2018年/スウェーデン=デンマーク/123分/カラー/
監督・脚本:ペアニレ・フィシャー・クリステンセン
出演:アルバ・アウグスト、マリア・ボネヴィー、マグヌス・クレッペル、ヘンリク・ラファエルセン、トリーネ・ディアホム
配給・宣伝:ミモザフィルムズ
レイティング:PG12
© Nordisk Film Production AB / Avanti Film AB. All rights reserved.
世界中で愛される児童文学作家の
知られざる半生と名作誕生のルーツに迫る!
「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「ロッタちゃん」の著者でスウェーデンを代表する児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンの若き日々を描いた伝記映画『リンドグレーン』が、2019年12月7日(土)より岩波ホールほか全国公開します。字幕監修は、リンドグレーン作品を手がけてきた北欧文学翻訳家の菱木晃子さん。
母国スウェーデンのみならず日本を含め世界中で愛され読み継がれている児童文学作家、アストリッド・リンドグレーン。数々の著作は全世界100か国以上で翻訳され、世界中の子どもたちに大いなる影響を与え続けてきた。
本国スウェーデンでは紙幣になるほどの存在だが、実のところ、リンドグレーンの若き日々を知る人は少ない。どんな経験や環境が、あれほどの名作の数々を生み出す力と才能を花開かせたのか、映画『リンドグレーン』では、リンドグレーンの人生でもっとも激動といえる若かりし日々を描いた。
自由奔放な少女アストリッドが
伝説の作家リンドグレーンになるまで
兄弟姉妹とスウェーデンのスモーランド地方の自然の中で伸び伸びと育ったアストリッドは、思春期を迎え、より広い世界や社会へ目が向きはじめる。
教会の土地で農業を営む信仰に厚い家庭で育ちながら、“率直で自由奔放” な彼女は、次第に教会の教えや倫理観、保守的な田舎のしきたりや男女の扱いの違いに息苦しさを覚え始めていた。
そんな折、文才を見込まれ地方新聞社で働き始めた彼女は、才能を開花させはじめる。しかしその矢先、アストリッドの人生は、予期せぬ方向へと進んでいく…。
スウェーデン、デンマークを中心とした
北欧の才能が集結!
監督・脚本は、長編監督デビュー作『A SOAP』(2006年)が、ベルリン国際映画祭で銀熊賞および最優秀新人作品賞に輝いたペアニレ・フィシャー・クリステンセン。敬愛するリンドグレーンを “私を形作った人” と呼ぶほどのあくなき探求心で描いた。
田舎町でのびのびと育ったおてんばな少女から、息子のために奮闘するシングルマザーへと見事な変身を演じ切ったのは、巨匠ビレ・アウグスト監督の娘で、本作での演技が絶賛された新星アルバ・アウグスト。
その他にも、『ヴェラの祈り』(2014年)のマリア・ボネヴィーや、『未来を生きる君たちへ』(2010年)などのトリーネ・ディアホム、『テルマ』(2018年)のヘンリク・ラファエルセンなど、日本でも馴染みのある名俳優たちが顔を揃える。
スウェーデン、デンマークを中心に北欧の才能が集結し、アストリッド・リンドグレーンの知られざる半生と名作誕生のルーツに迫った感動作が誕生!
なぜアストリッドは、もっとも革新的で影響力のある作家になりえたのか!?
記事が役に立ったという方はご支援くださいますと幸いです。上のボタンからOFUSE経由で寄付が可能です。コンテンツ充実のために活用させていただきます。