現代アートを通して環境危機を考える
我々の未来にある「希望」とは?
世界共通の喫緊の課題である環境危機に対して、現代アートを通して多様な視点で考えることを提案する森美術館開館20周年記念展「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」が、2023年10月18日(水)~2024年3月31日(日)に森美術館で開催!
産業革命以降、特に20世紀後半に人類が地球に与えた影響は、それ以前の数万年単位の地質学的変化に匹敵すると言われています。環境危機は喫緊の課題であり、国際的なアートシーンにおいても重要なテーマとして多くの展覧会が開催されています。
「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」では、現代アートの環境危機に対する向き合い方や取り組み、そしてどのように私たちの問題として意識喚起していくのかを、国際的なアーティストによる歴史的な作品から本展のための新作まで多様な表現を紹介します。
また、人類による過度な地球資源の開発の影響を明らかにすると同時に、AIなど最先端のテクノロジーと古来の技術の双方の考察を通して、ある種の「希望」も提示します。
地球環境は誰のもの?
現代アートの環境危機との関わり方
本展のタイトル「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」は、私たちとは誰か、地球環境は誰のものなのか、という問いかけです。人間中心主義的な視点のみならず、地球という惑星を大局的な視点から見渡せば、地球上にはいくつもの多様な生態系が存在することにあらためて気付くでしょう。
本展では、環境問題をはじめとするさまざまな課題について多様な視点で考えることを提案します。また輸送を最小限にし、可能な限り資源を再生利用するなどサステナブルな展覧会制作を通じて、現代アートやアーティストたちがどのように環境危機に関わり、また関わり得るのかについて思考を促し、美術館を対話が生まれる場とします。
※会期中無休
※火曜日のみ17:00まで
※ただし2024年1月2日(火)、3月19日(火)は22:00まで
小学校低学年(1、2、3年生)
小学校高学年(4、5、6年生)
中学生・高校生
大人
https://art-view.roppongihills.com/jp/info/index.html#access
・都営地下鉄 大江戸線「六本木」駅 3出口 徒歩約6分
・都営地下鉄 大江戸線「麻布十番」駅 7出口 徒歩約9分
・東京メトロ 南北線「麻布十番」駅 4出口 徒歩約12分
・東京メトロ 千代田線「乃木坂」駅 5出口 徒歩約10分
・一般:2,000円(1,800円)
・学生(高校・大学生):1,400円(1,300円)
・子ども(4歳~中学生):800円(700円)
・シニア(65歳以上):1,700円(1,500円)
土・日・休日
・一般:2,200円(2,000円)
・学生(高校・大学生):1,500円(1,400円)
・子ども(4歳~中学生):900円(800円)
・シニア(65歳以上):1,900円(1,700円)
※表示料金は消費税込
※本展は事前予約(日時指定券)が可能です。以下の専用オンラインサイトから「日時指定券」をご購入ください。なお日時指定券の販売開始日は、2023年8月4日時点では未定です。
https://visit.mam-tcv-macg-hills.com
※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしで入館可能。
・企画:マーティン・ゲルマン(森美術館アジャンクト・キュレーター)/椿 玲子(森美術館キュレーター)
*第2章ゲスト・キュレーター
バート・ウィンザー=タマキ(カルフォルニア大学アーバイン校美術史学教授、美術史家)
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