お母さんたちに活躍してほしい!
同じ立場の「ママ活部」で働きやすい環境を用意
ー ブリタニカ・ジャパンの幼児英語プログラム「アンジー&トニー」を使って、子どもたちに英語を教える講師としてアルバイトからはじめられましたが、今の阿部さんのお仕事について教えていただけますか?
今はチーフトレーナーという立場で、自分が直接子どもたちに英語を教えるというよりも、幼稚園や保育園に行って英語を教えている弊社の先生方のトレーニングやスケジュール管理、そして採用に携わっています。
最近は先生の人数も増えてきて、ひとりですべての先生のトレーニングをするのが難しくなってきたので、私のようにトレーニングをできるトレーナーの養成も行なっています。
ー 今、先生は何名くらいいらっしゃるんですか?
25人ですね(2017年1月30日現在)。ほとんどが主婦の方です。
ー ブリタニカ・ジャパンでは2016年3月に女性の子育てと仕事の両立を支援する「ママ活部」を発足させています。その先生方が「ママ活部」のメンバーですか?
そうです。私は最初アルバイトの英語講師として午前中の3時間だけ、幼稚園で「アンジー&トニー」を使って子どもたちに英語を教えていました。講師をもっと増やしたいね、ということになって募集をしたところ、私のように“午前中なら働ける”というお母さん方がたくさん集まったんです。
しかもみなさん海外に15年住んでいたとか、帰国子女とか、とにかく経歴がすごい! 高学歴で会社でもバリバリ働いていたけど、子育てと仕事の両立ができないなどの理由で会社を辞めているんです。こんなに能力のある方が活躍できないのはもったいないと思って、一人ひとりの生活に合わせて、また幼稚園や保育園などからの突然の呼び出しにも対応できるよう「ママ活部」をつくり、同じ立場のメンバーが協力し合って、それぞれが働きやすい職場環境、体制を整えました。
ー すごい能力の方々が働けずにいるんですね。「キッズイベント」も手伝ってほしいな(笑)。
そうなんです。お母さん方のスキルは本当にすごくて、英語はもちろん、なかにはWEBデザイナーとして活躍されていた方もいて、午前中は英語の先生として、夜、お子さんが寝たあとなど、ご自身の予定にあわせてWEBデザイナーとして弊社のホームページもつくっていただいたり、他にも営業をしてくださる方、文章が得意な方、前職でイベントの企画をされていた方など、英語以外のスキルも活かして活躍してもらっています。
社内で「こんなことができないかな?」ということが持ち上がると、私はあの先生とこの先生が協力すればできるかなというのを考えてお願いしたり、幼稚園や保育園での英語の講師としてのお仕事も、お母さん方は、朝、とにかく忙しい。お子さんを送り出して、この幼稚園に行ってもらうには、この先生ならこの時間の電車に乗れるとか、そこまで把握しています。
でもお子さんの進学や進級にともなって予定も変わっていくので、この先生がこのスケジュールで動けるのはあと1年とか、この4月からお子さんは小学生だから、午後は◯時くらいまでは大丈夫かな、とか、そういうことも考えながら相談したり、お願いしたりしています。
ー 先生方は会社的にはどのような立場になるんですか?
講師として登録いただき、ご都合のよい時間のお仕事を紹介させていただいています。お子さんもいつまでも幼児ではないので、時期がくれば私のようにフルタイム職務へのシフトを考える先生もいらっしゃるかなと思っています。今のように講師の間に当社商品や社風を知ったうえでフルタイム勤務へソフトランディングができる環境は、会社にとっても働く側にとってもリスクを軽減できるいい方法だと思っています。
ー 阿部さんのお子さんはもうすぐ5歳。今の阿部さんの働き方は?
弊社は9時30分〜17時30分が就業時間です。9時じゃなくて9時30分、18時じゃなくて17時30分、この30分がとても助かります。最初はアルバイトで午前中だけお仕事をさせてもらっていたのですが、週3回フルで働きませんか、というお話をいただいたとき、この時間帯ならできるかなと思いました。
4月から新しく「アンジー&トニー おやこdeえいご」がスタート!
親御さんが一番の英語の先生、親子で学び、使う英語の楽しさを!
ー 園以外でも「Super 2nd STREET(スーパーセカンドストリート)大宮日進店」では毎週水曜日に子どもたちに英語を教えていたり、今後、そのような施設は増えていきますか?
2017年4月から、幼児向け英語スクール「アンジー&トニー おやこdeえいご」をはじめます。商業施設や店舗の空きスペースをお借りして開講する親子で参加する英語スクールで、まずは、50ヵ所での開講を目指しています。
親子参加は親御さんにとって少々ハードルが高いかもしれませんが、これは「アンジー&トニー」に共通する、“お子さんに英語を教えるのは身近な人が一番”という考えからです。スクールで一緒に学び、家でもやっていただきたいんです。
このスクールは2歳から小学校低学年までの親子10組程度を対象に行ないます。子育てしているママにとって、子どもを誰かに預けたいという気持ちは、私も娘を育てているのでよくわかります。でも、この時期に一緒に英語を学ぶことはとても大きな意味があります。一緒に勉強して、それを家でも楽しんで、歌って踊ってほしい。幼児期は短く、この時期は一緒に勉強しやすいですから。
「アンジー&トニー」は幼児対象のコンテンツなので、そんなに難しい英語を使うわけではありませんが、シリーズ1〜3まで終われば、そこそこ難しいことができるようになります。“Go straight. and turn right.” と外国人の方に道案内したり、旅行のときによく使う英語を話す、理解するくらいの実力は身に付くと思います。
■ 次ページでは、とっても気になる!英語の先生の自分の子どもへの英語教育!
【関連インタビュー】「アンジー&トニー」に込めた想い、幼児英語プログラム「アンジー&トニー」監修・小田眞幸先生インタビュー!
商業施設や店舗の空スペースを利用し、講師を派遣してレッスンを行なう、親子を対象とした幼児向け英語スクール。2歳から小学校低学年までを対象とし、レッスン後も自宅でリズムや歌にあわせ親子で簡単に英語に親しめる内容の授業が特長。毎日話すということを重視し、幼児の生活に密着した、日常で使うフレーズを集めている。
幼児〜児童を対象とした英語教育イベントを開催!
「アンジー&トニー おやこdeえいご 〜Happy Easter(ハッピーイースター)」
2017年3月31日(金) 八重洲ブックセンター本店 8階ギャラリー
・1回目 15:10〜15:40
・2回目 16:00〜16:30
※イベント終了後、店内各所に隠した宝物を見つける「親子deエッグハント」も実施します。
参加資格:1階インフォメーションカウンターにてお子さまお一人につき500円分の図書カードをお求めいただき、当日ご掲示下さい。
参加定員:各回30名(申し込み先着順)
対象年齢:2歳〜小学校2年生のお子さまと保護者
申込方法:電話(TEL:03-3281-8201)もしくは店頭にて申し込み
主催:八重洲ブックセンター
協賛:ブリタニカ・ジャパン
阿部麻衣(あべまい)
ブリタニカ・ジャパン株式会社 幼児英語教育事業部 チーフトレーナー。2015年4月入社。4歳の娘を持つ母親であり、自ら率先して育児と仕事の両立を実現しながら、スタッフや講師の指導にあたる。元国際線キャビンアテンダントだった経験を生かし、きめ細かな心配りと、常にスタッフや周囲の環境を尊重した対応でリーダーを務めている。
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