子どもたちに大人気! 書籍『フムフム、がってん! いきものビックリ仰天クイズ』著者

第32回 篠原かをりさん(学生作家・タレント)

昆虫や動物など、生き物についての圧倒的知識とユニークは発言で人気の慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科で動物の笑い声などを研究している学生作家の篠原かをりさんが、書籍『フムフム、がってん! いきものビックリ仰天クイズ』を上梓しました。高校時代、生物の偏差値が105!もあったという篠原さんに、書籍に込めた想いや昆虫や動物から学んだこと、勉強の方法などについてお伺いしました!(インタビュー:2018年8月16日(木) / TEXT:キッズイベント 高木秀明 PHOTO:松嶋愛)
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昆虫や動物など、生き物についての圧倒的知識とユニークな発言で人気の慶應義塾大学SFC研究所研究員で学生作家、女ムツゴロウという異名を持つ篠原かをりさんにインタビュー!高校時代、生物の偏差値が105もあったという篠原さんに、子供たちに何かに興味を持ってもらう方法、昆虫や動物から学んだこと、昆虫好きの仕事などについてお伺いしました!

小さいときにはダンゴムシを集めたり、夏にカブトムシやクワガタを飼うとか、動物も6歳のクリスマスにハムスター、小学4年生で犬が来て、ほかにはザリガニやカメなど、比較的普通。自分で買えるようになってから爆発したそうです

高校時代、生物の偏差値が “105!”
子どもに興味を持たせるには

ー 篠原かをりさんと言えば、高校時代の生物の偏差値が105もあったそうですね。どうやったら、そういう子どもになるんでしょうか?

興味を持つことで親から褒められていたのがよかったのかなと思います。うちの親は甘いというか単純なところがあって、私が図鑑を読んでいると、それを勉強あつかいして褒めてくれました。

弟が中学受験のときも、今日は歴史の勉強の代わりにゲームの「信長の野望」を1時間やったからセーフみたいな謎の部分もありましたが、なんでも褒めてくれる環境が、いろいろなことに興味を持って好きになるのはいいことなんだと思わせてくれて、そいういう癖がついたのかなって思います。

ー 興味を持ったことは、どのように調べたり覚えたり、何か工夫はしていますか?

子どものときは、やっぱり図鑑で調べることが多かったですね。テレビはほとんど観ませんでしたが、動物系の番組、「ディスカバリーチャンネル」とか「どうぶつ奇想天外!」はよく観ていていました。映像がないと子どもは飽きてしまいますね。

あとは、親がけっこう物知りだったのは大きいですね。一番最初の知識って、やっぱり親からだと思うので、親も一緒に勉強して共通の話題にできるというのが、子どもとしては一番楽しいのかなって思います。

大学に入ってからは本も読みますが、最近は論文が多いです。すぐにアップデートされるんですが、似たような本や論文でも、新しいものには常に新しい情報があります。

ー 論文は英語で書かれているものが多いですか?

英語が多いですね。英語は全然話せませんが、カテゴリさえ決めてしまえば、よく出てくる単語や言葉はわかるので、そんなに辛いことはないです。

TBSテレビの「新どうぶつ奇想天外!」でコスタリカに行ったときも、生き物という共通の話題があるので、外国の研究者の人が話していることはわかりました。でも虫の名前はわからないので、「その虫はメスは幼虫の形のままマユに留まって、オスだけガになってメスのもとを訪れますか?」みたいに生態についての質問をして、「それそれ!」となると、「あ、じゃあミノムシか」とか。

言語を超えた言語というか、共通の話題と知識があるので、そういう意味ではあまり困らないですし、逆に英語の論文を読むために少し英語ができるようになった部分もあります。やっぱりひとつを極めていくと、他の勉強も少しずつ底上げされるのかなって思います。

昆虫や動物など、生き物についての圧倒的知識とユニークな発言で人気の慶應義塾大学SFC研究所研究員で学生作家、女ムツゴロウという異名を持つ篠原かをりさんにインタビュー!高校時代、生物の偏差値が105もあったという篠原さんに、子供たちに何かに興味を持ってもらう方法、昆虫や動物から学んだこと、昆虫好きの仕事などについてお伺いしました!

共通の話題と知識があり、必要に迫られれば言葉の問題は比較的らくにクリアできそう。やはり、何かに興味を持って突き詰めることはとても大切。いろいろなことに興味を持つ子どもを育てるヒントを話してくれました

自分の弱さと強さを認識
計画性と、得意なことで乗り越える!

ー お父さんはとてもユニークな方のようですが、子育てに関して、親御さんは何かポリシーのようなものがあったでしょうか?

とにかく何でもやらせてくれたのと、母親も生き物を怖がらない人で、私が何を触っても嫌がりませんでした。父親はとにかくいろいろなところに連れて行ってくれました。そして、何を言っても肯定されてきたかな、というのはありますね。

ー 生物のようにできるものと、数学のようにできない科目との成績の差が激しかったですよね。そのことについても親御さんは何も言いませんでしたか?

中学からかなりヤバかったんですが、成績表をごまかしてました。だから母親は、ちょっと成績が悪いくらいなのに、なんで年度末になると毎回呼び出されるんだろうって不思議に思っていたみたいです。ちょっとぼんやりしたところのある人で、問題にならなかったのは、うまくごまかすことができていたからですね。父親はなんでもいいと思っていると思います。

母には大学に受かってからネタばらししましたが、いいことがあったあとだから「もういいよ」みたいな。いつもそういう綱渡りで、かろうじてここまで来たって感じです。

ー そういうたくましさは、どこで培われたのでしょうか?

数学があまりにもひどくて、この成績ではさすがにヤバいけど、勉強してもたぶん無理というか、机に向かうこともできなくて。でも研究者になるには、なんとか理数系ができる人に見せかけなきゃいけなくて、クイズと生物をしっかりやるしかないと、そういう計画を立てました。

勉強がダメでも、それに近い能力はいくつかあると思うんです。勉強って、ダメな人はがんばってもできないと思いますが、勉強以外の能力で補えばやっていけるというのは、父親から学んだ気がします。父は自分の欲求を通す圧力だけで世の中を渡っている感じなので、なんとかなるんだなって。

ー お父さんの背中を見てきたんですね。

タイプは似ていると思います。逆に弟は常識人で、反面教師にしたパターンと、そのまま踏襲したパターンって感じですね。

困ったところもありますが、父親なくして私はなかったと思います。こんな感じでもなんとかなるんだなという、人生なんとかなるパターンのひとつを見ていたので、苦手なことに無理矢理取り組んで克服するよりも、得意なことでなんとか乗り越えていこうという考えが身に付いたという感じですね。

昆虫や動物など、生き物についての圧倒的知識とユニークな発言で人気の慶應義塾大学SFC研究所研究員で学生作家、女ムツゴロウという異名を持つ篠原かをりさんにインタビュー!高校時代、生物の偏差値が105もあったという篠原さんに、子供たちに何かに興味を持ってもらう方法、昆虫や動物から学んだこと、昆虫好きの仕事などについてお伺いしました!

「自分のヤバさを自分だけは自覚していた」と篠原かをりさん。しかし現状を認識し、そこから計画を立てて実現してしまうのは、やはりすごい! お父さんもすばらしい!

誰もがカブトムシではないけれど
生き残っているのは “強さ” の証明

ー 昆虫の研究者の方からお話をお伺いすると、「子どもたちは昆虫から多くのことを学ぶことができる」とおっしゃいます。篠原さんが昆虫や動物、生き物から学んだことは、どんなことですか?

夏になるとカブトムシとクワガタどっちが強いかとか、昆虫の最強決定戦みたいな話がありますが、生き残っているということは、どんなに弱そうに見える昆虫でも、なんらかの強さを持っているんです。

だから自分はカブトムシやクワガタじゃないかもしれないけど、他の力でそれを上回ることができるかもしれないし、生き残っていけるかもしれない。多様性こそが強さなんだということを学びました。

昆虫や動物には人間では思いつかない常識はずれなところがあるんですが、常識を打ち破り、想定できない戦略で生き残っていくというのは、すごくかっこいい生き方だなと思っています。




ー 驚いた戦略にはどんなのがありますか?

ひたすら硬さに特化したクロカタゾウムシは針も刺さらないくらい硬いんですが、硬くし過ぎて飛べなくなりました。

アリジゴクは砂地に巣をつくってアリが罠にかかるのを待つんですが、アリがかからないときはどうするかというと、そのまま餓死します。座して死を待つ、ですね。でも下手に場所を変えるよりも、巣を構えた(覚悟を決めた)あとは運まかせというのは、人生にも通ずるなと思っています。その方法で一定数のアリジゴクが生き残っているので、それもひとつの正解なんですね。

スズメバチのように自分で獲物を狩りに行くタイプもいれば、アリジゴクのように運まかせでひたすら待つというのも、生存率は意外と変わらないなと。強くなるのも、待つのも戦略ですよね。

ー ひとつに決めたらコロコロ変えない方がいいんですか?

変えて成功するものもいるので、どっちでも、自分がそれでよかったと思えればいいんだと思います。

昆虫や動物など、生き物についての圧倒的知識とユニークな発言で人気の慶應義塾大学SFC研究所研究員で学生作家、女ムツゴロウという異名を持つ篠原かをりさんにインタビュー!高校時代、生物の偏差値が105もあったという篠原さんに、子供たちに何かに興味を持ってもらう方法、昆虫や動物から学んだこと、昆虫好きの仕事などについてお伺いしました!

生き物が生き残るための「驚いた戦略」の例を聞くと「子どもにも言える例を考えますね」と、一生懸命考えてくれましたが、実は大人向けの例も気になりました

飼いやすくて観察も楽しい昆虫が
生きた虫しか食べない “カマキリ”!?

ー 篠原さんの本を読んだり話を聞くと生き物を飼いたくなると思うんですが、子どもたちが飼いやすい、おすすめの生き物は何ですか? 飼いやすくて、観察しても楽しい昆虫がいたら教えてください。

飼いやすさというと圧倒的にカブトムシ、クワガタですよね。飼育用のものがたくさん売っていますから。ただ、飼っておもしろいなと思うのは、アリカマキリですね。比較的飼いやすいです。

アリは飼育キットも売っていて、巣の中が外から見えて楽しいです。カビが生えてしまうのでアリマニアの方は不満があるようですが、ひと夏ならそれでも十分だと思います。飼育キットは比較的簡単に自作できるので、そうすればずっと飼って何代にもわたって群れを維持することもできます。

カマキリは筆の毛先に牛乳を含ませたり、楊枝の先にヨーグルトをつけて食べさせることができるので、実は生きた虫をエサにしなくてもいいんですよ。

ー えっ! そうなんですか!?

それを発見したのが小学生なんです。脱皮に失敗したカマキリに水を与えたときに、水が飲めるなら牛乳も飲めて、タンパク質をとれれば生きられるだろうということでやってみたら、牛乳やヨーグルトをエサにできたそうです。

ー 牛乳がタンパク質だということに気づくところがすごいですね。カマキリは何回か飼ったことがありますが、やっぱり生きたエサが大変でした。

虫を食べているところはかわいいですが、安定して供給するのが大変なんですよね。でもカマキリが牛乳やヨーグルトを舐めているところを見ると、哺乳類的な愛着が湧いてきますよ。

チョウはスポーツドリンクがエサになりますよね。楊枝で丸まっているストローのような口吻をスッとのばしてスポーツドリンクに誘導してあげると飲みはじめます。でもカマキリはびっくりしました。やってみます。

昆虫や動物など、生き物についての圧倒的知識とユニークな発言で人気の慶應義塾大学SFC研究所研究員で学生作家、女ムツゴロウという異名を持つ篠原かをりさんにインタビュー!高校時代、生物の偏差値が105もあったという篠原さんに、子供たちに何かに興味を持ってもらう方法、昆虫や動物から学んだこと、昆虫好きの仕事などについてお伺いしました!

昆虫や動物、生き物に関する質問はもちろん、何を聞いても的確に、しかもおもしろかったり、人生訓のような真理も込めて答えてくれました。 そして少々気が早いですが、お子さんについてお伺いすると、「大量に育てたいと思っている」との答え。人間の生態について、新たな発見をしてくれるかもしれません

生き物好きの子どもたちの将来の仕事
研究することも対象も、尽きることなし

ー『サバイブ(SURVIVE) 強くなければ、生き残れない』という本で「フリックフラックスパイダー」というクモの動きが、将来、農業や海底での作業、火星探査機などへの応用も期待されていると書かれていましたが、「バイオミメティクス」にも興味がありますか?

今、研究していることとは少しジャンルが違うので、これから勉強するかどうかはちょっとわかりませんが、すごく好きな分野で、ロマンを感じます。

ー 昆虫好きの子どもたちが将来、昆虫で食べていくにはどんな道があるでしょうか?

今ちょうど、昆虫や動物に関する本がけっこう出ています。私もそうですが、最近のブームは研究者の方が書いた本というよりも、昆虫好きや動物好きが書いた本がたくさん出ているという印象があって、研究はしていなくても、自分の解釈を提供することで食べていくことができるのかなとは思っています。

以前は昆虫好きの人の就職先は殺虫剤の会社しかなくて、昆虫好きが一番、昆虫を殺すことになると言われていましたが、分子生物学などと組み合わせて昆虫食の研究をすれば昆虫と近いところにはいられるし、今あるものと何かを組み合わせて新しいものをつくっていければ、まだまだ可能性はあると思います。

毎年、「まだこんなヤツがいたんだ!」という新種が出てくるうえ、研究の技術も進歩しているので、いろいろなことがわかります。ウンカというバッタに似た跳躍力がすごい虫がいるんですが、数年前、その虫の幼虫の関節に歯車の構造があることがわかりました。それは義足やロボットに活かすことができると考えられています。

人間の歴史が続く限りは昆虫の歴史も続き、新しい昆虫も出てくるので、尽きることはないと思います。これからの子どもたちも安心して研究してほしいなと思います。

※ バイオミメティクス(biomimetics/生物模倣技術)
長い年月を経て進化した生物は優れた機能や体構造を持っており、そこからヒントを得たり、模倣することで新しい技術の開発やものづくりに活かそうとする科学技術。たとえば蚊の口吻を模した痛みの少ない注射針、チョウの構造色からの染料の必要ないさまざまな色のシート、シロアリの蟻塚から空調システムなど、すでに身のまわりで使われているものも多い。

ー 篠原さんの今後の夢、目標を教えてください。

研究も執筆も、話したりすることも、生き物のことを伝えていくうえで大切なことなので、全部をがんばっていれば、生き物のことをよりよく伝えられるかなって思っています。

人間も含めて生き物のことをおもしろく伝えることができたら、研究でも執筆でもなんでもできると思うので、とにかく好きなものを伝えるというのを、なんらかの形で続けていきたいと思っています。

【体験レポート・動画あり】動物作家・篠原かをりの “いきものミステリークイズ” オンラインイベントを開催! いきもの好き小学生100名が参加! 書籍『よし、わかった! いきものミステリークイズ』発売記念(2022年2月13日[日])!

【#子どもたちへ】篠原かをりさんのおすすめを紹介! 子どもたちへのメッセージも! 新型コロナウィルス感染症による臨時休校・外出自粛要請 支援企画

【プレゼント!】篠原かをりさん直筆サイン入り書籍『フムフム、がってん! いきものビックリ仰天クイズ』

【昆虫関連インタビュー】
・特別展「昆虫」監修者 野村周平先生
・クマムシ研究者 堀川大樹博士
・探検昆虫学者 西田賢司さん

昆虫や動物など、生き物についての圧倒的知識とユニークな発言で人気の慶應義塾大学SFC研究所研究員で学生作家、女ムツゴロウという異名を持つ篠原かをりさんにインタビュー!高校時代、生物の偏差値が105もあったという篠原さんに、子供たちに何かに興味を持ってもらう方法、昆虫や動物から学んだこと、昆虫好きの仕事などについてお伺いしました!

インタビューを記念して、篠原かをりさん直筆サイン入り書籍『フムフム、がってん! いきものビックリ仰天クイズ』をプレゼント!

インタビュー後記

何を聞いても的確に、かつおもしろく、本当にたくさんの話をしてくれました。興味深かったのは、子どものころ、図鑑を読んでいるだけで親御さんから褒められたというところ。親の関心やポジティブな声かけは、やはり子どもの心に響くのかなと感じました。

また篠原さんは「本などから得た知識を実際に見ることができると、とても楽しい」と言っていましたが、2018年8月25日(土)に放送された『FOOT×BRAIN』という番組の『究極のアスリートはこう育てろ…脳科学が教えるコツ!』で、16万人の脳画像をみてきた東北大学の脳のスペシャリスト瀧靖之教授が、まったく同じことを言っていて驚きました。

「能力を伸ばす鍵は “好奇心”。そしてそれを育むには、水族館に行った際に、魚について図鑑で事前に知っているのと、知らないのとでは、子どもたちの興味の示し方がまるで違う。図鑑で知ったうえで本物を見ることで、仮想と現実がつながり、世の中の広さ、奥深さに興味を持つようになる」

さらに瀧教授は「子どもと一緒に親が楽しむ姿を見せることで、子どもたちの興味や好奇心が育まれる」と続けました。

篠原さんも、「親も一緒に勉強して共通の話題にできるというのが、子どもとしては一番楽しいのかなって思います」と言っています。

16万人の脳画像をみて、脳のスペシャリストが導き出した答えと、篠原さんの環境と、実践してきたことがほぼ一緒。そしていまの篠原さんの状況を見ると‥‥、子育てのひとつのヒントが見えると思います。

しかし、極端であることって、やっぱりすごい。極端になれるのは、持って生まれたものなのか、それとも育めるものなのか?

篠原さんのこれからの活躍がとても楽しみです。ぜひまたお話聞かせてください。そして、子育てをするようになったら、人間の生態についても教えてください!

昆虫や動物など、生き物についての圧倒的知識とユニークな発言で人気の慶應義塾大学SFC研究所研究員で学生作家、女ムツゴロウという異名を持つ篠原かをりさんにインタビュー!高校時代、生物の偏差値が105もあったという篠原さんに、子供たちに何かに興味を持ってもらう方法、昆虫や動物から学んだこと、昆虫好きの仕事などについてお伺いしました!フムフム、がってん! いきものビックリ仰天クイズ
文藝春秋/1,100円+税

「なぜ動物園のゴリラはうんこを投げるのでしょう?」「タコの心臓はいくつあるでしょう?」「アブラゼミの名前の由来は?」などなど、身近にいたり、動物園、水族館、昆虫館で見られるいきものについての楽しいクイズがたくさん! クイズに答えて解説を読めば、いきものたちのびっくりするほどおもしろい雑学が自然と身につきます。「迷路」や「間違い探し」「かくし絵」など遊びの要素も盛り込まれ、オールカラーのかわいいイラスト満載で、子どもから大人まで一緒に楽しめます。

昆虫や動物など、生き物についての圧倒的知識とユニークな発言で人気の慶應義塾大学SFC研究所研究員で学生作家、女ムツゴロウという異名を持つ篠原かをりさんにインタビュー!高校時代、生物の偏差値が105もあったという篠原さんに、子供たちに何かに興味を持ってもらう方法、昆虫や動物から学んだこと、昆虫好きの仕事などについてお伺いしました!篠原かをり(しのはら かをり)
学生作家、タレント。1995年生まれ、慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科。第10回「出版甲子園」グランプリ受賞企画『恋する昆虫図鑑 ムシとヒトの恋愛戦略』で2015年に作家デビュー。「生物をこよなく愛する理系女子」として、ニッポン放送「篠原かをりのいきいきプラネット」ほか、テレビやラジオで活躍。『クイズプレゼンバラエティーQさま!!』など、クイズ番組にも多数出演。著書『LIFE 人間が知らない生き方』『サバイブ 強くなければ、生き残れない』(ともに麻生羽呂との共著)も話題。

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