2019年/日本/カラー
監督・脚本:中村義洋
出演:堤真一、岡村隆史、濱田岳、横山裕、荒川良々、妻夫木聡、竹内結子、石原さとみほか
配給:松竹株式会社
©2019「決算!忠臣蔵」製作委員会
誰もが知る「忠臣蔵」の
誰にも言えない予算の話!
大石内蔵助が実際に残した決算書をもとに、討ち入り計画の実像をお金の面から描いた話題作! 東大教授・山本博文氏による『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)が原作の映画「決算!忠臣蔵」が2019年11月22日(金)全国ロードショー!
【映画レビュー】『決算!忠臣蔵』2019年11月22日(金)全国ロードショー!
日本の冬の代名詞として、これまで「忠臣蔵」にまつわる映像作品はゆうに300を超えるが、討ち入りするのに実は、超、お金がかかることを描いた作品は史上初。
討ち入りするには、超お金がかかる!
上限予算は9500万。これは、亡くなった主君・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の妻・瑤泉院(ようぜんいん)から預かったお金と、お城の余り金を必死でかき集めたもの。これを使って主君の仇を討つ、現代に置き換えると一大プロジェクトの総予算。赤穂浪士たちの真のミッションは、“予算内に討ち入ること” だった!
だが、藩士たちの日々の生活費(食費や家賃)、江戸までの往復旅費、討ち入りするための武具などなど、数えあげたらキリがないほど、お金はどんどん出ていくばかり。しっかり節約する人もいれば、自分だけはいいやと無駄遣いをする人もいて、プロジェクトは超難航! お金が足りずに、やる気満々の浪士たちのリストラも余儀なくされる。
一大プロジェクト【仇討ち】を、無事に【決算】させるため、節約やリストラなど、彼らが数々の困難に右往左往する様は、これが本当に300年も前の話なのか? と思うほど、現代で働く私たちと共通点が満載!
堤真一&岡村隆史W主演!
大石内蔵助に堤真一、内蔵助を支える貧乏なそろばん侍・矢頭長助に、時代劇初挑戦の岡村隆史がW主演!
その他、濱田岳、横山裕、荒川良々、妻夫木聡、竹内結子、石原さとみ、西村まさ彦、橋本良亮(A.B.C Z)、寺脇康文と、日本を代表する豪華俳優陣に加え、お笑い界からは西川きよし、桂文珍、木村祐一、村上ショージ、板尾創路というレジェンド級のキャストがまさかの参戦!
笑って泣けて、これまでにない切り口、これまでに見たことのない豪華キャストが出演する「決算!忠臣蔵」。この冬絶対に観るべき1本として早くも話題沸騰!
江戸時代の優良企業倒産事件
いつの時代も物事を動かすのは空気感
元禄14(1701)年3月14日。事件が起こったのは江戸城・松の廊下。「濁った水を綺麗にする」ことを強く願う清廉潔白な赤穂藩藩主・浅野内匠頭は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介の態度に据え兼ね、斬りかかります。
通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、浅野家のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。突然藩主を亡くし、お家断絶となり、赤穂藩士たちは路頭に迷います。
要は江戸時代の優良企業倒産事件。現代に置き換えると、藩は会社、武士はサラリーマンということ。
筆頭家老・大石内蔵助(おおいしくらのすけ/堤真一)は、嘆く暇もなく、勘定方・矢頭長助(やとうちょうすけ/岡村隆史)の力を借り、ひたすらリストラに励む日々。その努力や幕府への取次も虚しく、お家再興の夢は断たれてしまいます。
それでも一向に討ち入る様子のない内蔵助。ですが、江戸の庶民たちは赤穂浪士たちによる吉良上野介への仇討を超熱望! いつの時代も物事を動かすのは、なんとなくの時代の空気感。それは現代でも変わりありません。
ただそこで発覚した大変な事実。なんと、討ち入りするにも予算が必要。その上限は9500万!!!
討ち入るのか討ち入らないのか、迷っているうちに予算はどんどん減っていく。でも世間の空気的に仇討しないと絶対にまずい! どうする大石内蔵助!? 予算の都合でチャンスは1回。果たして彼らは【予算内】で、一大プロジェクト【仇討】を、無事に【決算】することができるのか!?
こんな忠臣蔵見たことない! 涙と笑いの予算達成エンタテインメント!
【映画レビュー】『決算!忠臣蔵』2019年11月22日(金)全国ロードショー!
記事が役に立ったという方はご支援くださいますと幸いです。上のボタンからOFUSE経由で寄付が可能です。コンテンツ充実のために活用させていただきます。