現代美術界に燦然と輝く、世界が認める超大物アーティストが集結した「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」が開催!
超大物アーティストが一堂に会する
壮観かつ圧巻の展覧会!
新型コロナウィルス感染症拡大の影響により開幕を延期していた「STARS展:現代美術のスターたち—日本から世界へ」が、いよいよ2020年7月31日(金)、六本木ヒルズ森タワー53階の森美術館で開催! 前日に行なわれたプレス内覧会に行ってきました!
【イベント概要】STARS展:現代美術のスターたちー 日本から世界へ 2020年7月31日(金)〜2021年1月3日(日)森美術館で開催!
会場に入るとお出迎えしてくれるのは、村上隆氏によるオタク文化を象徴する代表作、等身大のフィギュアの「Ko²ちゃん」(1996-2011年)
©︎ 2020 Takeshi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
戦後の高度成長期に日本という枠を越えて国際的に活躍し、現在において高い評価を得ている6名のアーティスト、草間彌生氏、李禹煥(リ・ウファン)氏、宮島達男氏、村上隆氏、奈良美智氏、杉本博司氏それぞれの、国際的に認められるようになった時期に制作した作品と、最近作または新作を各々の展示空間に並置して展示。アーティストが自らの言葉で語る音声ガイドを聞きながら作品を間近で見比べることで、「STARは1日にしてならず」を実感、作品に込められた想いもよくわかります。
彼らは世界からいかに評価されてきたのか? 誰もが知る超大物アーティストの作品が一堂に会する圧巻の展覧会! 日本の現代美術入門としてもおすすめです。
「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」は、2021年1月3日(日)まで森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)で開催!
天災や疫病が引き起こす困難に立ち向かう芸術の力を問うているという鬼の巨像。東日本大震災の後に制作された
©︎ 2020 Takeshi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
富士山と村上隆氏のトレードマークである花のモチーフが描かれた「チェリーブロッサム フジヤマ JAPAN」(2020年)。本展のために制作された新作
©︎ 2020 Takeshi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
李禹煥(リ・ウファン)氏の「関係項」(1969/1982年)。ガラスを割るということは、ものをつくることへの抵抗、否定でもある。しかしもっと上手に、もっときれいに、もっとポエティックに割ろうと変化していく。しかし最初は極めて暴力的だった
70年におよぶキャリアの草間彌生氏。「常同反復」や「増殖」「集積」と呼ばれる、水玉や網目模様、突起などの造形が繰り返される表現を特徴としている。これらは幼少期から度々経験する幻覚や幻聴の影響だそう
ニューヨークを拠点にしていた1960年頃の初期作品の一つ「Infinity Net」(1965年)
1993年の第45回ベネチア・ビエンナーレに日本館代表として出品した「ピンクボート」(1992年)
2009年から描いている絵画シリーズ『わが永遠の魂』のなかの最近作「たくさんの愛のすばらしさ」(2019年)(写真左)
鏡を用いたインスタレーション「Infinity Mirrored Room ー 信濃の灯」。ミラールームに置かれた大きな鏡の柱を覗くと、万華鏡のような世界が広がる
宮島達男氏の作品は、「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という基本コンセプトにもとづいて制作されている。デジタルカウンターの数字が早いスピードで変わる「30万年の時計」(1987年)は、「それは永遠に続く」を表現した宮島達男氏の初期の記念碑的作品。0.1秒ずつカウントして時を刻み続け、99兆秒、約31万年を数えられる
東日本大震災の犠牲者の鎮魂と、震災の記憶の継承を願い制作した「時の海 ー 東北」プロジェクト(2020 東京)。東北の人々と一緒につくりあげる作品で、1〜9までの数字をカウントするLEDが0になったときに一瞬暗くなる動作を繰り返すことで、命や時間を表現している
奈良美智氏は初公開の15点を含む初期1980年代から近年までのドローイング約20点、中期の代表的なインスタレーション作品、新作、そして多様なコレクションを展示
奈良美智氏中期の代表的なインスタレーション作品「Voyage of the Moon(Resting Moon)/ Voyage of the Moon」(2006年)
かわいらしい室内を見ることもできる
家の向こうには満月
新作の大型肖像絵画「Miss Moonlight」(2020年)
「古代人が見ていた風景を、現代人も見ることは可能なのだろうか」という問いから始まった、杉本博司氏の海と空が水平線でちょうど二分された「海景」(1980年-)。その「海景」シリーズを90度回転させた「レボリューション」(1990年-)は日本初公開