圧倒的なボリューム!
ボウイにエスコートされているかのような体験型展示もユニーク
ファンにとっては待ちに待った「DAVID BOWIE is」(デヴィッド・ボウイ・イズ)。その期待を裏切らない展示物の数々は、オリジナルのステージ衣装や手書きの歌詞など300点以上、初めて公開される貴重なものも多数展示されていました。
さらに会場に入ると手渡されるヘッドホンからは、それぞれの展示に対応した音楽やボウイのコメント、関係者のインタビューが流れ、まるでボウイにエスコートされているような体験を味わえます。

ロンドンのヴィクトリア & アルバート博物館のキュレーターで「DAVID BOWIE is」の監修を務めたVictoria Broackes(ヴィクトリア・ブロークス/写真中央)さんとGeoffrey Marsh(ジェフリー・マーシュ/写真左)さんは、同展の大きな見所のひとつを「ボウイの哲学」と紹介。ボウイは「誰もがなりたい人間になれる」ということを伝え続けていた

「DAVID BOWIE is」日本展オフィシャルサポーターの、女優・二階堂ふみさん。デヴィッド・ボウイの大ファンで、「ずっと追いかけ続けたい憧れの男性」とのこと(写真:有賀幹夫)
以前からのファンも新しいファンも楽しめる展覧会
同展はボウイの50年におよぶ創作活動を一堂に見られるものとなっています。誰もが一度は目にしたことのあるきらびやかな衣装など、スターになってからのものが多数を占めていますが、苦労していた10代の頃にアイデアを綴ったスケッチやデザインも展示し、アーティストとしてのボウイの原点、そしてどのようにボウイが形成されていったのか、そのプロセスを見ることができます。
ボウイも最初からスターだったわけではなく、デヴィッド・ロバート・ジョーンズ(ボウイの本名)という少年が試行錯誤しながらボウイというアーティストをつくりあげていたことがよくわかり、そこに共感を覚えるとともに、真似のできないすごさも感じました。同展のどこに一番シビれるかは、ボウイにハマった時期によって異なると思いますが、観る方の数だけそのポイントがある展覧会となっています。
長くボウイを追い続けた方にも新しい発見があり、これから知っていく方々にはボウイの魅力を楽しめることはもちろん、ボウイの音楽や哲学を知ったことで、毎日が少し豊かになると思います。同展は東京・品川の寺田倉庫 G1ビルで、2017年1月8日(日)〜4月9日(日)まで開催。
【イベント紹介】「DAVID BOWIE is(デヴィッド・ボウイ・イズ)」開催概要
【映画紹介】大回顧展「DAVID BOWIE is」のドキュメンタリー映画「デヴィッド・ボウイ・イズ」が、2017年1月7日(土)より全国の映画館で再上映中!

会場入ってすぐのところに展示されている「ストライプド ボディスーツ」。1973年の「アラジン・セイン・ツアー」のため、山本寛斎氏がデザイン

苦労していた10代の頃にアイデアを綴ったスケッチやデザインも展示

スタンリー・キューブリック監督映画『2001年宇宙の旅』に触発されて生まれた1969年のヒット作「Space Oddity(スペース・オディティ)」

「スターマン」の衣装と「トップ・オブ・ザ・ポップス」の映像

1972年〜73年にかけて行われた「ジギー・スターダスト・ツアー」で披露された、山本寛斎氏がデザインしたボディスーツ

日本の歌舞伎からもインスピレーションを得ていたボウイ。歌舞伎の化粧法や早変わりのテクニックをライブパフォーマンスに取り入れていた

山本寛斎氏がデザインした漢字柄のマント。「デビッド・ボウイ」も漢字になっている

アレキサンダー・マックイーンと共同でデザインしたユニオン・ジャック柄のコート

ボウイ自らが描いた三島由紀夫の肖像画(写真左)も展示

日本のオリジナル展示には、映画「戦場のメリークリスマス」で共演した北野武氏、坂本龍一氏の撮りおろしインタビューも上映。北野武氏が「映画の神様が降りてきた」というシーンも紹介
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