Netflixオリジナル映画『クリスマス・クロニクル』独占配信中!
Netflixオリジナル映画『クリスマス・クロニクル』クリス・コロンバス プロデューサー インタビュー!
X’masに取り憑かれたプロデューサーの
“信じる心” を取り戻すファンタジーアドベンチャー!
ー 映画『クリスマス・クロニクル』が独占配信中です。『グレムリン』(1984年)、『ホーム・アローン』(1991年)もクリスマスのお話ですが、クリスマスを題材にするのは特別な想いがあるからでしょうか?
私はもう、クリスマスに取り憑かれています(笑)。とにかく一番好きな時期なんです。クリスマスには多くの人がワクワク、感情が非常に豊かになると思うんです。とてもハッピーになったり、人に何かを与えたり、誰かと一緒に思いやりを共有したり。でもその一方で、非常に落ち込んだり、孤独を感じたりする人もいて、相反する気持ちの差が大きな時期です。その時期にストーリーを語ることで、よりエモーショナルさが演出できると思っています。
個人的にもウキウキしますが、「プレゼントをまだ買ってないぞ」と不安にもなったり、とにかくクリスマスを完璧にしたいと思うんです。おもしろいことにサンタクロースを演じたカート・ラッセルもまったく同じように取り憑かれている人で(笑)、子どもたちにサンタがいることを信じさせたくて、コロラドの家の屋根に積もった雪にスキー板でソリに似せた跡をつけたり、サンタの帽子を落として、サンタが来たんだって子どもたちに言ったそうです(笑)。
ー 本作で伝えたい「自分の中にある、素直に信じる力」とは、どのようなものですか?
本作の目的は「クリスマス・スピリット」を探すことです。映画の最初で子どもたちの父親が亡くなってしまうという非常に悲しい出来事が起こり、兄のテディは悲しさからネガティブになり、だんだん悪いことをしてしまいます。そこでサンタクロースは、なんとかテディに、もう一度クリスマスを信じさせたいと思うんです。
テディに限らず多くの大人もですが、年齢を重ねていくと段々と皮肉っぽく、怒りっぽく、ネガティブになり、いろいろなことを信じられなくなっていきます。でも、子どもの頃に持っていた信じる心を取り戻し、楽観的に世の中を見るということが必要だと思っています。
ティーンエイジャーになると早く大人になりたいという気持ちが芽生えてきて、大人のそういうネガティブな部分を真似するようになると思うんです。“ピーターパン” のようにずっと子どもでいてほしいとは思いませんが、やっぱり世の中をネガティブ(否定的)に見るよりは、ポジティブ(肯定的)に見た方がいいと思っています。
今、アメリカはトランプ政権のもと、人種やジェンダー、格差、宗教などによるさまざまな分断があり、なかなか人々が団結できずにいます。子どもの頃、一番ワクワクした、幸せな気持ちはクリスマスにあったと思うんです。だから今回の映画の中では「クリスマス・スピリット」と言っていますが、それは “希望” であり、“人を幸せにする” ことであり、そのためにはサンタクロースに象徴されるような、子どもの頃に持っていた “信じる心” がとても大切です。それをこの映画で多くの人に思い出してもらい、ひとつになる気持ちというのを取り戻してもらえたらと思っています。“信じる心” こそが、一番大切なんです。
サンタはアクションスターの
カート・ラッセル!
ー サンタクロースを演じたカート・ラッセルさんは、大好きな俳優のひとりです。『バックドラフト』はもちろん、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』でもとても存在感がありました。今回カート・ラッセルさんをサンタクロースにキャスティングしたのはなぜですか?
本作のサンタクロースは今まで見たことないような人物にしたかったのです。みなさんが抱いているイメージの太っちょなサンタだと、一晩でクリスマスプレゼントを世界中の子どもたちに届けることは無理だと思いました(笑)。
私の中のイメージだとサンタはスーパーヒーロー的で、非常に速く動けてタフな人! それにはカート・ラッセルが適役だと思いました。
ー 『グレムリン』は、スティーヴン・スピルバーグ監督がクリスさんの脚本に惚れ込んだと聞いたことがあります。チャンスを掴むために、どのような努力、工夫をされましたか?
私はオハイオ出身で、両親とも工場で働いていたんです。まったく映画とは関係のない環境で育ちましたが、映画好きになってどうしても映画を勉強したいと思ってニューヨークに行きました。映画監督になれるなんて誰も信じてくれませんでしたが、とにかく一生懸命、忍耐強く脚本を書き続けたんです。
『グレムリン』の脚本は150以上のプロデューサーやスタジオに送りましたが、誰からも評価されず “全然ダメ” と言われ続けました。でも、ある金曜日の夜、ちょうど家に帰ろうとしていたスピルバーグ監督の目に留まり、『グレムリン』というタイトルに興味を持ってもらい、読んでくれたことが幸運につながりました。続けることも重要ですが、運の要素も非常に大きいですね。
家族全員が一緒に観られる
ファミリー映画をこれからも
ー 本作は「クリスマス・スピリット」ですが、クリスさんの大切にしているスピリットは何ですか?
僕にとっても「クリスマス・スピリット」は大切です。他の人を幸せにしてあげたいとオープンな気持ちになること、他の人のために何かをすること。小さなことでいいと思うんです。“人を幸せにする” ということが「クリスマス・スピリット」だと思うし、人が喜ぶ、人が幸せになるのを見ると自分も幸せになれると思います。
ー 今後はどのような作品をつくっていきたいですか?
私としては80年代、90年代や『ハリー・ポッター』のような、そういう作品を撮り続けたいと思っています。4歳でも80歳でも、親子で、そして祖父母とも一緒に楽しめるのがファミリー映画なんです。子どもたちは楽しめるけど親は飽きてしまうというのは、本当の意味でのファミリー映画ではありません。家族全員が一緒に観られる、これからもそういう作品にこだわってつくっていきたいと思っています。
【映画紹介・予告編】Netflixオリジナル映画『クリスマス・クロニクル』独占配信中!
Netflixオリジナル映画『クリスマス・クロニクル』独占配信中!
『グレムリン』(1984年)や『グーニーズ』(1985年)、『ホーム・アローン』(1991年)、『ミセス・ダウト』(1993年)そして『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001年)など、数々の伝説的な大ヒット作品を世に送り出してきたクリス・コロンバスがプロデューサーを務める、Netflixオリジナル映画『クリスマス・クロニクル』が大好評独占配信中!
あるクリスマスイブの日、10歳になってもサンタの存在を信じる妹のケイト(ダービー・キャンプ)と、そんな妹をからかう兄テディ(ジュダ・ルイス)は、サンタの姿をカメラに捉えようと計画。待ち構えていた2人の前に現れたのは、プレゼントを配る本物のサンタクロース(カート・ラッセル)でした。
しかし2人のせいでサンタのソリは墜落し、クリスマスに大ピンチが発生! 果たしてプレゼントは届けられるのか? 一夜限りの大冒険がはじまる!
サンタの存在を信じる妹ケイトと、その気持ちを忘れかけていた兄が一晩の冒険を経て、クリスマス、家族、そして何より “自分を信じる力” を取り戻す、子どもはもちろん、大人も夢中になれる、クリスマスシーズンに家族で楽しめる夢と興奮のファンタジーアドベンチャー超大作!
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