2020年/アメリカ/カラー
監督:ルパート・グールド
キャスト:レネー・ゼルウィガー、フィン・ウィットロック、ルーファス・シーウェル、ジェシー・バックリー、マイケル・ガンボン ほか
配給:ギャガ
©Pathé Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019
伝説のミュージカル女優の
“感動と慟哭の実話”
ハリウッド黄金期を象徴する映画『オズの魔法使』(1939年)で、17歳にして一躍スターダムを駆け上がり、その波瀾万丈の人生と圧倒的なステージパフォーマンスで伝説のミュージカル女優として知られるジュディ・ガーランド。47歳で急逝する半年前のロンドン公演の日々を鮮烈に描いた映画『ジュディ 虹の彼方に』が、2020年3月6日(金)に全国公開!
レネー・ゼルウィガーの
魂のステージに全米が絶賛の嵐!
主演を務めるのは、「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズで女性からの絶大な支持を集めたオスカー女優 レネー・ゼルウィガー。彼女自身ジュディの大ファンだったこと、そして本作の舞台となる1969年当時のジュディとレネーの実年齢が同じという奇跡も重なり、リハーサルのさらに1年前から歌や仕草、パフォーマンスなどのトレーニングをはじめ、自ら劇中歌を全曲歌唱する魂のパフォーマンスで2020年1月6日(月)に開催された第77回ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞「ドラマ部門」を勝ち取った。同賞受賞は、2003年の『シカゴ』以来17年ぶりとなる。
『オズの魔法使』ではじまった波乱の人生
魂の「オーバー・ザ・レインボー」感動と慟哭の実話
物語は1968年、ミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨していたジュディが、度重なる遅刻や無断欠勤により、映画出演のオファーも途絶え、巡業ショーで生計を立てているところからはじまる。
住む家もなく借金も膨らんでいくばかりで、どん底に立たされたジュディは幼い娘と息子と暮らす幸せな生活のため、起死回生を賭けてロンドン公演に旅立つ。
ジュディが見てきた希望と絶望、全身で味わった歓喜と痛み、そのすべてが聴く者の心の奥深くに届く、ラスト7分の「オーバー・ザ・レインボー」。その歌詞の本当の意味に打ちのめされ、客席との間に生まれた奇跡に慟哭する!
キャストには『ラ・ラ・ランド』(2016年)のフィン・ウィットロック、2019年エミー賞を席巻したドラマ「チェルノブイリ」にも出演しているジェシー・バックリー、「ハリー・ポッター」シリーズのダンブルドア役で知られるマイケル・ガンボンなど、多彩な演技派キャストが集結!
ブラッド・ピット製作総指揮の『トゥルー・ストーリー』(2015年)で評価され、ベン・ウィショー主演のドラマ「嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン~/リチャード二世」(2012年)も手掛けたルパート・グールドがメガホンをとる。
ジュディ・ガーランド
1922年6月10日生まれ、1969年6月22日没、享年47。『オズの魔法使』(1939年)で若くしてスターの仲間入りを果たし、2019年に公開されたレディ・ガガとブラッドリー・クーパーのコンビが世界中に旋風をもたらした『アリー/スター誕生』(2018年)の1954年版リメイク『スタア誕生』でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、ハリウッド黄金期を支えた。
日本で認知度が低いのは、彼女の出演作や音楽アルバムのほとんどが未公開・未発売であるのが理由だが、アメリカやイギリスでは未だに根強い人気を誇る。他の追随を許さない圧倒的な演技力とステージパフォーマンスを披露し、プライベートでは5回の結婚、フランク・シナトラなどの数多くのビッグネームとも浮名を流しトップスターとして頂点を極める。
しかし、その一方では少女時代から受けていた映画スタジオによる興奮剤などの薬物コントロールが原因で、不眠症をはじめとしたさまざまな不調に悩まされた。47歳で薬物の過剰摂取により波乱に満ちた生涯を閉じる。
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