ベルーガの驚くべき能力を体感!
その愛らしい姿にもメロメロ
鴨川シーワールド(千葉県鴨川市)はベルーガ(シロイルカ)の展示施設「マリンシアター」を2018年3月16日(金)にリニューアルオープン! 進化したベルーガのパフォーマンスからは、ベルーガの持つ驚きの能力、可愛らしさを楽しめます。
イルカ類はヒトと同じように目で見て物体を識別していますが、暗い海の中では頭部から発した超音波による「エコロケーション(反響定位)」で物の位置や材質などを判断しています。しかし、ベルーガの発する超音波は私たちには聞こえません。
今回の新たなパフォーマンスは、ソニーPCL株式会社協力のもと、ベルーガの発する “音” や “超音波” をリアルタイムにビジュアライズ(可視化)し、彼らがその音や音波で何をしているかを、私たちにも体感として理解できるように見せてくれます。
たとえば、目隠しをしたベルーガの前に2つのリングが設置され、見事2つの輪くぐりを成功させます。このとき発せられた “超音波” は水槽上部のモニターに波形として表示されます。また同様にして物の材質を見分ける様子も見ることができます。
エコロケーションには人には聞こえない「クリックス」や「パルス」と呼ばれる高い周波数(100kHz〜200kHz)の音が使われますが、仲間に自分の意思や名前代わりとなる個体独自の情報を伝えるときに使われる「ホイッスル」は、人にも聞こえる20kHz付近の周波数を使っています。ベルーガは “海のカナリア” と呼ばれるほどきれいな声をしていて、その声もいろいろな形で楽しむことができます。
ベルーガ パフォーマンスはジャンプなどの派手なアクションはありませんが、イルカ類に備わる、私たちにはない能力をとてもわかりやすく見せてくれます。またとても人懐っこく、その愛らしい姿は、ずっと見続けていても飽きません。
彼らは、私たちが気が付かないだけで、もしかしたらずっと前から話しかけてくれているのかもしれません。鴨川シーワールドではこのシステムを使ってエコロケーションについてさらに調べ、データを蓄積することで、ベルーガの心の動きも理解しようとしています。つまりベルーガとの通訳機。その一端を体験できるベルーガ パフォーマンス、ぜひ一度見てみてください。今後このシステムから、生物学上の新たな発見もあるかもしれません。
シャチのパフォーマンスに大興奮
そして感動!
鴨川シーワールドと言えば “シャチ”。日本の水族館でシャチが見られるのは2ヵ所しかなく、そのシャチによるパフォーマンスも必見です! 体長5メートル、体重2トンほどもあるシャチ4頭が海底から突如として現れ、空中に舞い上がる姿は圧巻! 神出鬼没で、次はどこから出てくるかとドキドキします。トレーナーの方々との信頼関係もすばらしく、会場は何度も大歓声、そして水しぶきがかかる嬉しい(?)悲鳴に包まれました。
なおシャチがどこから出てくるかは、トレーナーの方の動きを見ているとわかるようになるそう。リピーターになる楽しみは、こういうところにもあるんですね。
鴨川シーワールドは800種 11,000点の海の動物を展示し、特に海の王者シャチをはじめ、イルカ、アシカ、ベルーガの4種類の動物のパフォーマンスを楽しめることで人気の水族館。小さなお子さんと一緒に、家族で1日中楽しめます。
今回の「マリンシアター」のリニューアルオープンにともない、2018年3月17日(土)〜4月1日(日)の期間は営業時間の延長や15時15分からの特別割引を実施します。菜の花もきれいな時期で、さまざまなイベントも実施、春休みのお出かけ先にはぴったりです。
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