2020年/日本/カラー
原作:重松 清「ステップ」(中公文庫)
監督・脚本・編集:飯塚 健
出演:山田孝之、田中里念、白鳥玉季、中野翠咲、伊藤沙莉、川栄李奈、広末涼子、余 貴美子、國村 隼 ほか
配給:エイベックス・ピクチャーズ
©2020映画『ステップ』製作委員会
重松清 原作、山田孝之、初のシングルファザー役!
亡き妻を想い、男手ひとつで娘を育てる10年間
「とんび」「流星ワゴン」など、大切なものを失った家族が再生していく姿を描いてきた小説家・重松 清。その温かな眼差しゆえに映像化のオファーも絶えない中、連載終了から約10年の時を経て、累計発行部数8.5万部を超える「ステップ」が満を辞して映画化! 映画『ステップ』が2020年7月17日(金)全国公開!
【映画レビュー】『ステップ』2020年7月17日(金)全国ロードショー!
残されたものたちが
新たな一歩を踏み出す物語
結婚3年目、30歳という若さで妻に先立たれた健一。妻の父母は、美紀を引き取ろうかと言ってくれたが、健一は自分の手で育てることに決める。妻と暮らした、妻の気配があたりまえのように漂う家で。
始まったのは残された僕と娘、そして天国にいる妻との新しい生活。保育園から小学校卒業まで、さまざまな壁にぶつかりながらも、前を向いてゆっくりと “家族” への階段を上る。泣いて笑って、少しすずつ前へ。
亡き妻を想い続け不器用ながらも一歩一歩、ゆっくりと歩んでいく「のこされた人」の10年間の足跡は、誰もが心の奥底にある “家族” や “命” に関する経験を刺激し、共感を呼び、胸を打つ。
山田孝之の新境地!
豪華俳優陣が集結、織り成すアンサンブル!
主演を務めるのは、数々の映画やテレビドラマなどへ出演し、実力、個性、人気ともに群を抜く存在感を放つ山田孝之。久しぶりに実年齢とも重なる等身大の男性、しかも初のシングルファザー役で、娘を育てながら自身も成長していく様を体現。
亡き妻への想いから男手ひとつで娘を育てることを決断し10年間歩み続ける役は、「(撮影は)とっても大変な1ヵ月間だった」とコメントしている。
そんな主人公・健一や娘・美紀を温かい眼差しで応援する登場人物には、豪華俳優陣が集結! 健一をまるで血の繋がった実の息子のように見守り、“本当の家族とは” ということを身をもって伝えていく義父に國村 隼。夫とともに、健一と美紀をやさしくサポートする義母を余 貴美子が熱演。
健一が悩みを相談する同僚役には、意外にも山田とは初共演となる広末涼子。さらに娘・美紀が通う保育園の先生役に伊藤沙莉、亡き妻・朋子の面影があるカフェの店員役を川栄李奈が演じる。
そして健一の娘・美紀役は、オーディションで選ばれた中野翠咲、白鳥玉季、田中里念が2歳~12歳までの3つの年代を演じるほか、岩松了、日高七海、角田晃広、片岡礼子など個性豊かな共演陣が物語を彩る。
監督は『虹色デイズ』『笑う招き猫』『大人ドロップ』などを手がけた飯塚 健。山田孝之とは『荒川アンダー ザ ブリッジ THEMOVIE』(2012年公開)、「REPLAY&DESTROY」(2015年/TBS)以来、本作が3度目のタッグとなる。
企画を温めるうちにいつしか健一の年齢に追いついていた山田にこの役を託し、単なるシングルファザーと父娘の一時的な奮闘記ではなく、妻の面影とともに家族を築いていく一人の男の生き様を長い目で見つめたドラマとして作り上げた。
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