スケートと生歌唱とのコラボ
プリンスアイスワールドチームと
豪華ゲストが観客を魅了!
フィギュアスケート×ミュージカルのエンターテインメントショー「プリンスアイスワールド2023-2024 A NEW PROGRESS~BROADWAY CLASSICS~東京公演」が2024年1月19日(金)〜21日(日)までダイドードリンコアイスアリーナ(東京都西東京市)で開演、初日の1回目を見てきました。
プリンスアイスワールドのメンバーが藤岡正明さんの「One Song Glory」、島田歌穂さんの「On My Own」など珠玉のミュージカルナンバーの生歌唱で鮮やかに舞い、さらにプリンスアイスワールドメンバーと初コラボする高橋大輔さん、1月に現役を引退しプロスケーターとして初の演技となる本田真凜さん、さらに織田信成さん、荒川静香さん、宇野昌磨さんら豪華ゲストが続々と登場し、会場は熱気に包まれました。
フィギュアスケートと生歌唱とのコラボレーションについて藤岡正明さんと島田歌穂さんは、歌いながらもスケーターの舞に見惚れてしまったと大絶賛! 普段はひとりで情景を思い浮かべながら歌うのに対し、今日は目の前ですてきなドラマが繰り広げられているのを感じながら歌うことができたと、いつもとは異なる感動があったそう。その相乗効果は観客も魅了していました。
【レポート】高橋大輔さんがプリンスアイスワールドのコラボレーションプログラムを公開練習!
本田真凜さんはアイスショーが目標
高橋大輔さんはいつか『オペラ座の怪人』を
終演後には高橋大輔さんと本田真凛さん、そして歌唱を担当した藤岡正明さん、島田歌穂さんが囲み取材に登場。プリンスアイスワールドチームとの初共演、初コラボレーションについて問われた高橋大輔さんは「ソロでは情景を思い描きながら滑っていましたが、今回は前半で女性、その後に男性(幼なじみで同期の小林宏一さん)と絡んだり、最後は自分が手を出すと男性がバッと出てきたり大勢で踊るのも本当に新鮮で、より一層パワーを感じながら滑ることができました。同じ楽曲でも全然違うものに感じることができて、すごく楽しめました」と喜びと安堵の表情。
プロ転校後、初の舞台となった本田真凛さんは試合のプログラムを自らアイスショー用にアレンジ。「たくさんの方に楽しんでいただけるプログラムができたんじゃないかなと思っています。裏で緊張しながら出番を待っているときは、本当に幸せな気持ちと感謝の気持ちでいっぱいでした」と、プロへの第一歩を順調にスタートした様子。
さらに今後のプロスケーターとしての目標を聞かれると、「小さいときの取材で、“試合はアイスショーに出たくてがんばっている” と答えたことがあって、でもずっとそう思っているくらい、お客さんに楽しんでいただけるようにのびのびと滑るのがすごく好きで、今、その場所に来たと思うので、さまざまなジャンルのいろいろな演技を、大ちゃん(高橋大輔さん)のようにスケートで表現できるようにがんばりたいと思っています」。
ここで藤岡正明さんが高橋大輔さん、本田真凜さんに「競技としてのスケートとショーとしてのスケートの違いは?」と質問。島田歌穂さんも「それ聞きたい!」とトークイベントのような雰囲気に。すると本田真凜さんが「小さいときに、こういうふうに滑れるようになりたいと思ったのが、大ちゃんの『白鳥の湖』のヒップホップバージョン。それは競技の場だったんですが、あまり失敗にとらわれずに最後まで本当に見ていてワクワクする演技で、そういうのを試合でも、アイスショーでもできたらいいなって目標にしてきました」と、本人を前に少し照れながら告白。続けて「ジャンプを失敗したりミスが出てくると “どうしよう” となってしまうのが試合で、アイスショーはお客さんに楽しんでもらうのが一番なので、試合よりものびのびとできているかなと思います」と、小さい頃から憧れていた舞台にいる嬉しさを感じさせてくれました。
高橋大輔さんは “僕の場合は” として「試合は自分の目標や自分がやりたいことをやる場で、アイスショーは僕よりお客さんがどれだけ楽しんでくれるかという、自分に求めることはどちらも同じなんですが、その感覚が違いますね」と、自分と観客のどちらに主軸を置いた演技かと回答。
さらに「『オペラ座の怪人』は初めて世界選手権(2007年)で銀メダルを獲り、アイスダンスでも引退の年に使った曲で、もともと大好きなんですが何度観ても観入ってしまう作品だなと感じています。いつかスケートでその世界観を表現できれば最高だなと思っています」と、今後の夢についても話してくれました。
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