圧倒的なボリューム!
ボウイにエスコートされているかのような体験型展示もユニーク
ファンにとっては待ちに待った「DAVID BOWIE is」(デヴィッド・ボウイ・イズ)。その期待を裏切らない展示物の数々は、オリジナルのステージ衣装や手書きの歌詞など300点以上、初めて公開される貴重なものも多数展示されていました。
さらに会場に入ると手渡されるヘッドホンからは、それぞれの展示に対応した音楽やボウイのコメント、関係者のインタビューが流れ、まるでボウイにエスコートされているような体験を味わえます。
以前からのファンも新しいファンも楽しめる展覧会
同展はボウイの50年におよぶ創作活動を一堂に見られるものとなっています。誰もが一度は目にしたことのあるきらびやかな衣装など、スターになってからのものが多数を占めていますが、苦労していた10代の頃にアイデアを綴ったスケッチやデザインも展示し、アーティストとしてのボウイの原点、そしてどのようにボウイが形成されていったのか、そのプロセスを見ることができます。
ボウイも最初からスターだったわけではなく、デヴィッド・ロバート・ジョーンズ(ボウイの本名)という少年が試行錯誤しながらボウイというアーティストをつくりあげていたことがよくわかり、そこに共感を覚えるとともに、真似のできないすごさも感じました。同展のどこに一番シビれるかは、ボウイにハマった時期によって異なると思いますが、観る方の数だけそのポイントがある展覧会となっています。
長くボウイを追い続けた方にも新しい発見があり、これから知っていく方々にはボウイの魅力を楽しめることはもちろん、ボウイの音楽や哲学を知ったことで、毎日が少し豊かになると思います。同展は東京・品川の寺田倉庫 G1ビルで、2017年1月8日(日)〜4月9日(日)まで開催。
【イベント紹介】「DAVID BOWIE is(デヴィッド・ボウイ・イズ)」開催概要
【映画紹介】大回顧展「DAVID BOWIE is」のドキュメンタリー映画「デヴィッド・ボウイ・イズ」が、2017年1月7日(土)より全国の映画館で再上映中!
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