2023年7月21日(金)~9月12日(火)東京ミッドタウン・ホールで開催!

「DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN」体験レポート!

「DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN」体験レポートの写真

「DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN」が2023年7月21日(金)から東京ミッドタウン・ホールで開催! 前日の内覧会に登場した、右から同展の企画・監修を務める恐竜くん、音響ガイドを務めた声優・アーティストで30年来の恐竜ファンという新田恵海さん、ものまね芸人 原口あきまささん、「銀座たけ内」のSU & DJ FUMIYAさん

ララミディア大陸を舞台に
恐竜たちの生きた世界を体感!

2021年の夏に開催し大人気を博した「DinoScience(ディノサイエンス)恐竜科学博」が、この夏、満を持して東京ミッドタウン(東京・六本木)で開催! 前日に行われた内覧会に行ってきました!

【イベント紹介】DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN 2023年7月21日(金)~9月12日(火)東京ミッドタウンで開催!




内覧会に登場した同展の企画・監修を務める恐竜くんは「トリケラトプスにフォーカスし、彼らが生きていた恐竜時代の最後の200万年間のララミディア大陸の中部の海岸沿いの低地の湿地帯というピンポイントが舞台です。こうすることで、その生態系の中で恐竜たちがどのように暮らし、成長し、どんな光景を見ていたか、恐竜たちの生きた世界、彼らの生き様を肌で感じ、恐竜って本当にこの地球上にいたんだ、私たちと同じように生きていたんだと感じていただけると思っています」。

トリケラトプスの子どもと一緒に
恐竜世界を巡るストーリー型展示

多彩な骨格標本と最新技術を駆使した科学的な知見から、多様な生態系の一員としての恐竜たちの姿を解き明かすことをテーマにしている「DinoScience 恐竜科学博」。これだけ聞くと少し難しそうに感じられるかもしれませんが、はるか6600万年前、恐竜時代の最後の200万年のララミディア大陸を舞台に、群れからはぐれた幼いトリケラトプスと一緒に森を歩き、さまざまな恐竜たちに遭遇するストーリー型の展示がメインとなり、まるでトリケラトプスの子どもに誘われるかのように自然と恐竜世界に入り込めます。

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「DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN」は、約6800万〜6600万年前の白亜紀最末期、ララミディア大陸中部沿岸に広がる低地が舞台。亜熱帯前線の北限に位置し、温かなニオブララ海の影響もあって気温は高く湿潤で、年間平均気温は15〜20度ほどと考えられている

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森に迷い込んだ幼いトリケラトプスの目を通して見る、はるか6600万年前のララミディアの生態系。この世界は確かに存在していたんです

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トリケラトプスの幼体は断片的にしか発見されていないため、成体のトリケラトプス「レイン」の3Dデータから最新の研究と技術を駆使し、現時点でもっとも科学的に正確といえる幼体骨格をつくり出した。「レイン」の幼少期を想定して本展のために新たに制作された

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小さなトリケラトプスの冒険がスタート! 一緒にララミディアの森へ入ろう! トリケラトプスが追いかけている翼竜は、同地域の地層から部分骨格が産出した現時点で唯一の未命名の小型翼竜

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幼いティラノサウルス(右)と哺乳類のディデルフォドン・ヴォラックス(左)の戦いに遭遇

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歩きまわって喉が乾いたトリケラトプスは小さな沼で喉を潤す。するといきなりスタンゲロチャンプサ(アリゲーターの一種)が襲いかかってくる! 間一髪で難を逃れるが、危険がいっぱいだ!

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突然、空から大型翼竜ケツァルコアトルスが舞い降りる! 推定翼長10メートルを超える最大の翼竜にして地球史上最大の飛行生物だ

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ケツァルコアトルスの来襲から逃れると、通称ダチョウ恐竜(オルニトミモサウリア類)が、ダコタラプトルに追いかけられていた!

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ようやくみんなのいるところに戻ってこられたトリケラトプスの子ども。水辺にはアンキロサウルスと並ぶ最後の鎧竜「デンヴァーサウルス」と、草食恐竜「エドモントサウルス・アンネクテンス」

有名で貴重な化石が勢揃い!
恐竜たちは確かに “生きていた” !

展示されている化石は、世界で初めて脳腫瘍の痕跡が確認された恐竜でゴルゴサウルスの「ルース」、史上もっとも完全な骨格に皮膚化石をもともなって発見された奇跡のトリケラトプスの「レイン」、全身の大部分が発見されたティラノサウルス「スタン」など、有名で貴重なものばかり。

そしてその化石に残されたさまざまな痕跡を科学的に調べることで、その恐竜が “生きていた” ということはもちろん、恐竜の生きた世界がわかるようになるとともに、私たちの生きるこの地球に、物語や映画ではなく、本当に恐竜は実在したんだという事実を体感することができます。

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会場入って最初に登場する「ゴルゴサウルス」。ティラノサウルスより1000万年近く前、約7500万年前のララミディア大陸に生息した頂点捕食者のひとつで、展示の骨格は「ルース」の愛称で知られ、世界で初めて脳腫瘍の痕跡が確認された恐竜

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化石に残されたさまざまな痕跡を辿っていくことで、恐竜の生きた世界を知ることができる。ゴルゴサウルスの「ルース」は細部までほぼ完全な状態で発見された美しい化石。多くのことを教えてくれる

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「ルース」の脳函内部にはピンポン玉サイズの腫瘍が残されていた(赤い矢印部分)。特に平衡感覚に大きな影響があったと見られ、そのため全身にわたる多数の負傷の原因なった可能性がある。生々しいケガや病気の痕からは、ルースが “生きていた” ということを感じさせてくれる

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トリケラトプス「レイン」と、レインに襲いかかるティラノサウルス「スタン」の大迫力の対峙シーン!

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「レイン」は史上もっとも完全な骨格に皮膚化石をもともなって発見された奇跡のトリケラトプス

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「レイン」の皮膚痕の化石。体表がゴツゴツとした鱗で覆われていたのがよくわかる

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1992年に発掘されたティラノサウルス「スタン」。全身の7割近くの骨が揃っているそう

親御さんが解説しながら
音響ガイドも6種類と全部聞きたい!

解説にふりがなはありますが、難しいところは親御さんが解説しながら、トリケラトプスの子どもと一緒にララミディア大陸の森を彷徨うと楽しそうです。

音響ガイドも声優・アーティストで30年来の恐竜ファンという新田恵海さん、ものまね芸人 原口あきまささん、声優・タレントの木村昴さん× 本展の企画・監修を務めた恐竜くん、シンガーソングライターの加藤ミリヤさん、SU & DJ FUMIYAさん、モデルのジョナサン・シガーさんと趣向を凝らした6種類を用意。それぞれのガイドを聞きながら、さまざまな角度から本展を何度も楽しめそうです。音響ガイドを楽しむには、スマートフォンとイヤホンが必要なのでお忘れなく。

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展示には当時のイメージを復元したイラストとともにていねいな解説が付けられている

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音響ガイドは6種類。ソニーのLocatone(ロケトーン)を活用した新感覚の音響ガイド。自分の動きにあわせて音が出る体験やAR恐竜と撮影できる場所も。すべて聴き比べてみたいですね

さらに18時からは「ナイトミュージアム」を実施。会場内の照明が全体的に暗くなるほか、デイタイムとは異なる照明で恐竜たちを幻想的に演出。恐竜を鑑賞しながらお酒や食事を楽しめるカフェもあり、夜の博物館の雰囲気をたっぷり楽しめます。展示会場を出ると発掘体験や恐竜頭骨の彩色などワークショップも開催!

「DinoScience 恐竜科学博 2023@TOKYO MIDTOWN」は、2023年9月12日(火)まで東京ミッドタウンで開催!

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18時からの「ナイトミュージアム」の照明。デイタイムとは異なる照明で恐竜たちを幻想的に演出。恐竜を鑑賞しながらお酒や食事を楽しめるカフェも

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約6600万年前のララミディアでのさまざまな恐竜たちの足跡の化石。水辺近くのぬかるんだ場所で、立ち止まったり、一瞬だけ尻尾を引きずった跡も見られ、恐竜たちがすれ違う交差点のよう。足跡の恐竜を特定することはできないが、エドモントサウルス、若いティラノサウルス、アンズ、ストルティオミムス、鳥の足跡と考えられている

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トリケラトプスが生息した時代からさらに1000万年以上遡った、約8000万年前のララミディア大陸に広がる「(通称)ニオブララ海」はモササウルスが支配していた。強大なモササウルス「ウォーカー」から必死で逃げているのは、ウ科に類似した海鳥「ヘスべロルニス」。「ウォーカー」の体内からは2体のツノザメ、大型魚、首長竜、小型のモササウルス類の残骸が確認されている。モササウルスは大食漢で共食いもしていたと考えられている

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エラスモサウルスの幼体は世界初公開!

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白い壁に恐竜のシルエットが現れ、子どもは大喜び!

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本物の恐竜化石(エドモントサウルスの大腿骨)に触れられるコーナーも!

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恐竜頭骨の彩色ができるワークショップ

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発掘体験ができるワークショップ。けっこう力を入れて叩かないとなかなか割れない! 手を叩かないように気をつけて。発掘した化石は持って帰れるよ!

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