1973年から毎年開催の童話賞
2017年は11,896編が集まり入賞者が表彰!
石油などのエネルギーを扱うJXTGホールディングス株式会社は、1973年から毎年「心のふれあい」をテーマにした童話を募集する「JXTG童話賞」を開催しています。
これまでの応募総数は約35万通を超え、2017年の「第48回JXTG童話賞」では11,896編(一般の部:9,089編、中学生の部:1,270編、小学生以下の部:1,537編)の作品が集まりました。
今回は児童文学者の西本鶏介先生、童話作家の立原えりか先生、角野栄子先生、女優・エッセイストの中井貴惠さん、絵本作家の宮西達也先生、児童文学作家の薫くみこ先生の6名とJXTG童話賞選考委員会により厳正かつ慎重な審査が行なわれ、各部門の最優秀賞、優秀賞、佳作が決定。2017年12月15日(金)、計18編の入賞者を表彰する「第48回JXTG童話賞授賞式」が、マンダリンオリエンタル東京で開催されました。
入賞作品は1冊の童話集に
売上金は子どもたちのために活用
入賞した18編は1冊の童話集「童話の花束」にまとめられ、全国の教育機関や児童福祉施設、里親家庭などに寄贈されます。
さらにJXTGグループ各社とその役員・従業員にチャリティー販売を行なうとともに、系列サービスステーションを運営する特約店および系列のLPガス特約店に購入していただき、その売上金のすべてを「JXTG奨学助成制度」の運営資金として全国社会福祉協議会に寄付します。この寄付金は、児童福祉施設等で暮らす子どもたちが大学や専門学校へ進学する際の入学支度金として活用されています。
読んだり書いたり、読み聞かせをしたり、童話の楽しみ方はさまざまですが、すべてに共通しているのは、そこに “心のふれあい” があること。年齢や性別に関係なく、作者と読者、読む人と聞く人それぞれの間で言葉が媒介となり、想いが交わされます。童話は人と人を結ぶ、大切なコミュニケーションツールなのです。
2018年は3月から「第49回JXTG童話賞」の作品応募を開始する予定。絵本や童話に興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
オフィシャルサイト:http://www.jxtg-group.co.jp/hanataba/
【各部門の最優秀受賞者からのコメント】 ※受賞者一覧はこちら
◎小学生以下の部 最優秀賞「ひまわりのお母さん」小川桃葉さん(東京都)
「最初に受賞を知らされたときは夢じゃないかと目を疑いましたが、時が経つにつれて、私の作品を認めてくださった方がいるのだなと思い、その方たちに感謝の気持ちでいっぱいです」
◎中学生の部 最優秀賞「夏びん」小梛清香さん(千葉県)
「すごく驚いたけどうれしかったです。昔から本が好きなので、文章も書いていました。懐かしくてさみしいけど、優しい物語が書きたいなと思いました。田んぼやラムネのびんなどはすごく懐かしい感じがして好きなので、テーマにして書こうと思いました。これからも童話を書くことを続けていきたいです」
◎一般の部 最優秀賞「ガリヴァーの歌」小林弘尚さん(広島県)
「幸運にも最高の評価をいただいた拙作を、セピア色の記憶と創作のなかで生き続けるガリバー(ガリヴァー)と、二十年来癌と戦いながら、僕の書く童話を楽しみにしてくれていた亡き父に捧げます。ありがとうございました」
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