「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」オープニングセレモニーに登場した、左から一般社団法人深川アートパラ代表理事 北條弘美氏、アートパラ深川おしゃべりな芸術祭実行委員会 実行委員長 上田欽一氏、コシノジュンコ氏、アートパラ深川おしゃべりな芸術祭 総合プロデューサー 福島治氏、富岡八幡宮 宮司 丸山聡一氏
街全体を美術館にしたユニークな芸術祭
障がいのあるアーティストの湧き出る表現と出会う!
障がいのあるアーティストの作品で街全体を美術館とする「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」が、2020年11月15日(日)に開催! 雲ひとつない秋晴れのもと、富岡八幡宮 参道大鳥居前でオープニングセレモニーが行われました。
【イベント概要】2020年11月23日(月・祝)まで東京・深川で開催! アートパラ深川おしゃべりな芸術祭
深川の福住太鼓による宣太鼓のダイナミックな演奏でオープニングセレモニーがスタート!
「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」は、障がい者の方が心を込めて描いたアート作品を多くの人に知ってもらいたい、触れてもらいたいという想いから、深川の地をアートで埋め尽くそうと深川を愛する地元の住民が主体となりゼロからつくりあげた市民芸術祭。当初は作品が集まるかという心配があったものの、日本全国から880点もの作品が集まり、オープニングセレモニーにも700名強のボランティアが参加し街をあげての大イベントが実現しました。一般社団法人深川アートパラ代表理事 北條弘美氏は「深川の地から日本全国へ、そして世界へつながるよう盛り上げていきたい。まずはこの9日間のイベントを楽しんで」と呼びかけました。
同芸術祭は富岡八幡宮、深川不動尊のある門前仲町、カフェとアートで知られる清澄白河、深川発祥の地・森下の街全体を会場に、約500点以上のアート作品を展示。江戸時代からの風情ある町並みや隅田川沿いをアートに触れながら散策すれば、いつも以上に会話も弾みます。お気に入りのアートや作家はもちろん、ほかにもさまざまな出会いがありそうです。
「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」は2020年11月23日(月・祝)まで開催!
スペシャルアドバイザーを務める世界的デザイナーのコシノジュンコ氏は、障がいのあるアーティストの作品をこれだけ広域に展示する世界でも類を見ない試みに、「街全体が美術館となり、見どころがたくさんある。今回は9日間ですが、毎年恒例のイベントとなり、世界にも広まっていけば素晴らしいなと思います」と挨拶
北海道から沖縄まで全国から約880点の応募作品が寄せられた全国障がい者アート公募展「第1回アートパラ深川大賞」の大賞も発表! 大賞は西川泰弘氏の「春」
街全体に500点以上の作品が展示。富岡八幡宮の参道にももちろん飾られています。オープニングセレモニーのあった15日(日)は七五三とも重なり、たくさんの方が訪れていました
絵の中に何か見つけたかな? 子どもたちが自然とアートに触れ合うとても良い機会です
地元の材木屋さんから無地の絵馬を無償提供いただき、障がいのある子どもたちらが制作した約1,100枚の絵馬の一部を使った芸術祭のシンボル「みんなのアート絵馬神輿」を中央に、たくさんの絵馬を展示
コシノジュンコさんや漫画家の弘兼憲史さん、中村獅童さんなどが描いた絵馬も展示
深川不動尊への参道にもたくさんのアートが展示。風情あるお店とアートがとてもマッチしています
アート作品が展示された「深川資料館通り」。「深川資料館通り」は深川江戸資料館が面した約800メートルの通りで、深川名物の深川めしをはじめ、そば屋、和菓子屋、呉服屋、豆腐屋、石屋など昔ながらのお店が立ち並ぶ。お店にアートに、見どころたくさんの楽しい通り
深川資料館には2020年に開催予定だったパラリンピックにあわせて展示予定だった作品を展示
「第1回アートパラ深川大賞」の入選作品を展示している「The Fleming House」。アーティストへ応援メッセージを送れるQRコードもある
明治時代の回遊式日本庭園で、東京都指定名勝に指定されている清澄庭園内にも作品が展示。こんな素晴らしい場所に展示されるなんて、アーティストはどんな気持ちでしょう
アート作品の向こうには庭園の池と東京スカイツリー。なかなか見られない風景
芭蕉庵史跡展望庭園近くの隅田川テラスでは、アート作品と隅田川、船、街並みを一望できます。芸術祭を楽しむコースは「門前仲町」「清澄白河」「森下・清澄」と3つ用意されています