子どもの “やる気” を研究して40年
個性を知り、宝石を見つけ、磨いてゆく
ー「やる気スイッチ」と言えば個別指導塾「スクールIE」が特に有名ですが、幼児の知育や英会話から小中学生のプログラミング教室、バイリンガル幼児園まで、実に7つものスクールブランドがあるんですね。
弊社は「スクールIE」から始まりましたが、保護者の皆様とともにお子様の成長に伴走する中で、幼児段階での教育のニーズがあり、また、お子様の可能性を拡げるために、知育、英語、スポーツ、プログラミングなど、さまざまな学びの選択肢を揃えてきました。どのスクールブランドも「やる気スイッチグループ」の理念をもとにプログラムを構築しています。
やる気スイッチグループ
https://www.yarukiswitch.jp
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ー 庭野所長は「やる気の科学研究所」で所長を務めていらっしゃいますが、「やる気の科学研究所」は、どのような活動をされているのでしょうか?
「やる気スイッチグループ」は40年ほど前に学習塾としてスタートしました。幸いなことに多くの方から支持をいただき、創業ブランドである個別指導塾「スクールIE」は1,000教室以上、グループ全体では国内外に1,900教室以上(2021年11月現在)にまで広がっています。また、知育と受験対策教室の「チャイルド・アイズ」やバイリンガル幼児園の「Kids Duo International」など、多種多様なブランドを展開し、幸いなことに、いずれもお客様の支持を得られております。
「やる気の科学研究所」は、我々のサービスがお客様の支持を得られている理由や、教室におけるベストプラクティスを改めて紐解くことで、どのブランドにも共通する、我々の強みや考え方を言葉にするところから活動を始めました。これを、やる気スイッチグループの指導プロセスとして体系化して「やる気理論」と名づけ、冊子にまとめて社内の共通財産としています。
たとえば、心理学の知見ではこうなっているからこういう指導メソッドにしよう、と考えるのではなく、あくまで教室現場での実践に基づいて指導メソッドをつくりあげていることが特徴です。もちろん、言葉にしてまとめて終わり、ではなく、現場の指導を踏まえてメソッドを磨き上げていくところであったり、我々のメソッドと学術理論との対応関係を明確にしたり、といった活動も行っています。
ー 実践しながら、子どもたちの “やる気” が出る理論を構築するんですね。
やる気スイッチグループの理念の中に「宝石を見つける」という言葉があります。宝石は最初からあの美しい姿形や輝きを持っているわけではありません。私たちは子どもたちの中に “これが宝石かもしれない” という原石を見つけ、磨いていくことで、それぞれを美しい宝石にすることをめざしています。
ー 宝石を見つけるために、どのようなことをされていますか?
宝石を見つけるには、その子の個性を知ることが大切です。そのため、たとえば個別指導塾の「スクールIE」では40年間にわたる経験をもとに開発した「個性診断テスト」を行っています。
「個性診断テスト」は心理学や統計学の知見だけでなく、こういうことをする子は、こういう個性がある、という今までの現場の経験を踏まえて質問をつくっている、弊社オリジナルの診断テストです。200問以上ある質問に答えることで、個性を細かく分析することが可能です。
そしてこの診断テストの結果をどのように使うか、これも日々の実践の中で磨き上げているものです。さらにこの診断テストは社員の採用のときにも応募者に受けていただき、自分の個性や良さを知り、常にその使いこなし方の精度を上げるようにしています。
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子どもの個性、趣味の合った講師をマッチング
教室が居心地のいい場所、第二の家になるように
ー「個性診断テスト」の結果をどう活用しているか、具体例があったら教えてください。
1つめの活用法は、褒めるポイントを可視化することです。たとえば、ひとつのことに集中できない、いわゆる飽きっぽい子は、裏を返すと、いろいろなことに興味がある、と言えます。このように人の個性は別の角度から見ると「褒めポイント」になっていることが多いです。「個性診断テスト」を受けていただくことで「褒めるタネ」をたくさん見つけることができますし、客観的なデータをもとに褒めポイントを可視化し、保護者様と共有することができるんですね。
2つめの活用法は、生徒と講師とのマッチングです。たとえば「スクールIE」では、「個性診断テスト」でハッキリとものを言う、自己主張が強い、と出ているお子様に対しては、受け入れる力の高い講師、穏やかなコミュニケーションをする講師をマッチングするようにしています。また、自己肯定感が低い、と出てくる子に対しても、受け入れる力が強く、自己肯定感が高い講師を担当にして、よく合う組み合わせにしています。
また「個性診断テスト」だけで個性を把握しているわけではなく、コミュニケーションにより個性を把握することも大事にしています。特に、好きなことや興味があることはその子の宝石につながることが多いので、深く掘り下げて聞くようにしています。生徒と講師とのマッチングについても、診断テストの結果を使うだけでなく、コミュニケーションによい影響があるように、生徒と趣味が同じ講師を選んだりすることもあります。
ー いろいろな観点から、そのお子さんにあった講師の方を選んでいるんですね。私が小さいときにもこのような塾があれば、もう少し “やる気” が出たかな? と思うと、今の子どもたちは幸せですね。
私も子どもの頃に出会えていれば、と思います(笑)。しかし我々が子どもの頃は、暮らしている中でいろいろな方との触れ合いがあったり、家と学校以外にもたくさん居場所がありました。今はそれが少なくなっていますし、特にこの2年間はコロナ禍でどこへも行けず、家庭の外におけるお子様の居場所が失われつつあることが心配です。
やる気スイッチグループでは以前から、教室や園が、子どもたちにとって安心できる場所になっているかをとても重要視しています。そのため担任ではない講師も含めて、教室や園全体で、子どもが安心を感じられるような場づくりをしています。
ー 勉強を教わる場というだけではなく、子どもたちにとって居心地がよく、いろいろな話ができる場なんですね。
そうですね。我々の教室や園が子どもたちにとっての「第二の家」でありたいと考えています。また、心理的安全性がある場所では自己肯定感が育まれやすいですし、自己肯定感があると “やる気” が出て、“やる気” が出ると勉強する、という好循環が生まれます。居心地がよい場所であるというのは、子どもたちのやる気スイッチを入れるためにも、とても大事なことなんですね。
“やる気スイッチ” を見つけ「自分力」を育む
VUCAの時代でも自分の人生を自分でデザイン
ー やる気スイッチグループでは「自分力」をとても大事にしています。「自分力」とはどのようなものでしょうか?
「自分力」は、自分の人生を自分でデザインできる力のことです。今はVUCA(ブーカ)※と言われる、新しい価値観や新しいルールが次々とつくられていく世の中になっています。もし突然、環境が激変したとしても、「自分力」があれば自分の強みと、それを活かせる環境を見つけて主体的に生き、自分の人生を自分でデザインすることができると考えています。
※VUCA(ブーカ):「Volatility:変動性」「Uncertainty:不確実性」「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」の頭文字を並べた造語。先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態のこと。
そのために大事なのが「目の前のことに本気になれること」「本気になった経験を積み重ねること」です。しかし、本気になる方法は人によってさまざま。たとえば誰かと競争することで本気になれる、好きな先生に喜んでもらうことで本気になれるなど、個々人によって異なっています。そのため、いろいろなことに本気で取り組むことを通して、自分がどのような条件で本気になれるのかを見つけていく。そうすることで自分の “やる気スイッチ” と、それを活かせる環境がわかり、結果として自分の人生をデザインできる、つまり「自分力」が発揮されている状態になると考えています。
ー 目の前のやらなければならないことは、必ずしも好きなことばかりではないですよね?
やりたくないことでも角度を変えてチャレンジすることで、おもしろがれる、やる気になれるポイントが見つかり、自分の “やる気スイッチ” がだんだんわかってきます。しかし同じことばかりをしていたら気がつきません。いろいろなことにチャレンジした結果、「あのときは “やる気スイッチ” が入ってたな」「自分はこういうときに “やる気スイッチ” が入るんだな」と、わかってきます。
私は「やる気の科学研究所」でさまざまな調査結果の数字を分析することが多々ありますし、これまでのキャリアでも、数字を分析する仕事に従事する機会が多くありました。しかし、中学生のときからずっと数学は大嫌いでした。まったくやる気にならなかったし、できるだけ触れたくなかった。
しかし30歳を過ぎてから事業を立て直したい、事業を伸ばしたいと目の前のことに本気になって、そのとき成果を出すために必要な分析を続けていった結果、自分は割と数字が得意だとわかりました。
ー 嫌いな数字に対して、なぜ本気になることができたのでしょうか?
「自分がやらないとまずい」という使命感ですね。そしてそれは、自分の “やる気スイッチ” だと気が付きました。学生の頃にわかっていたら、もっとよかったですが‥‥。加えて私の場合、「やります」と公言することでも “やる気スイッチ” が入ります。こうした自分の “やる気スイッチ” を使いこなせるように意識しています。
ー “自分を知る” ことがとても大事なんですね。そして年齢によってスイッチの入れ方が変わったり、増えたり、気が付いたりということもありそうですね。
1人でずっと考えれば自分のことがわかるということはなく、初めて会った方と話をしたり、いろいろな方との触れ合いの中で「自分ってこんなふうに考えているんだ」と気が付いて、自分というものがだんだん見えてきます。多様な他者とのやり取りの中で、徐々に自分というものが見つかっていくんですね。そのため英語学童「Kids Duo(キッズ デュオ)」では、異なる学年の生徒でクラスをつくり、さまざまな人との触れ合いを大切にしています。
子どもは “褒める” ことでやる気アップ
しかしつい怒ってしまう親のアンガーマネジメント
ー「自分力」を養うにあたり、家庭でのしつけや生活習慣もとても大事だと聞きました。家庭ではどのようなことをすると良いでしょうか?
お手伝いなど家庭の中での役割を与えて、それをちゃんとできたときに「ありがとう」とお礼を言うのは、小さなことですが、とても良いことだと考えています。子どもであっても家庭の中で「役割があり、役割を果たし、感謝される」という社会生活の基本的なサイクルを経験することができます。特別なことをする必要はないんです。
ー 「ありがとう」という言葉や、褒められることで子どもたちの “やる気” はアップします。親御さんたちの多くもそれは理解していますが、「ついガミガミしてしまう」「イライラして褒めることができない」と悩んでいます。親の感情のコントロール(アンガーマネジメント)はどうしたらいいでしょうか?
反射的に怒るのではなく、まずは「飲み込む」ということが大切です。口に出そうになったときに「飲み込む」ことで、自分がなぜ怒っているのかを振り返ることができます。
子育てでは、お子様に “こう育ってほしい” という想いがあります。たとえば勉強してほしいのにずっとゲームをしているとか、その姿を見るとイラッとしますが、自分の中のお子様に対する「こうあるべき」を振り返るきっかけになるので、まずは「飲み込む」ということを心がけるといいと思います。
そして「飲み込む」ことをやっていくうちに「こうあるべき」の優先順位が付いてきます。勉強しない、手伝いをしない、片付けをしないなど、怒りたくなる原因がいくつかある中で、1日1回だけは怒っていいと決めることで、自分が何を大切に思っているかがわかります。保護者様自身が怒りのポイントを知ることが重要です。
ー 「飲み込む」をした場合は、ただ怒るのを我慢するだけで、子どもの態度や行動については、そのままスルーしていいのでしょうか?
怒るのではなく、とってほしい行動を伝えるといいと思います。「怒る」というのも行動を変えてほしくて使う手段のひとつなので、怒る以外の手段で行動を変えてもらうようにします。たとえば、以前できていたことを褒めるとか。これは弊社の講師へのコーチングでも行なっています。
苦手なことは、子どもの好きなことにつなげる
“先生が好き” で “やる気スイッチ” が入る子も多い
ー 勉強が苦手、楽しさを見出せない子どもは、どのようにすれば嫌いなもの、苦手なものに “やる気” を出して自主的に取り組めるようになるでしょうか?
やる気スイッチグループでよくやっているのは、お子様の好きなものに勉強を関連づけることです。たとえば野球が好きなお子様でしたら、文章題の題材をすべて野球にしたり、時計の文章題が苦手な場合は、実生活で時計に触れる機会を増やし、勉強以外の側面から好きにしていくとか。好きなことと、やらなければならない対象とをうまく組み合わせることを大切にしています。
子どもに限らず大人も、人に言われなくてもやることは興味のあることなので、その人の “好き” を大事にすることを心がけています。
ー 個別指導塾「スクールIE」のように、お子さん一人ひとりに合ったものを提供していくんですね。
そのお子様の “好き” もありますが、実は “先生が好きだからがんばる” というのがけっこうあるんです。したがって講師や弊社スタッフが、お子様や親御さんに信頼していただける行動をすることを、ものすごく大事にしています。
ー 先生が好きで、教室に来ることも好きだと、そこが子どもたちの居場所にもなりますね。なかなか目標が見つからない、何をがんばっていいかわからないという場合も、“好き” に結びつけていくといいでしょうか?
“好き” に結びつける方法もそのひとつです。もうひとつは、思い入れの差はありますが、親や先生に言われたからというのも “目標” ではあります。たとえば「スクールIE」では、夢や目標を書く「夢シート」というツールを用意しています。そこに書いてあるのが、親に言われたから書いた「○△□中学校合格」でも、「中学に入ったら何をしたいの?」というふうに、とりあえず今ある目標を深掘りしていく中で、そのお子様がもっと思い入れを持てる目標に磨き上げたり、探したりしていきます。
仮の目標すらない場合でも、「暇なとき何してる?」などと聞いて、「ゲームしてる」と答えてくれたら、「そのゲームはXXXという会社がつくっていて、ゲームのプログラミングは数学と英語が大事だから、次の中間試験の数学と英語はこれくらいの点数をめざしてみない?」という話をしてみたり。
これは「スクールIE」での少し上の年齢のお子様に対しての事例です。もう少しお子様の年齢の低い英語学童の「Kids Duo」や小学生向け英語・英会話スクールの「WinBe」では、「My Dream Sheet」というツールを用意しています。そこに夢や目標を書くことによって、目標を立てて達成すること、それ自体が楽しいという体験を、小さい頃から継続的に味わってもらうようにしています。そうすることでチャレンジすること自体が楽しくなって、最終的に「自分力」につながると考えています。
自己肯定感アップには居場所が大切
成功の積み重ね、失敗とのバランス
ー 日本人は自己肯定感が低いという調査結果があります。“やる気” とも関係が深いと思いますが、自己肯定感を上げるにはどうしたらいいですか?
褒めることも自己肯定感の向上につながりますし、安心感、居場所があることも大事です。あとはお手伝いをするとか、約束を守るとか、そうした小さなことをしっかりやることで、自分はちゃんとできていると思い、自己肯定感が出てきますね。
ー 自己肯定感を上げるのに「小さな成功体験を積み重ねることが大切」とはよく聞きます。しかし最近は、子どもたちに失敗をさせないよう、親が先回りして失敗の芽を摘みすぎる、ということも言われています。「失敗から学ぶ」ことも必要だと思うのですが、そのバランスはどのようにお考えですか?
失敗には良い失敗と悪い失敗があると思っています。何でも正解を与えてしまう、成功することしかやらせない、先に成功の道筋を教えてしまうのは、お子様が自分で考える機会をなくしてしまうので、よくありません。うまくいかないことが起こったときに、それを乗り越える気力、対処法を考えることができなくなってしまいます。そのため、将来の成功のための考える機会としての失敗はいいと思っています。ただし、あまり大きなダメージを与えることは避けた方がいいですし、失敗した後のフォローも大切です。
今は中学受験が流行っていますが、やはりお子様によって向き不向きがあります。低年齢のお子様で、明らかに受験には向いていないのに毎週テストを受けさせ、結果が良くないと怒っちゃうとか、それはお子様に考える機会を与えているというよりも、かなり辛いことをやらせて自信を削いでしまっています。そういう失敗体験は良くないと思いますね。
行動から “やる気” が生まれる
コロナ禍でも生活習慣を崩さないことが大事
ー コロナ禍で子どもたちだけでなく大人もメンタルの不調を訴える方が増えています。このままコロナが落ち着くといいですが、海外では感染者が増えていて、まだまだ油断できません。第6波などに対する親御さんの心構えはありますか?
メンタルの不調は “やる気” にも関係します。大切なのは、“やる気” があるから行動するということももちろんありますが、行動するから “やる気” が出るということも確実にあるのです。
そのため生活習慣を崩さない、というのは大切なことですよね。たとえばリモート授業になってもパジャマでは受けない(笑)とか、変えざるを得ないところと、変えなくてもいいところをよく考えることが大事だと思います。
ー お手伝いなどはそのまま変えずに続けるのがいいですね。時間があればもう少し追加して、いつものリズムを崩さない、行動するということが大事なんですね。
たとえば「スクールIE」ではコロナ感染症が流行し始め、外出がままならなくなった頃、生徒の生活習慣が崩れないよう「朝ご飯食べた?」のような生活面のケアをしていることもありました。
ー コロナ禍でも「スクールIE」に通った生徒は多かったそうですね。
はい。オンライン授業だけでは勉強が続かない、オンライン授業が増えたことで改めて対面での個別指導の良さに気がついた、ということも大きいと考えています。
全世界の一人ひとりのやる気スイッチを入れていく
宝石が見つかったその先もフォローし続ける
ー 最後に、やる気の科学研究所の今後の目標を教えてください。
“やる気メソッド” を磨き上げ、多様なサービスとして具現化していくことで、弊社の理念実現をリードする組織でありたいと思っています。
EdTech(エドテック)でさまざまな学習が効率化されつつありますが、自分で目標を定めてチャレンジしたり、試行錯誤して計画を修正したりといった「学ぶ力」が育ちにくくなる危険性もあると考えています。また、苦手をつぶすための反復学習だけでは、自分が知らない “宝石” に気づく機会も減ってしまいます。
学びの効率化の中で見落とされがちなこうした観点は、私たちがずっと大事にしてきた部分です。その良さを失うことなく、テクノロジーの活用含めて、やる気スイッチグループのサービスに芯を通していくことが「やる気の科学研究所」の役割だと思っています。
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庭野 匠
株式会社やる気スイッチグループ やる気の科学研究所 所長。1980年千葉県生まれ。東京大学大学院人文社会系修士課程修了。教育にデジタルの要素が導入されつつある過渡期において学習支援サービスの立ち上げ、事業再生、新規事業開発などに従事。2019年、株式会社やる気スイッチグループに入社。現在は、やる気スイッチグループの指導メソッドの体系化・サービス装着・広報を担当。“やる気” についてのオウンドメディア『やる気ラボ』と、会員向けサービス『やる気スイッチプレミアムクラブ』も手掛けている。
やる気ラボ
https://www.yaruki-lab.jp
やる気スイッチプレミアムクラブ
https://www.yarukiswitch.club/login
インタビュー後記
“やる気スイッチ” が見つからなかった者として、自分が子どもの頃に、ここまできめ細かく対応してくれる塾に出会っていればなぁと、庭野所長のお話を聞いて思いました。そして、今の子どもたちはいいなと、羨ましく思いました。自分の未来について、ここまで一生懸命になってくれる人たちが、こんなにたくさんいるんだと、それがわかるだけでもとても心強いことです。そして、本気で取り組むことって、こんなに楽しいんだ、ということを実感できる場であると感じました。
「やる気スイッチ」では幼児から中学生までを対象としたスクールブランドが7つあり、そのすべてで「やる気の科学研究所」の「やる気メソッド」が取り入れられています。小学校でも授業が必修化したことで多くの親御さんが興味を持っているプログラミング教室も展開しており、実際にどのようなレッスンを行っているのか、拝見させていただきました。生徒とその親御さんからもお話を聞いているので、こちらもぜひご覧ください!
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