“死者の国” だけど怖くない
“家族の絆” を描くファンタジー・アドベンチャー
春らしい暖かさに恵まれたこともあり、ほとんどの当選者の方にご参加いただいた『リメンバー・ミー』の親子試写会。開場前から多くの親子の方々にお集まりいただき、作品の人気の高さが伺えました。
『リメンバー・ミー』は “死者の国” を舞台にするという、ピクサー作品の中でも類を見ない作品。ガイコツなども出てくるためお子さんが怖がらないかという心配がありましたが、たくさんの方からご応募をいただくとともに、試写後の感想からもそれは杞憂に終わりました。カラフルでこんなにも美しい “死者の国” なら「行ってみたい!」という言葉を、たくさんのお子さんたちからいただきました。
本作の主人公は音楽が大好きなギター少年ミゲル。彼の家には「音楽禁止」の厳しい掟があり、ギターを弾くどころか、家で音楽を聴くこともできません。ミュージシャンという夢をあきらめきれないミゲルは、ふとしたきっかけで “死者の国” に迷い込み、ミゲルの一族に隠された驚くべき “秘密” を知ることに。果たしてその秘密とは? そしてミゲルはもとの世界に戻れるのか?
子どもたちも大満足
おもしろかったし、感動した!
アンケートにお答えいただいたのは56名(うち3名は詳細不明のため除外)。そのうちお子さんは10歳前後が中心となる33名でした。
・男の子:16名
(6歳:1名/8歳:2名/9歳:3名/10歳:7名/11歳:2名/15歳:1名)
・女の子:17名
(7歳:1名/8歳:1名/9歳:6名/10歳:3名/11歳:5名/12歳:1名)
子どもたちの感想のベスト3は以下の通り。(※複数回答可)
・男の子
① おもしろかった:11票
② 感動した:9票
③ 音楽がすき:6票
・女の子
① 感動した:14票
② おもしろかった:10票
③ たのしかった:10票
女の子の方が感動の割合が高く、男の子は音楽にも興味を持ったようです(女の子の「音楽がすき」は5票)。それはコメントにも表れていました。
すごくよくて、とても泣く映画だと思った。(8歳 女の子)
家族は大事だと思った。(9歳 男の子)
ふつう、最後に感動して泣くのに、最初も最後も途中も感動した。(9歳 女の子)
ガイコツやいろいろな動物のような生き物が出てきておもしろかった。(10歳 男の子)
初めてガイコツの出てくる映画を観ましたが、これからもカラフルなガイコツが出てくる映画をつくってください。(10歳 女の子)
音楽の「リメンバー・ミー」がよかった。おもしろい映画かなと思ったけど感動した。(10歳 男の子)
家族の大切さがよくわかる良い作品だった。(10歳 男の子)
死の世界がカラフルで楽しそうだった。(11歳 女の子)
生きている人に忘れられたら消えてしまうところが感動しました。(11歳 女の子)
映像がカラフルでたくさんの音楽があったのでおもしろかった。(15歳 男の子)
子どもと一緒に観るからこそ
感動もより大きなものに
親御さん方の感想も「感動した」が1番多く、ほとんどの方からご回答いただきました。
・女性(15名中)
① 感動した:14票
② 音楽が良かった:8票
③ また観たい:7票
・男性(5名中)
① 感動した:4票
② 音楽が良かった:2票
③ また観たい:2票
そして、お子さんと一緒に観て良かったと思うところに「家族の絆を感じられるから」と答えたのが女性11票、男性5票と、『リメンバー・ミー』は大人も子どもも楽しめて感動でき、親子で観るのに最適なことが、アンケートからもわかりました。
とても感動した。今はいないおじいちゃんを思い出しました。もう一度観たいです。(30代 女性)
久しぶりに感動しました。子どもも同じところで涙しているときには、ちょっと嬉しい気持ちになりました。(30代 女性)
映像がきれいで、一気に物語の中に引き込まれました。何の予習もせずに観たのですが、ストーリーもおもしろくて、想像していなかった展開になって最後まで飽きなかった。音楽の力ってすごいなと思いました。自分もその曲を聴いていたときの心境やまわりの風景など、鮮明に思い出せるので。(30代 女性)
家族の絆が感じられ、とても良かった。意外な展開もありおもしろかった。(40代 男性)
映画を観て泣くことはあまりないが、久々に涙が出てきた。それほど感動しました。映像と音楽がマッチしていてとても引き込まれました。特に死者の国の映像が素敵でした。大人でも楽しめる映画だと思います。(40代 女性)
お盆にお墓参りする意味を理解してくれたかな?(40代 男性)
娘はすすり泣きしながら観ていた。小さい子どもでも家族の絆を考えさせられる素敵な映画だと思います。手を握りながら観ていました。(40代 女性)
祖父母と離れて暮らしているので、日常的にはなかなかイメージを持って生活できていないが、この映画を観て家族の広がりやつながりを、少し感じることができたのでは、と思う。(40代 男性)
死ぬことや、忘れられることの悲しさが伝わったと思う。(40代 女性)
家族がいる幸せを感じられた。(40代 女性)
歌や音楽の持つ力(人と人とをつなぐ力)を感じました。ミゲルと同じくらいの年の息子と観たので、感情移入しやすかった。(40代 女性)
家族の大切さ、亡くなった方を思い出す
観賞後もずっと温かな余韻の残る作品
いただいたアンケートには、亡くなったご家族への想いもたくさん綴られていました。『リメンバー・ミー』がたくさんの人の心を打つのは、どこのご家族にも肉親との悲しい別れがあり、誰もが伝え切れなかった想いを抱えているからなのでしょう。
泣けて感動する作品ですが、子どもたちから「おもしろかった」という感想もある通り、明るく楽しいシーンもたくさん。特にミゲルとガイコツのヘクターが「ウン・ポコ・ロコ」を歌うシーンは大人気。『リメンバー・ミー』は、歌もすごくいいんです! ミゲルの一族に隠された秘密に迫るサスペンスもあり、自分のなかにあるさまざまな感情がたくさん引き出されます。『リメンバー・ミー』は、この春、家族で楽しむおすすめの1本です!
【映画紹介・予告編】2018年3月16日(金)公開! ディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』
【映画レビュー】ディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』
記事が役に立ったという方はご支援くださいますと幸いです。上のボタンからOFUSE経由で寄付が可能です。コンテンツ充実のために活用させていただきます。