溝口琢矢さんらが熱演! 2018年6月24日(日)までEXシアター六本木で上演!
もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ第6弾 舞台「ジョン万次郎」開演!

2018年6月24日(日)までEXシアター六本木で上演!もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ第6弾 舞台「ジョン万次郎」。好奇心旺盛で、とても先進的な考えを持っていたジョン万次郎
子どもたちにこそ観てほしい!
ジョン万次郎の壮絶な人生の物語
教科書には載らないような歴史上の出来事をエンターテインメントにして表現する「もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ」第6弾 舞台「ジョン万次郎」が、2018年6月14日(木)にEXシアター六本木で開演! ゲネプロに行ってきました。
ジョン万次郎(中浜万次郎)は、14才のときに海で遭難してアメリカの捕鯨船に助けられ、そのままアメリカで暮らした、幕末に初めてアメリカの地を踏んだ日本人と言われています。10年後に帰国した万次郎は、黒船来航への対応を迫られた幕府にアメリカに関する知識を提供するなど開国に大きな影響を与え、いまにつながる日本の基礎を築きました。

海で遭難し無人島「鳥島」に漂着し143日間を過ごした万次郎ら。船を見つけ助けを求める

アメリカの捕鯨船に助けられ、土佐に帰してくれるよう、英語でホイットフィールド船長に頼む万次郎
“壮絶” “波乱万丈” という言葉がぴったりな人生を送ったジョン万次郎。その活躍からもっともっと知られていいはずですが、必ず教科書に名前は出てくるもものの、それほど詳しくは説明されていません。この舞台では、多くの人々を魅了した万次郎の魅力や壮絶な生き様をたっぷりと堪能できるとともに、新たな時代を迎える、迎えなければならない日本の危機感や躍動感も感じられました。
いまの時代の先の見えない感じは、明治維新の頃に似ていると言われます。しかし私たちの先祖が、このようにしてこれまでの日本を築いてきてくれたかと思うと、このDNAを受け継いでいる私たちも、より良い未来をつくっていけるんじゃないかと、勇気をもらえます。

仲間との別れ。万次郎はホイットフィールド船長とともに捕鯨を続けることを決意
歴史が得意じゃなくても大丈夫!
万次郎で歴史に興味を持つきっかけに
万次郎のまわりには勝海舟、坂本龍馬、西郷隆盛、島津斉彬、井伊直弼、福沢諭吉など、そうそうたる人物がいました。それぞれが信念を持ってよりよい日本をめざすなか、思想の異なる者にどのように対応し、未来を切り開いてきたかを、ワクワクしながら楽しめると思います。
ジョン万次郎を演じた主演の溝口琢矢さんは、自身もそれほど歴史が得意ではないが、いまは本当に楽しんでいる。歴史が得意、不得意ではなく、ひとりの人物の壮絶な人生の物語を楽しんでほしい、と言っていました。おそらく多くの子どもたちが、歴史はそれほど得意ではないでしょう。興味もないかもしれない。しかし舞台「ジョン万次郎」が、歴史が好きになるひとつのきっかけになるのでは、と思います。
クライマックスで万次郎が発する言葉は、現在にも通じるもの。いまの日本は、実はアジアの中でも遅れをとりはじめています。これからの日本を築く子どもたちにこそ、ぜひ観てもらいたいと感じました。
もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ第6弾 舞台「ジョン万次郎」は、2018年6月14日(木)〜6月24日(日)まで、東京・EXシアター六本木にて上演!
【レポート】舞台「ジョン万次郎」主演・溝口琢矢さんらが見どころを紹介!
【インタビュー】もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ 舞台第6弾「ジョン万次郎」出演! 溝口琢矢さん、石原壮馬さん、山崎樹範さんインタビュー!
【開催概要】2018年6月14日(木)〜24日(日)EXシアター六本木で上演! もっと歴史を深く知りたくなるシリーズ 舞台第6弾「ジョン万次郎」

ホイットフィールド船長夫妻とともにアメリカでの生活。人種差別に苦しむ万次郎

万次郎の理解者、キャサリンとの出会い

帰国の決意を固める万次郎。決死の帰国を果たす万次郎を待ち受けているのは幕末の動乱期。「ネバー ギブアップ!」

島津斉彬へ開国の進言をする万次郎と五右衛門

勝海舟と咸臨丸でアメリカへ。船には福沢諭吉も乗船していた

「桜田門外の変」で井伊直弼が暗殺される

クライマックス、万次郎がその想いを叫ぶ。その言葉はいまの時代にも通じる。溝口琢矢さんの熱演は必見!

万次郎の想いを聞いた西郷隆盛は大きな決断を下す
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