2018年1月19日(金)全国ロードショー!
ジオストーム
2018年/アメリカ/カラー
配給:ワーナー・ブラザース映画
© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., SKYDANCE PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
鑑賞日:2017年12月7日(木)
TEXT:キッズイベント 高木秀明
地球規模の同時多発災害が発生!
『インデペンデンス・デイ』の制作チームが集結!
地球を襲う度重なる異常気象に対処すべく、世界はひとつになって “気象コントロール衛星” を開発、全世界の天気を完璧に管理することに成功し、災害は過去のものとなっていた。
しかし運用から3年が経とうとしていたある日、突如衛星が暴走をはじめ、香港の地底からはマグマが噴出、リオデジャネイロでは常夏の海が寒波により一瞬で氷結、東京・銀座には直径5メートル級の巨大な雹が振り注ぐなど、世界各地で想像を絶する災害が発生、このままでは地球規模の同時多発災害 “ジオストーム” が起こり、人類は滅亡の危機に追い込まれる!
主人公となるアメリカの科学技術者、ジェラルド・バトラー演じるジェイクは衛星の暴走を止めるべく宇宙へと飛び立ち、地上に残る弟とともに地球の危機に立ち向かう。
監督は1996年のメガヒット・ムービー、“宇宙からの侵略” をテーマとしたSF超大作『インデペンデンス・デイ』の製作・脚本を担当したディーン・デヴリン。主演のジェラルド・バトラーはじめ、同映画の制作チームが集結した。
子どもとも楽しめそうな
宇宙を舞台にしたパニックムービー
天気を完全にコントロールするという近未来。しかし、どれだけ科学技術が進歩しても、人間の本質は変わらない。AIの進化やロケット、医療、巨大建造物を見ても思うことだが、人間って本当にすごい。しかしとても愚かで、でも(希望も込めて)素晴らしい。愚かだからこそ素晴らしさを感じられるのかもしれないが、我欲という愚かさはこの先も手放すことはできないのだろうかと考えさせられる。試写を観たのはジョン・レノンの命日の前日。名曲「Imagine」は、残念ながら、これからも人々の心に響き続けるのだろう。
迫力たっぷりの自然災害のCGは起こりうる未来を見ているかのよう。本格的な宇宙ものと比べるとリアルさやシリアスさに欠けるが、それは逆にわかりやすさでもあり、宇宙を舞台にしたパニックムービーとして子どもも楽しめそう。ラブシーン的なものも軽めのが一瞬あるくらい。誰を信じるべきなのか、親子、兄弟、パートナーとの信頼も描かれている。
クライマックスに向け目は画面に釘付けになっていく。特にアンディ・ガルシア演じるアメリカ大統領を警護するサラを演じたアビー・コーニッシュはとてもクールで女のコは憧れそう。ジェイクの娘を演じたタリタ・ベイトマンにも心を動かされた。個人的にはエド・ハリスの活躍も嬉しく、どちらかというと主人公兄弟よりも、脇を固めた役者たちがとても光っていた。
【映画紹介・予告編】2018年1月19日(金)全国ロードショー! ジオストーム
この映画、子どもと一緒に楽しめる?
最新映画をネタバレなしで紹介!
映画レビュー トップページへ
記事が役に立ったという方はご支援くださいますと幸いです。上のボタンからOFUSE経由で寄付が可能です。コンテンツ充実のために活用させていただきます。