車窓から見えるレゴの塔にドキドキ!
名古屋駅からあおなみ線で約25分。終点の「金城ふ頭」駅に着くと、進行方向右手の車窓からカラフルな塔が見えてくる。塔のてっぺんには「LEGO」の旗。そこにはどんな世界が待ち受けているのか、想像すると否が応にも気分が盛り上がってきました。
「金城ふ頭」駅から「レゴランド」までは徒歩約10分。小さなお子さんの足では15分以上はかかりそう。駅の高架デッキを渡り、「レゴランド」のオープンにあわせて整備中の商業施設「メイカーズピア」を通ると「レゴランド」のカラフルなエントランスが現れます。
エントランスを入ると出迎えてくれるのは、大きな赤い恐竜。もちろんすべてレゴでできています。その奥には、さきほど電車から見えた塔「オブザベーション・タワー」、左右の建物もすべてカラフルなレゴの配色。レゴが好きな子どもたちにとっては、今まで遊んでいたレゴの世界に小さくなって足を踏み入れたかのような、まさに夢で見た国のように感じられることでしょう。
まずは塔からレゴランドの全景を見てみよう!
「レゴランド」の広さは、およそ東京ドーム2.8個分※。7つのエリアにわかれ、40を超える乗り物、ショー、アトラクションが楽しめます。どこから見たらいいものか? まずは高いところから全景を見てみることにしました。
■ 7つのエリア「ファクトリー」「ブリックトピア」「アドベンチャー」「ナイト・キングダム」「パイレーツ・ショア」「ミニランド」「レゴ・シティ」について、詳しくはこちら
電車からも見えた塔は、「ブリックトピア」というエリア内にある、高さ約50メートルの「オブザベーション・タワー」。円形のゴンドラが回転しながら上昇・下降し、レゴランド全体を見ることができます。乗車時間は約5分。上昇下降も回転もゆっくりなので、高いところが苦手でなければ、小さなお子さんはもちろん、おじいちゃん、おばあちゃんも安心して乗れそうです。
※2017年4月1日(土)にオープンするのは13ヘクタールのうちの9ヘクタール。残りは2019年に着工、2021年に完成予定。
ファラオの盗まれた宝物を探せ!
海や陸の古代遺跡を探険!
「オブザベーション・タワー」から各エリアの位置やアトラクションが把握できたので、気になる乗り物から乗ったり見たりすることにしました。まず最初は「アドベンチャー」エリアにある「サブマリン・アドベンチャー」。潜水艦に乗り込んで実際に水中に潜り、レゴでつくられた古代遺跡や本物の海の生き物が見られるアトラクションです。
実はこれ、2017年3月14日(火)にレゴ認定プロビルダー 三井淳平さんのインタビューをさせていただいたとき、その場にいらっしゃった担当の方からおすすめしていただいたもので、楽しみにしていたアトラクションのひとつなんです。
【インタビュー】レゴ®認定プロビルダー 三井淳平さんが、子どもたちへレゴ上達のアドバイス!
海底ということで潜水艦に乗るまでのウェイティングスペースもかなり暗め。雰囲気はあるけれど、小さいお子さんが怖がらないかはちょっと心配。潜水艦は鮮やかなイエローサブマリン。乗艦時もゆっくり動いているし、階段がちょっと急なのでしっかり手すりにつかまり足元に気をつけて艦内に入ったら、おすすめの席は丸い窓のある前方右側。潜水艦は右回りに回遊し、その中に古代遺跡がつくられているため、前方に座れなくても左側より右側の方がより楽しめます。
カラフルなレゴに負けないくらい色鮮やかな海の生き物たち。「なんの魚だろう?」と思ったら、窓の上に魚を紹介しているパネルがあります。潜水艦内も暗く、決して広くないけれど、明るい海中に魚たち、そしてレゴの遺跡と、そちらに興味津々で、怖さは忘れていると思います。
レゴでつくった名古屋城も!
1千万個以上のレゴで日本の名所を再現!
次に見たのは、「アドベンチャー」エリアの隣にある「ミニランド」。プレスプレビューの前日にようやく完成したそうで、初お披露目となりました。
東京、大阪、京都、そして名古屋の景色や町並みを、なんと1,049万6,352個のレゴ ブロックで再現! 制作は延べ50万時間にもおよんだそうです。すべてレゴでつくられていることにも驚きますが、遊び心満載でつくられていて、細かいところもチェックすると、思わぬ発見に頬が緩みます。
ちょっと濡れるのは覚悟のうえ、水鉄砲で海賊たちと大暴れ!
ドラゴンに乗って空を駆ける!
「ミニランド」で小さな世界を楽しんだら、次はスケール大きく「パイレーツ・ショア」で海賊と戦うために大海原へ! 船に乗って水の出る大砲で海賊たちと大決戦! 攻撃もされるので、水に濡れる覚悟と用意が必要です。
「パイレーツ・ショア」の奥には、中世をイメージしたエリア「ナイト・キングダム」があります。ここにはドラゴンが住むお城があり、そのドラゴンに乗れちゃうんです! そう、ドラゴンの形をしたジェットコースター、その名も「ザ・ドラゴン」。「ザ・ドラゴン」は厳しいかな、という小さなお子さんには、ドラゴンを模したミニ・ローラーコースター「ドラゴン・アプレンティス」も用意されています。
こんな町に住んでみたい!
子どもたちの夢の町、レゴ シティ
「レゴ シティ」は、その名のとおりレゴの町。映画館や消防署、警察署、ドライビングスクールやエアポート、ゲームセンター、レゴ ショップなどが軒を連ねています。
子どもたちだけでなく、家族一丸となって楽しめそうなのが「レスキュー・アカデミー」。消防車に乗り込み燃えている建物の火を消して戻ってくるのですが、消防車の動力はふたりが交互に押し込む手押しポンプ。6台ある消防車にそれぞれの家族が乗り込んだら一斉にスタート、どの消防車が一番に戻ってくるか、デッドヒートが繰り広げられるそうです。ポンプは意外と重たく、けっこうな運動になりますよ。
レゴ ブロックができるまでを見学!
エントランス右手にあるエリアが「ファクトリー」。ここではレゴ ブロックができるまでの工場見学や、アジア最大級のレゴ ショップがあります。車いすやベビーカーのレンタルもできるので、必要な方はまずここに立ち寄ってから「レゴランド」を楽しみましょう!
激しい乗り物はちょっと苦手な小さなお子さんに!
今後の目玉のひとつになりそうな「ロボティック・プレイセンター」も!
最後はレゴでできたメリーゴーランドやコーヒーカップのような乗り物をはじめ、「レゴ ニンジャゴー」をテーマにしたライブショー、大きなサイズのデュプロ・ブロックやレゴ ブロックで自由に遊べるスペース、レゴ ブロックのワークショップも開催しているのが「ブリックトピア」。「オブザベーション・タワー」もこのエリアにあります。
激しい乗り物にはまだ乗れないお子さんや、たくさんのレゴ ブロックで遊んだり、つくり方を学びたいお子さんにはぴったりです。さらに、モーターやコンピューターを搭載した最先端のレゴ ブロックでできたロボット「レゴ マインドストーム」でプログラミングを学べる「ロボティック・プレイセンター」もここ。プレスプレビューのときにはまだ見られなかったのがとても残念でしたが、楽しみながらプログラミングを学ぶことができる、人気の施設になりそう。楽しめるだけではなく、将来役に立つ知識を学べるところには、単なるテーマパークではない、「レゴランド」の新しい可能性を感じます。
これからの展開も期待大!
「レゴランド」のアトラクションはだいたい5分程度で終了するとともに、それほど激しくありません。アトラクションにスリルを求めていると少々物足りないかもしれませんが、それは「レゴランド」の対象年齢が2〜12歳と、他のテーマパークと比べ低年齢層だから。しかし、そのおかげで、激しい乗り物が苦手なおじいちゃん、おばあちゃんも、孫と一緒に乗り物を楽しんだり、孫が楽しんでいる姿を間近で楽しめそうです。
またレゴが大好きな子どもたちにとっては、園内のさまざまなレゴでつくられたオブジェ、世界観、そしてレゴで遊べるスペースやレゴの腕を磨けるワークショップは、とても魅力的でしょう。ますますレゴが好きになる仕掛けも盛りだくさんです。
さらにワークショップや「ロボティック・プレイセンター」は、年間パスポートで頻繁に行ける人にとっては、とても恵まれた環境になりそうです。10年もしたら、「レゴランド」でプログラミングを学んだ子どもたちが、AIやロボットの開発などで活躍しているかもしれません。
■ 次ページは「レゴランド」7つのエリアの紹介とそれぞれの空中写真、料金について!
■ レゴランド ジャパン
【映画紹介】「レゴ®バットマン ザ・ムービー」
【試写会レポート】「レゴ®バットマン ザ・ムービー」キッズイベント親子試写会
【イベント情報】レゴ®バットマンGO!!GO!!フェスタ(デックス東京ビーチ)
【インタビュー】レゴ®認定プロビルダー 三井淳平さんが、子どもたちへレゴ上達のアドバイス!
【映画レビュー】「レゴ®バットマン ザ・ムービー」(日本語吹替版/2D)
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