2018年11月22日(木)〜26日(月)二子玉川で開催!
子ども国際映画祭「26th キネコ国際映画祭」スペシャル・サポーター 横山だいすけさんインタビュー!
オープニング・セレモニーの参加が決定!
今年も「ライブ・シネマ」に挑戦!
ー 2017年に続いてスペシャル・サポーターとして「キネコ国際映画祭」に参加されます。前回はオープニング・セレモニーで映画の生吹き替え「ライブ・シネマ」を見せてくれましたが、今回、ファンの方が横山さんに会える機会はあるでしょうか?
あります! 今回もオープニング・セレモニーで「ライブ・シネマ」に挑戦するので、ぜひ見ていただけると嬉しいですね。
※横山だいすけさんが登壇する2018年11月22日(木)のオープニングセレモニーのチケット販売についてはこちら!
※オープニング・セレモニーに参加できない場合でも、横山だいすけさんが会場となる「iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ」に入る際のレッドカーペットを歩く姿は自由にご覧いただけます。なお当日は予告なく時間が変更となる可能性がございます。
ー 以前、毎年「キネコ国際映画祭」に参加している中山秀征さんにインタビューさせていただいたとき、「ライブ・シネマは緊張で冷や汗をかく」とおっしゃっていました。前回はじめて挑戦して、いかがでしたか?
みなさんお忙しくて時間をあわせるのが難しかったので、軽い練習だけして、ほぼぶっつけ本番だったんです。ライブなのでセリフを噛んでも映像は先に進んでしまいますし、タイミングを間違えないようにとか、まわりのみなさんの空気を感じながらやらないと、というプレッシャーはありましたね。
戦争という少し難しいテーマの映画だったので、幼稚園〜小学生くらいの子どもたちがどんな反応をするか、ちゃんと観てくれるか心配でしたが、最後まで集中していて、こんなに小さな子どもたちでも、こういう作品を観ることで何か心が動いているんだなということを感じられました。それは僕にとっても新しい経験だったので、今回また参加させてもらえるのは、すごく嬉しいですね。
ー「キネコ国際映画祭」はどんな映画祭ですか? 魅力や楽しみ方を教えてください!
世界の子ども映画祭の中でも特に盛り上がっているのが「キネコ国際映画祭」です。ここには世界中の良質な子ども向け映画が集まり、そういう作品に触れられる機会というのは「キネコ国際映画祭」しかないと思うので、ぜひみなさん足を運んで、親子で映画を観てもらいたいですね。
また、今回はたくさんの作品で「ライブ・シネマ」をやります。生の吹き替えの空気感はぜひ感じてみていただきたいですし、吹き替えをしているときの動作、表情、呼吸など、普段はなかなか見る機会のない裏側も、映画を観ながら楽しんでもらえたらなと思っています。
注目作品は「真っ赤なリンゴ」と
アンジェリーナ・ジョリー プロデュース作品
ー 気になっている作品、注目している作品はありますか?
「キネコ国際映画祭」のフェスティバル・ディレクターも「素晴らしい!」と絶賛した、クロアチアの『真っ赤なリンゴ』という作品ですね。養子をテーマにした心温まる作品で、日本とは文化が異なる国ですが、共通する家族への想いやかたちを感じられると思います。家族みんなで観て、どのように感じたかを話したり、思ったことを共有してもらいたいですね。
またオープニング上映作品で、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんがプロデューサーを務めた『生きのびるために』にも注目しています。女性がひとりで出歩くことが禁止されていたアフガニスタンで、“生きるため” に男の子になりすまして働きに出る11歳の女の子のお話です。
アンジェリーナ・ジョリーさんは以前から国際的な平和活動をしていて、そんな彼女がプロデュースした作品には、どのように平和への想いが込められているのか、とても気になっています。
日本は今、比較的平和ですが、世界では戦争をしている国がたくさんあります。日本でも戦争は二度と起こってほしくないと思っているので、このような作品から平和というものを少しでも感じてもらうことは、日本の子どもたちにとっても、とてもいい経験だと思います。
そして、家族が笑っていられる、まわりの人たちが平和に暮らしていられるということが、いかに尊いものなのかを感じてもらえると嬉しいですね。
【プレゼント】オープニング上映作品! アンジェリーナ・ジョリー製作アニメーション映画『生きのびるために』鑑賞券プレゼント!
うたのお兄さん “だいすけお兄さん”
誕生の原点は “映画”!
あと、今回は “Join the Rhythm(リズムであそぼう)” をテーマにしていて、ストリートピアノがあったり、音楽が溢れた映画祭になります。
音楽は映画にとってとても重要ですし、僕が一番最初に出会った映画は「青きドナウ(Almost Angels)」というウィーン少年合唱団の物語なんですが、その中に音楽がたくさんあって、僕の歌との出会いは、この映画なんです。
ー 横山さんの今は、まさに映画が原点ということですか!?
そうです! 映画は、歌との出会いもですし、親や親戚とのつながりでもあります。僕が小さいときにたくさん連れてってくれたんですよね。子どもに観せたい作品と、親が観てみたい作品と、本当にいろいろな映画を劇場で観せてもらいました。
劇場の大画面、大音量で映画を観るとその世界に入りやすいですし、どんどん入り込めるので、映画は劇場で観るのが一番好きです。今も気になる作品があったらすぐに劇場に行きます。
ー 横山さんは3人兄弟ですが、家族みんなで映画に行っていたんですか?
家族もですが、親戚も映画好きなので、話題の映画があると親族みんなでチケットをとって、一族で映画を観るという感じでしたね。
映画って現実世界とはかけ離れた夢のような世界もたくさんあって、その世界に連れて行ってくれるのは、すごくワクワクしますし、イマジネーションをかき立ててくれます。それが、子どもたちの「あれをやってみたい」「これもやってみたい」という興味につながっていくと思います。
ー 映画を観たあとは、家族、親族と映画の話で盛り上がりましたか?
まず、観に行く前からですよね。「楽しみだね」ってウキウキしながら話します。映画を観た帰り道は「あのシーンはこうだったね」「ああだったね」とかで盛り上がりました。家族の会話につながりますし、何より大切なのはコミュニケーションが増えることですよね。
今は親の共働き率もとてもあがっていて、親子、家族の時間をたくさん持つのも大切ですが、長さよりも、どれだけ素敵な時間、濃厚な時間を持てるかも大事だと思っています。そのなかで、映画のようなエンターテインメントに触れて、家族の時間、思い出をたくさん持つことは、何よりも家族の絆を深めていけるんじゃないかなと思います。
“うたのお兄さん” の夢を叶えたのは
夢を口に出し、目の前のことに一生懸命!
ー「青きドナウ」がきっかけで歌に興味を持ち、高校生のときに「うたのお兄さん」になるという夢を見つけ、音楽大学で学び、劇団四季を経て夢を叶えます。夢をつかむために、どんな努力・工夫をされましたか?
振り返って感じるのは、“夢を口に出していた”、ということですね。「うたのお兄さんになりたい」ということを言い続けていました。口に出して言うことで、自分が今、何をすべきなのかを逆算して考えることができましたし、何よりまわりの人たちがアドバイスや協力をしてくれたことが大きかったですね。
「うたのお兄さんのことが新聞に出てたよ」とか、「テレビでやってたよ」とか、「うたのお兄さんをめざすなら音楽大学に行ってみたら」とか、まわりの人がいろいろな情報を教えてくれたり、アドバイスをくれたことが、僕がうたのお兄さんへ向かって一歩一歩、歩むための道をつくってくれたんだと思います。
ー 途中であきらめそうになったり、くじけそうになったりしたことは?
山のようにありましたね。音楽大学で勉強する中でコンクールに出場しようと努力しても予選落ちが続いたり、高校3年生か大学1年生のときに新しいうたのお兄さんに代わって、何年かはそのお兄さんが続けるので、自分にはチャンスはないんじゃないかとか。
大学を卒業するときに、うたのお兄さんの募集はなかったので、これから先どうすればいいんだろうと感じたり、そういうことはたくさんありました。夢が叶ったので華やかに見えるかもしれませんが、それまでは迷ったり立ち止まったり、そういう連続でした。
ー あきらめずに夢を叶えるモチベーションを保ち続けられたのはなぜですか?
目の前にあることを、ひとつひとつ一生懸命にがんばっていたことが一番大きかったんじゃないかなと思います。
大学ではクラシックの勉強をがんばったり、劇団四季では作品に出られるようにがんばったり、あまりに大きな「うたのお兄さんになる」という夢に向かって何かをするというよりも、目の前のことを一生懸命やったことが、結果的に、うたのお兄さんのオーディションのときにすべて役立ちました。人生において遠回りというものはないんだなと実感しましたね。
ー そのときはわからなくても、一生懸命に目の前のことに取り組んできたことが、ここぞというときに役立ったんですね。
そうですね。音楽大学でクラシックを勉強しなければ歌の基礎を学ぶ機会はなかったですし、劇団四季に行かなければ踊りながら歌ったり、演技をすることはありませんでした。すべてはつながっているんだなと思いました。
毎年規模が拡大! だいすけお兄さんも
「キネコ国際映画祭」とともに歩み続ける
ー 多方面で活躍されていますが、今後の夢、目標は?
「おかあさんといっしょ」を卒業して1年半になりますが、嬉しいことにその間、本当にいろいろな挑戦が目の前に現れています。それを臆することなくやってみる、まずは自分から一歩を踏み出すことで、どんな化学反応が起きるのかを楽しみつつ、横山だいすけにしかできない何かを探す、というのが当面の目標ですね。
そしてドラマ、声優、ミュージカルにバラエティ、たくさんのジャンルのものに出続けることで、応援してくれる子どもたち、これから出会う子どもたちが、いろいろなものに目を向けて、楽しんでもらえるきっかけになればいいなと思っています。
うたのお兄さんをやって思うことは、僕は子どもが好きで、子どもに歌を歌いたいと思ってずっと続けていますが、そのベースになっているのは、子どものときに親がいろいろなところに連れて行ってくれたり、たくさんの刺激をくれたことです。
絵本を読んでもらったりお絵描きをしたり、一緒に映画を観たり、そういう思い出のひとつひとつが宝物として心に残っています。子どもの記憶にすべては残らないと思いますが、大切なことは必ず残るので、ぜひ、いろいろな体験、経験をしてほしいですね。
「キネコ国際映画祭」は映画はもちろんワークショップなどのイベントも行ない、その規模は毎年大きくなっています。30年、40年と、みなさんと一緒に歩んで行ける映画祭になれば嬉しいですし、50回目くらいになれば、小さいときに「キネコ国際映画祭」を楽しんだ子が親になって、3世代で楽しめる映画祭になるんじゃないかなと思います。それだけの魅力がこの映画祭には詰まっているので、僕も「キネコ国際映画祭」とともに、これからも歩んでいきたいと思っています。
スペシャル・サポーターとして横山だいすけさんが参加する「キネコ国際映画祭」は、2018年11月22日(木)〜26日(月)まで、109シネマズ 二子玉川とiTSCOMSTUDIO & HALL 二子玉川ライズを中心とした会場で開催! 11月22日(木)のオープニング・セレモニーには横山だいすけさんも登場します!
【イベント紹介】2018年11月22日(木)〜26日(月)に開催! 子どもに観せたい映画を上映! 26th キネコ国際映画祭
【体験レポート】スペシャル・サポーターの “だいすけお兄さん” も登場!「キネコ国際映画祭2017」オープニング・セレモニーが開催!
【インタビュー】2013年開催「キネコ国際映画祭(21st キンダー・フィルム・フェスティバル)」ゲストの中山秀征さんインタビュー!「ライブ・シネマ上映」は毎回冷や汗
【体験レポート】「キネコ国際映画祭 2016」プレイベント! 松本佳奈監督と映画を制作! 撮影快調!「GEOキッズ映画制作ワークショップ」
横山だいすけ
1983年5月29日生まれ。千葉県出身。2006年に国立音楽大学音楽学部声楽学科を卒業。幼い頃から歌が大好きで、小学校3年生から大学卒業まで合唱を続ける。劇団四季時代は「ライオンキング」等の舞台に出演。
NHK Eテレの幼児番組『おかあさんといっしょ』では、番組史上歴代最長となる9年間 “うたのお兄さん” を務める。2017年4月に卒業後、ドラマ、バラエティ、CM出演、舞台、声優、CDソロデビューと活躍の場を広げている。
キネコ国際映画祭
1992年に渋谷でスタートした子ども国際映画祭。女優・戸田恵子さんをジェネラル・ディレクターに迎え、2018年で11年目となります。また国内で唯一、ヨーロッパ子供映画団体(ECFA)や子ども・青少年向けのオーディオ・ビジュアルのプロフェッショナルが集まる団体(CIFEJ)に加盟し、子どもたちが映画を通じて世界の芸術や文化に触れ、映画から夢や希望を育むこと、子どもたちの人生の指針のきっかけとなる映画の上映に取り組んでいます。
http://kineko.tokyo
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