
2019年2月3日(日)に大阪大学 吹田キャンパス コンベンションセンターで開催した「第12回 ダヴィンチマスターズ」で実施した「タコの解剖」の様子
子どもの “好き!” が見つかるイベント!
2019年最初は、初の大阪開催!
実験や観察などの体験を通じて科学や数理への興味を抱く“きっかけづくり” を行なう人気のイベント「ダヴィンチマスターズ」の第12回を、2019年2月3日(日)、大阪吹田市にある大阪大学 吹田キャンパス コンベンションセンターで開催、252名の子どもたちが参加しました!
2019年最初、そして初の大阪開催となった第12回は、タコの解剖や絵本、顕微鏡づくりなど、新たなコンテンツが目白押し、たくさんの子どもたちに楽しんでもらいました!

「第12回 ダヴィンチマスターズ」が、2019年2月3日(日)、大阪吹田市にある大阪大学 吹田キャンパス コンベンションセンターで開催!

今回もたくさんのご家族にご参加いただきました。今日体験したことは、ぜひお家で話をしたり、もう一度やってみてね

論理的思考を問う算数と、日常における観察眼と推測に力点を置く自然科学を出題するペーパーテスト「マスターズ大会」も実施。WEBでも受けられるようになりました!
「非認知能力」に関する講演が大盛況!
将来にわたり必要なこの能力はどう獲得する?
一方、親御さん向けの保護者講演会も大盛況! 書籍『「学力」の経済学』の著者で慶應義塾大学総合政策学部 准教授の中室牧子先生の「非認知能力」をテーマにした講演にはじまり、灘中学高等学校 校長の和田孫博氏、SAPIX YOZEMI GROUP共同代表の髙宮敏郎氏を交えたパネルディスカッションが行なわれ、「子どもの非認知能力を高めるための親の役割」について、興味深く参考になるお話が展開されました。
さらに、誰もが悩む子どもの教育資金についてのミニ講演会と、志望校別・進路別の教育資金を算定してくれる個別案内も実施。効率的に教育資金を準備する方法についても紹介しました。

中室牧子先生の講演に続いて行なわれた、和田孫博先生、髙宮敏郎氏を交えたパネルディスカッション「子どもの非認知能力を高めるための親の役割」

FPパートナー梅田支社 小川雅弘氏による「充実した学校生活と効率的な教育資金準備の為に」のミニ講演会。子どもが小さなうちから、計画的にいくつもの貯め方をしておく必要があります

個別案内「志望校別、進路別の教育資金を算定」にもたくさんの保護者の方が参加。それぞれのご家庭によって目標も状況も異なるので、ライフプランを個別にお話することで、より実践的で役に立つアドバイスをいただけます
【第12回 ダヴィンチマスターズ実施コンテンツ】
タコの体のふしぎ タコの解剖(理科)
大阪大学大学院理学研究科 生物科学専攻 古屋秀隆研究室
地球にはたくさんの生き物がいて、それぞれいろいろな形をしています。生き物は生活している場所に適応するため、人間と共通の器官(口、胃、腸など)を持ちながらも、そのつくりが異なっています。本物のタコを解剖して観察することで、ヒトとの体のつくりの違いに気づき、その器官の役割ついて学びます。
※解剖後のタコは、イベント終了後スタッフが美味しくいただきました。

本物の生きたタコが登場! 子どもたちのテンションが一気にあがります!

危ないから解剖は先生が担当。中はどんなふうになっているんだろう? 子どもたちは興味深々

実際にタコを解剖し、口や胃、腸など、ヒトにも見られる消化器官などのつくりをグループで観察します。触った感触を知ることも大切

口や胃、腸など、ヒトにも見られる消化器官などのつくりをグループで観察します。どんなところがヒトと同じで、どこが違うかな?

タコには心臓が3つあることを学んだり、心臓やエラ、肝臓、脳など、取り出した臓器をトレーに並べて観察。学習シートに気づいたことを書き留め、気が付いたことをみんなで話し合います。お家に帰ったら、身近にいる生き物についても観察してみてね
わたしだけの絵本を作ろう(国語)
帝塚山大学 現代生活学部 こども学科 德永加代研究室
自由な発想で絵を描き、お話を考え、楽しみながら世界にひとつしかない、自分だけの絵本をつくります。絵本づくりを通して、思考力、創造力、表現力を磨きます。

読み聞かせで物語の楽しさを味わってから、思考力や創造力を膨らませて絵本をつくります。絵本づくりから、文字や絵を使った表現力を身につけます

みんな真剣に物語を紡ぎ、絵を描いています。子どもたちの数だけ物語が生まれます

「どんなお話なの?」なんて聞かれているのかな? 自分の考えを言葉にして伝えられることも大切です

最後はつくったお話をみんなに紹介。先生からはどこがよかったが書かれた賞状をもらいました! 家でもつくってみてね
『ひつじのショーン』でクレイアニメーションを体験しよう!(アート)
ひつじのショーン(東北新社)
すべてが粘土でできているクレイアニメーションの仕組みを、「ひつじのショーン」を通して体験します。

毎回人気のコンテンツ「『ひつじのショーン』でクレイアニメーションを体験しよう!」。まずは紙粘土でショーンをつくります

ひとりひとりに各シーンの状況がわたされ、グループでひとつのアニメーションをつくります

自分たちのつくったショーンを撮影します。編集作業のことも考えてセッティングします

撮影した画像を動画編集ソフトでつなげます。いまではスマホ1台あればアニメーションがつくれるので、お家でもチャレンジしてみてね!
大きくして見よう!(理科)
大阪大学大学院理学研究科技術部・大阪大学基礎工学部技術部
モノを拡大してみると、肉眼では見えなかった世界が見えてきます。自分でつくる手づくり顕微鏡とデジタル顕微鏡を使って、目では見えないモノを大きくして観察することを学びます。

顕微鏡づくりにチャレンジ。思ったより、難しいかな?

つくった顕微鏡で、玉ねぎの繊維を見てみます。何が見えたかな?

デジタル顕微鏡では、つくしの「胞子」の「弾糸(だんし)」を観察。胞子には4本の弾糸というひも状の付属物があり、風に運ばれやすい仕組みになっています

乾燥したところでは、弾糸は四方に伸びた状態ですが、湿ったところでは胞子に巻き付いたまま。弾糸に蒸気をあてるとタコが踊るように動き出し、乾燥していくにつれて伸びていきます
おもしろいブロックで立体をつくろう!(算数)
大阪大学大学院 理学研究科 数学専攻幾何学講座 菊池和徳研究室
おもしろいブロックを、ルールにしたがって組み立てると、どんな形ができるかな? さまざまルールで、いろいろな立体をつくります。

ブロック知育玩具「Wammy(ワミー)」は、リボンのような形で中央が空洞になったブロック。柔らかいので、曲げたり中央の空洞に通してつなげることで、平面的な作品からボールや動物、乗り物などの立体的な作品まで、アイデア次第で多彩な形をつくることができます

初めて会ったお友だちともコミュニケーションをとりながら、楽しく図形感覚を身につけます

コツをつかめばひとりでいろいろな形をつくれます。どんな形をつくれるか、想像力も養われます

3角形から6角形のプレートを自由に組み合わせて遊ぶ立体組立ブロック「マジキャップ」。正方形6個で立方体を組み立て、正六面体の辺、面、頂点の数を調べます。また正六面体の展開図はいくつあるでしょう?
個別案内の待ち時間には
特別プログラム「ウーブレック」
保護者の方が個別相談をしているあいだ、子どもたちは「ウーブレック 科学者は何をする人なの?」(カリフォルニア大学バークレー校 ローレンスホール科学教育研究所:GEMS)を楽しみました。
宇宙探査機が銀河系のある星から緑色の物質を採取して帰還。子どもたちは宇宙科学者になり、この物質の性質を調べます。初めて会ったお友だちともコミュニケーションしながら調べ、自分の意見を述べる発言力を身につけます。

ドロドロだけど、力を加えると固くなる物質。これ、何だろう?

「ウーブレック」の性質について気が付いたことを発表。ブレインストーミングも体験します
次回は3月3日(日)
その次は3月24日(日)に開催!
次回「第13回 ダヴィンチマスターズ」は2019年3月3日(日)にハウスクエア横浜で、3月24日(日)に「第14回 ダヴィンチマスターズ」を昭和女子大学で開催! 3月3日(日)ハウスクエア横浜は、ただいま参加者募集中です!
【イベント紹介】「第13回 ダヴィンチマスターズ」2019年3月3日(日)ハウスクエア横浜で開催!
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