テレビ東京系で2022年7月9日(土)朝9時から放送スタート!
『ウルトラマンデッカー』松本大輝さん、村山優香さん、武居正能監督インタビュー!
新ヒーロー「ウルトラマンデッカー」
“でっかくて大きい” が名前の由来!?
ー 武居監督は『ウルトラマントリガー』のテレビシリーズで5話(第4~6話と第11・12話)、オリジナル映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』に続いての監督です。『ウルトラマンデッカー』は『ウルトラマントリガー』から数年後の話ですが、踏襲しているところ、新しいところはどんなところですか?
武居正能監督
世界観と「GUTS-SELECT」という組織、そういう設定は踏襲していますが、それ以外は新しい設定でのお話なので、完全な新作です。『ウルトラマンダイナ』から踏襲しているのは、ウルトラマンのデザインと地球に襲来する仇敵スフィアなどの設定の一部ですね。
ー『ウルトラマンデッカー』はとてもインパクトのある名前です。「デッカー」の名前の由来、そしてどのような意味を込めていますか?
武居正能監督
“でっかくて大きい”、ですね(笑)。
一同
(笑)
武居正能監督
ウルトラマンの名前は、なになに語で言うとこういう意味がある、ということで付けられることが多いんですが、今回はそういうことを考えず、“勢い” のある作品にしたかったので、子どもたちが覚えやすく、叫びやすい名前にしようと、そこを第一の目標にたくさんの案を出した中から「デッカー」に決めました。
そもそもウルトラマンに「デッカー」って付けそうにない名前じゃないですか。はじめて「デッカー」という案が出たときは、みんな「ん?」って言ったんですよね。ウルトラマンっぽくないなと。でも「デッカー」「デッカー」って言っていたら、一周まわって「いいな、これ」となって。付けそうにない名前だからこそ、逆にいいと。
他の監督に名前を伝えたときも「デッカー?」と、最初は「ん?」という感じでしたが、一周まわって「あ、いいんじゃない」と。その “間” がある感じをめざして名前を付けました。
斬新なアシンメトリーデザイン
デッカーは歴代ウルトラマンにない魅力満載!
ー その「デッカー」を一番叫ぶ機会が多いのが松本さんだと思うのですが、最初はどう思いましたか?
松本大輝さん(アスミ カナタ/ウルトラマンデッカー)
はじめて聞いたときは、やっぱり一瞬止まるというか、「ウルトラマンデッカーですか?」と聞き直しました。でも逆にそれがいいんじゃないかなと。何十作もあるウルトラマンシリーズの中でどこか引っかかって興味を持っていただきたいので、そういう意味でもインパクトがあってとてもいい名前だと思います。
ー 変身で名前を叫ぶのは、もう慣れましたか?
松本大輝さん
最初はめざしている高い声での「デッカー」ができなかったんですが、最近はだんだんとできるようになってきました。
ー「ウルトラマンデッカー」のデザインにも注目が集まっています。最初に見たとき、どのように感じましたか?
松本大輝さん
カラータイマーの位置が中央ではなく、頭や胸に宇宙を思わせるビジュアルが入っていたり、左肩のみプロテクターを付けていて、斬新でカッコいいと思いました。特に頭や胸にある宇宙のデザインは、歴代ウルトラマンとも被らないので、めちゃめちゃカッコいいと思いました。
ー 監督はビジュアル面にも関わっているんですか?
武居正能監督
ある程度のベースがあって、ここはもう少しこうしませんかと意見は言います。最初に胸のデザインを見たときは驚きましたけど(笑)、それが引っかかりになっていいんじゃないかとも思いました。
アシンメトリーなビジュアルのウルトラマンは過去作品にもいるんですが、、テレビシリーズの主人公ではほとんどいません。なので、それがウルトラマンデッカーのひとつの特徴になればいいかなと思っています。
ー 一度見たら忘れないと思います。
武居正能監督
「デッカー」という名前もそうですが、聞きなれたラインの中にないもので、一瞬止まるからこそ引っかかりになってみんなに覚えてもらえます。そこが今回の狙いでもあって、そこで今盛り上がってくれているなら、狙い通りですね。そのまま番組を観ていただけたら一番いいなと思っています。
100均のおもちゃの銃で自己練
戦うヒロインをカッコよく演じたい!
ー 村山さんは『ウルトラマンデッカー』のヒロインですが、ヒロインとして心がけていることはありますか?
村山優香さん(キリノ イチカ)
特撮作品のヒロインというと “守られる存在” が多いと思いますが、キリノ イチカは正に “戦うヒロイン” なので、少しでもカッコよく見えるようにしています。
実はこの役が決まってすぐに100円ショップに行っておもちゃの銃を買って、鏡の前でひとりで練習してました。でも撮影がはじまる前にプロの方に教わったら全然違っていて‥‥。でもまぁ、それはそれでいいかと(笑)。練習して、カッコいい姿を見てもらえるように心がけています。
子どもたちに見てもらいたい
あきらめない気持ち、一生懸命な姿!
ー たくさんの子どもたちが『ウルトラマンデッカー』を楽しみにしています。それぞれの立場、役から、ここに注目してほしい、子どもたち伝えたいことをお願いします。
武居正能監督
今回特に大事にしているのが、この若い隊員たちが、一歩一歩目の前の困難を乗り越えて大きく成長していく姿を描くことです。だからその一生懸命な様を、子どもたちに観てもらいたいですね。
彼らの “あきらめない気持ち”、そういうところを観て、子どもたちを勇気づけられたり、共感してもらったり、こういう大人になりたいと思ってもらえたら嬉しいですね。
松本大輝さん
僕の演じるアスミ カナタは何事にも真っ直ぐ突き進む性格です。何か起きたときにすぐ行動を起こし、前向きに突き進む姿を観てほしいです。
そして、あきらめないからこそ出てくる新たな道、新しい世界、あきらめなかった先があると思っているので、カナタの “あきらめない心” を感じてほしいと思います。ひとつのことに集中する大切さというのも伝わるといいなと思っています。
村山優香さん
隊員はみんなすごく一生懸命ですが、時に挫けたりします。そこでイチカが自分の意見や気持ちを伝えて鼓舞するシーンが結構あるので、そういうところを子どもたちに見てもらって、まわりに元気のないお友だちや困っているお友だちがいたら、イチカを思い出して、声をかけたり、手を差し伸べたりしてくれたらいいなと思っています。
最新テレビシリーズ『ウルトラマンデッカー』は、2022年7月9日(土)からテレビ東京系で朝9時放送スタート!
松本大輝(まつもと ひろき)
1999年3月29日生まれ。学生時代、地元でバスケットボールに打ち込み、スポーツトレーナーをめざしていた根っからのスポーツマン。2018年、家族が本人に内緒で応募した「第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリに輝き、「平成最後のジュノンボーイ」として芸能界入り。2019年に俳優デビュー後、NHK連続テレビ小説『エール』などドラマや映画、ミュージックビデオにも出演する新進気鋭の若手俳優。
村山優香(むらやま ゆうか)
2003年2月19日生まれ。中学生の時に映画『忘れ雪』で俳優デビュー。以降、さまざまなドラマや映画・CMなどで活躍し、若い世代を中心に人気も急上昇中の注目女優。
武居正能(たけすえ まさよし)
1978年9月4日生まれ。映画監督を志して上京、日活芸術学院に入学し、同級生だった田口清隆監督とともに映画を学ぶ。在学中から数々の作品に参加して修練を積み、2001年TV『ウルトラマンコスモス』の助監督としてシリーズ初参加後、さまざまな作品で監督や助監督をつとめ、TV『ウルトラマンオーブ』でウルトラマンシリーズに監督として戻ると、2018年TV『ウルトラマンR/B』で初のメイン監督を担当。2022年3月18日に公開されたTSUBURAYA IMAGINATIONオリジナル映画『ウルトラマントリガー エピソードZ』の監督もつとめ、ニュージェネレーションヒーローズ作品には欠かせない監督として活躍中。
テレビ東京系2022年7月9日(土)朝9時放送スタート!
ウルトラマンデッカー
かつての怪獣災害もなくなり、平和を取り戻したかのような地球。人類の目はさらなる宇宙進出へと向けられ、怪獣災害への対策規模は縮小傾向にあった。そんな中、突如飛来した謎の宇宙浮遊物体「スフィア」による地球への襲撃が始まり、人類は宇宙との交信を絶たれ “孤島の惑星” となってしまう。主人公「アスミ カナタ」の日常にもその魔の手が迫る。目の前で繰り広げられる破壊、ついに姿を現す巨大な怪獣。危険を顧みず、今そこにいる敵に飛び込んだその時、カナタは「ウルトラマンデッカー」へと変身を遂げる。「今、やるしかねぇ!」 デッカーの “光” を手にしたカナタは、日常を守るため戦うことを決意し、対スフィア部隊として再編成された新しいエキスパートチーム「GUTS-SELECT」の新人隊員として、若さあふれる仲間たちとともに巨大な敵に立ち向かっていく!
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