2017年8月11日(祝・金)全国ロードショー!
スパイダーマン:ホームカミング
2017年/アメリカ/カラー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.
鑑賞日:2017年8月4日(金)
TEXT:キッズイベント 高木秀明
子どもたちにとっての等身大ヒーロー
スパイダーマン新シリーズ!
「スパイダーマン」と「アベンジャーズ」の夢の共演が、いよいよ本格的に実現する。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に本格参入し、新シリーズとして展開するその第1作が『スパイダーマン:ホームカミング』。アイアンマンとの競演はもちろん、スパイダーマンが15歳の高校生というのも話題になっている、注目の作品だ。
活躍が認められアベンジャーズの一員になることが夢の高校生ピーター・パーカー。トニー・スタークにもらったスパイダーマンスーツに身を包み、放課後、部活のノリで街の平和を守っている。ある日、不穏な影がニューヨークを危機に陥れる。「アベンジャーズに任せておけ」と言うスタークの忠告も聞かずに、ピーターはひとり敵を倒しに行くのだが‥‥。
ヒーローとして認めてもらいたいという、ときに空回りするくらいのハリキリぶり、真っすぐさがとても初々しい。こういう夢に向かってワクワクする気持ち、一途ゆえの無鉄砲な感じは、親御さんなら自身の過去、そしてお子さんとも重ねあわせることができるかもしれない。そんな少年がさまざまな壁や葛藤、そして敵とも戦いながら大人へ、そしてヒーローへの第一歩を踏み出す。誰もが知っているヒーローの、しかし新たな誕生の瞬間に立ち会える。そして成長していく彼を見守るひとりになるだろう。
トム・ホランドはピーター・パーカーの、そしてスパイダーマンのそんな成長をみずみずしい演技で見せてくれる。さらにスパイダーマンの敵・バルチャーを演じているマイケル・キートンがとにかく素晴らしい! 対峙したときの凄みは固唾を呑むほどの緊迫感が漂う。そしてそれぞれの正しさが激しくぶつかる。しかしマイケル・キートンと言えば、過去には「バットマン」を演じていた。ヴィランとして「スパイダーマン」に出演していることもとても興味深い。
アクションはもちろん、人間ドラマ、学園ドラマの要素も楽しめる『スパイダーマン:ホームカミング』。小学中学年くらいからなら一緒に楽しめそう。また主人公と同年代の中学・高校生にとっては、彼の気持ちを誰よりもリアルに感じ、共感できるだろう。はじめて観る『スパイダーマン』映画、アベンジャーズシリーズ、そして夏休み映画としてもおすすめの1本だ。(キッズイベント 高木秀明)
【映画紹介・予告編】スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日(祝・金)全国ロードショー!
この映画、子どもと一緒に楽しめる?
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