消えゆく生きものたちを守りたい!
ナショジオ写真家による絶滅危惧動物の絵本
2018年6月にナショナル ジオグラフィックの児童書シリーズ「ナショナル ジオグラフィック キッズ」が創刊! その第1弾として『ずっと ずっと かぞく』が発売されました。
世界中で発行され、自然や動物、科学、歴史などさまざまな分野において、写真を中心に新たな発見や注目の世界情勢までを取り扱っている「ナショナル ジオグラフィック」(以下、ナショジオ)。アメリカでは教養のある家庭のシンボルとして広く読まれており、親子や夫婦の会話の素材として、高い人気と信頼を得ています。そのナショジオから、ついに日本でも児童書シリーズが創刊されました。
その第1弾となるのが『ずっと ずっと かぞく』という、ナショジオの写真家ジョエル・サートレイが撮影した絶滅危惧動物のポートレートを集めた写真絵本。大小さまざまな生きものの写真が収められており、さらに詩人アーサー・ビナードの言葉が添えられています。
子どもたちがこの本を手に取ることで、絶滅の危機に瀕する生きものの姿や生態を知り、さらにこの地球上から私たちの “家族” である彼らが消えつつあることに関心を持つことができるでしょう。本書は未来の世代に絶滅危惧動物たちの「いま」を伝えてくれます。
本文は小さな子どもも楽しめる詩の絵本となっており、巻末の解説はもう少し大きな子や大人も楽しめる内容となっています。またジョエル・サートレイおよびアーサー・ビナードによるあとがきは、両者の動物を思う強い気持ちが伝わってきます。
「ナショナル ジオグラフィック キッズ」の創刊と、その第1弾絵本『ずっと ずっと かぞく』の発売を記念して、抽選で3名様に絵本『ずっと ずっと かぞく』をプレゼント!
【インタビュー】ナショナル ジオグラフィック日本版 編集長 大塚茂夫さん
ずっと ずっと かぞく
ジョエル・サートレイ(写真)/アーサー・ビナード(文)
2018年6月23日発売 1,800 円+税/48P/対象:4才〜
もし 森で ばったり あったら どうする?
きみの みみには ちきゅうの こえが きこえるかい?
子どもたちがはじめて出会う、動物保護をうたう絵本を、ナショジオの写真家と、詩人アーサー・ビナードが贈る。
あのナショナル ジオグラフィックから、ついに日本でも児童書シリーズが創刊! 本書はナショジオの写真家ジョエル・サートレイが撮影した絶滅危惧動物のポートレートを集めた写真絵本。詩人アーサー・ビナードの言葉が、生きものたちと子どもたちとの対話をやさしく促します。彼らの目を覗きこみ、彼らの声に耳を傾けてみよう。この世界から “家族” が消えつつあることに、きっともう、無関心ではいられなくなるはずです。
ジョエル・サートレイ(写真)
アメリカ、ネブラスカ州に住む写真家、動物保護活動家、ナショナル ジオグラフィック協会会員。新聞や雑誌、テレビなどさまざまなメディアに写真を提供しているほか、動物や写真についての本も多く執筆している。2005年に始まり、彼のライフワークとなったフォト・アークに収められた動物たちは、2018年6月現在、8,000種を超える。
アーサー・ビナード(文)
アメリカ、ミシガン州生まれの詩人。1990年、大学卒業と同時に来日し、日本語での詩作を始める。詩集『釣り上げては』(思潮社)で中原中也賞、『日本語ぽこりぽこり』(小学館)で講談社エッセイ賞、『さがしています』(童心社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。絵本の翻訳も多く手掛けるほか、ラジオや講演会でのトークにも幅広いファンを持つ。2017年には、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。
フォト・アーク
世界の動物園・保護施設で飼育されている1万3,000種の動物をすべて写真で記録するプロジェクト。写真家のジョエル・サートレイが中心となって立ち上げ、動物の姿を記録し発表することで、絶滅の危機にある動物への関心をもってもらい、また未来の世代に動物の姿を伝えることを目的としている。サートレイは撮影のために25年を費やす予定で、2018年6月現在、8000種を超える生きものがフォト・アークに集められている。
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