360度の巨大映像空間で
浮世絵に包まれ癒される
フランスで200万人を動員したという、浮世絵とデジタルテクノロジーを融合し巨大映像空間で浮世絵の世界に没入体験ができる「浮世絵劇場 from Paris 最新技術を駆使した豪華絢爛十二幕」が、2021年10月30日(土)から、ところざわサクラタウン内の角川武蔵野ミュージアムで開催! 10月28日(土)に行われた内覧会に行ってきました。
「浮世絵」は19世紀にヨーロッパに渡り、モネやゴッホ、セザンヌ、ドガといった印象派の芸術家たちに大きな影響を与えました。その浮世絵がデジタルテクノロジーと融合してフランスで注目され、このたび凱旋帰国。「SPIRIT of JAPAN」としてWorld Premier開催しました。
【イベント紹介】「浮世絵劇場 from Paris 最新技術を駆使した豪華絢爛十二幕」2022年4月10日(日)まで角川武蔵野ミュージアムで開催!
テニスコート5面以上、1,100平方メートルを超える大空間に、葛飾北斎の「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」、歌川国芳の「宮本武蔵の鯨退治」「国芳もやう 正札附現金男」などをモチーフとした浮世絵が投影。360度どこを見ても浮世絵が映し出され、まるで浮世絵の世界に入ったかのよう。場面転換で床の映像が動き出すときには、その世界へと飲み込まれる錯覚さえ覚える。
しかし、ゆっくりと動く美しい和の映像と静かな音楽で、そこは大きな癒しの空間にもなっている。会場内に用意されたソファに座ると、しばらく動けなくなるほど。12幕で30分だが、2度、3度と見たくなる、その場から離れ難くなる。
巨大映像空間を出ると本展で使用された浮世絵を紹介するコーナー、そして現在の日本の浮世絵師たちの作品を見ることができる。浮世絵は過去のものではなく、今なお受け継がれ、進化している現代アートでもあることを実感する。
芸術の秋、読書の秋におすすめ!
角川武蔵野ミュージアムでは他に、マーベル・ヒーローの世界観の中で写真を撮りながら楽しめる体験型イベント「マーベル・スタジオ/ヒーローたちの世界へ」や、同施設のアドバイザリーボードに名を連ねる荒俣宏氏が監修を務める、世界各地から集めた珍品、標本、宝物、模型を展示している「荒俣ワンダー秘宝館」も開催中。さらに「マンガ・ラノベ図書館」では数多くの児童書やコミックが楽しめる。
芸術の秋、読書の秋にはぴったり! 広く開放的なスペースも多く、天気が良ければ外も気持ちがいい。1日中楽しめそうだ。
「浮世絵劇場 from Paris 最新技術を駆使した豪華絢爛十二幕」は、2022年4月10日(日)まで角川武蔵野ミュージアムで開催!
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