挫折したってあきらめずに夢を持ち、新たな目標に向かい努力していれば
思いがけないタイミング、意外な形で、夢が叶うときがある
ー ふたりはコンビという“仲間”だと思いますが、いてくれてよかったとか、「プレーンズ2」のようにお互いがお互いを“守り抜いた!”という経験はありますか?
近藤春菜さん:はるかさん、何かあるでしょうか?
箕輪はるかさん:守り抜いたことですよねぇ‥‥。守り抜く‥‥、守り抜くねぇ‥‥。
近藤春菜さん:“すっ”と出しなさいよ!
私はひとりでネタをやる勇気はないので、ハリセンボンとして、2人だからこそ前に出られるというか、そういうことは感じていますけど、はるかがこんなに質問に答えられないとは思っていなかったので、今ちょっと距離を感じました。
箕輪はるかさん:思いつかなかった。
近藤春菜さん:いやいや、何か出してくださいよ。
ー ダスティはレースに参加できなくなって、前作の『プレーンズ』でもスキッパーという飛行機にも同じような過去がありました。目指していたことに挫折してしまったときは、それをどう乗り越えましたか?
箕輪はるかさん:子どもの頃にサッカーをやっていて、すごく好きで、「なでしこジャパン」みたいになりたいと思っていました。試合で司令塔みたいなポジションをまかされたことがあって、活躍しようと思っていたんですが、指令の声が小さすぎて、すぐに交代させられてしまって、それでもうサッカーは無理だなぁと諦めました。それで、お笑いになろうかな、と。
近藤春菜さん:急に? そこに至る経緯を話してもらっていいですか?
箕輪はるかさん:そこで諦めて、今の自分にシフトしていきましたねぇ。
近藤春菜さん:中学生の頃からお笑い芸人になりたいと思っていたんですけど、その前の夢はディズニーリゾートで働くことだったんです。でも芸人という夢が叶って、ディズニーリゾートで働く夢は挫折ではありませんが叶わなくて、でも今こうやってお仕事をさせていただく中で、結果としてディズニーさんに関わる仕事をさせていただいています。夢とは違う道を歩んでも、その夢を持っていれば、いつか何かの形で叶うこともあるので、もし挫折というか、くじけてしまうことがあっても、あきらめずに夢を持ち続けていることは大切だなと、今回のお仕事でも感じましたね。
ー 今回の声優で、本業の芸人の部分を活かせたところはありましたか?
近藤春菜さん:笑わせる部分もあるので、そこは本業が役立ちましたね。バラエティという感じで活かせたと思います。お子さんも、お母さん方も、笑っていただけるんじゃないかなと思います。
箕輪はるかさん:パインコーンにもすごくお笑いの要素が‥‥、秘めたお笑いの要素があって‥‥。
近藤春菜さん:秘めちゃったんだ。
箕輪はるかさん:笑いがセリフに現れるような子ではないのですが、まわりと調和するという、そこはお笑いと共通しているんじゃないかなと思います。協調性ですね。
ー ハリセンボンみたいになりたいという子どもに、アドバイスをいただけますか?
近藤春菜さん:ちゃんと勉強はした方はいいよ。私は勉強が得意じゃなかったので、やっぱり言葉とか知っていた方がいいし。あと、恥ずかしくても前に出る勇気というか、先生のものまねとかやっておくと、けっこうすぐムードメーカーになれるよ、ということですかね(笑)。
箕輪はるかさん:そうですね。言えた立場じゃないんですが、友だちはつくっておいた方がいいんじゃないかなと思います。お笑いやりたい子って内気な子が多いと思うのですが、内気だからそれでいいやじゃなくて、やっぱり人と関わっていた方が、お笑いには活かせると思います。
近藤春菜さん:言ってることと実態が真逆ですけどね。
ー どうやったら友だちや仲間ができますか?
箕輪はるかさん:いやぁ‥‥、それはねぇ本当に私が知りたいです。
近藤春菜さん:いやいやいや。この『プレーンズ2』を観てとかでしょ(笑)。
箕輪はるかさん:そうですね。『プレーンズ2』を観て、仲間をつくる方法を学んでほしいなと(笑)。
ー 最後に『プレーンズ2』の見どころをお願いします。
近藤春菜さん:前回に引き続き、すごく楽しい作品になっていますが、今回はレスキューということで、勇気や仲間の大切さを感じられるようになっています。そして映像がとってもリアル。親子で楽しめますので、ぜひ劇場で、この迫力を体験してもらいたいですね。
箕輪はるかさん:働くクルマがこんなに観られる映画はないので、働くクルマ好きには、ぜひ観てもらいたいです!
【試写会レポート】ディズニー映画『プレーンズ』キッズイベント独占 親子試写会レポート!
【試写会レポート】ディズニー映画『プレーンズ2/ファイアー&レスキュー』キッズイベント独占 親子試写会レポート!
インタビュー後記
たとえ挫折したとしても、その夢を持ち続けていると、あるとき、少し違った形で実現することがあると話してくれた春菜さん。これは自分の経験からも、ちょっとわかります。思い続けつつ、新たな目標に向かってがんばっていると、どこからかご褒美が届くことがあるんですよね。
『プレーンズ2』で描かれている「仲間を絶対に守り抜く」ということは、家族にも当てはまります。実生活において映画ほど見応えのあるシチュエーションはなかなかありませんが(あったらそれはとっても大変なときなので、あまりない方が好ましいですが)、小さな約束をちゃんと守ったり、子どもに対しては、常にそういう姿勢を見せてあげたいものですね。
ハリセンボン
近藤春菜(写真左/ 1983年東京都生まれ)と箕輪はるか(写真右/ 1980年東京都生まれ)のお笑いコンビ。ともにNSC(吉本総合芸能学院)東京を卒業後、テレビ、舞台、CMなどで幅広く活躍。
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