに輝いた荒川静香選手がフリーの演技で使用したことも大きな話題に。なおトリノオリンピックの開会式は、パヴァロッティが公式な場に登場した最後の場になった。
・2月24日(金)14:00
・2月25日(土)14:00
・2月26日(日)14:00
中学生・高校生
大人
https://www.t-bunka.jp/access/
・東京メトロ「上野」駅 7番出口から徒歩約5分
・京成電鉄「京成上野」駅 正面口改札から徒歩約7分
・A席:18,000円
・B席:14,000円
・C席:10,000円
・D席:6,000円
・E席:2,000円
・学生席:2,000円
※2023年2月24日(金)公演は、平日マチネ特別料金=S〜B席1,000円引き
https://www.teamlab.art/jp/e/turandot_tokyo/#ticket
・共同制作:ジュネーヴ大劇場・東京二期会オペラ劇場
・チームラボ協賛:株式会社ジーシー
TEL:03-3796-1831
東京文化会館
TEL:03-3828-2111
チームラボ(問い合わせフォーム)
https://www.teamlab.art/jp/contact/
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