2019年/日本/カラー
キャスト:芦田愛菜、石橋陽彩、浦上晟周、森崎ウィン、稲垣吾郎、蒼井 優、渡辺 徹、田中 泯、富司純子
監督:渡辺 歩
音楽:久石 譲
配給:東宝映像事業部
©2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会
あなたは “生命誕生の物語” を
目の当たりにする!
独特の線づかいと、その描画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介さん初の長編作「海獣の子供」(小学館IKKICOMIX刊)が映画化、2019年6月7日(金)に全国ロードショー!
「海獣の子供」は、自然世界への畏敬を下地に “14歳の少女” と “ジュゴンに育てられた2人の兄弟” とのひと夏の出逢いを、圧倒的な画力とミステリアスなストーリー展開によってエンターテインメントへと昇華させた海洋冒険譚の名作。
映画では、原作が持つ「海の中で感じる静けさと荒々しさ」や「海の匂い」を、スクリーンから溢れ出すほどの “映像” と “音楽” に詰め込み、観る者すべてを呑み込みます。
琉花の父は言った
「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」
自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花(るか)は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。
母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいたとき、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年 “海” と、その兄 “空” と出逢う。
地球の隅々から集う海の生物たち
“本番” に向けて海のすべてが移動する
明るく純真無垢な “海” と、何もかも見透かしたような怖さを秘めた “空” 。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。そして3人の出会いをきっかけに、地球上ではさまざまな現象が起こりはじめる。
夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動をはじめた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング” とともに海の生き物たちに「祭りの “本番” が近い」ことを伝えはじめる。
“海と空” が、これらの超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者も現れ、そんな2人を守る海洋学者のジムやアングラード、それぞれの思惑が交錯する。人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのだろうか!?
“海と空” はどこから来たのか? そして “本番” とは何か? これは、琉花が触れた生命(いのち)の物語。
芦田愛菜さん、石橋陽彩さん、浦上晟周さん
劇中キャラクターに近い等身大のキャスティング
主人公の琉花の声を務めるのは、テレビドラマ「Mother」で一躍その名を世間に知らしめ、その後ハリウッド作品などにも出演、直近では連続テレビ小説「まんぷく」史上最年少の “語り” を担当した、女優としての活躍の場を広げ続けている芦田愛菜さん。
そして不思議な兄弟のひとり、兄の “空” には、NHK大河ドラマ「真田丸」で真田幸村の嫡男・大助を好演し、舞台でも活躍する浦上晟周さん。弟の “海” には、映画『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの日本語吹き替えを演じ、その美声で注目を浴び続ける石橋陽彩さん。
さらに映画『レディ・プレイヤー1』にてスティーヴン・スピルバーグ監督にその才能を見出され、青年トシロウ役に抜擢された森崎ウィンさんと、劇中キャラクターの年齢に近い等身大のキャスティングが実現。
そんな彼らを支えるのは稲垣吾郎さん、蒼井 優さん、渡辺 徹さん、田中 泯さん、富司純子さんといった、個性を自由自在に共鳴させる実力派俳優陣が集結しました。
音楽を担うのは、今や日本にとどまらず世界的作曲家である映画音楽界の巨匠・久石 譲。長編アニメーション映画を手掛けるのは、スタジオジブリ制作の『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』以来6年ぶりとなる。危うくも濃密かつ深淵な作品世界に彩りを添える。
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