50以上もあるアートが境界なく混ざりあう
大きく進化した「チームラボボーダレス」
お台場の「チームラボボーダレス」が麻布台ヒルズに移転、名称を「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」(以下、エプソンチームラボボーダレス)として2024年2月9日(金)にオープン! 2024年2月5日(月)に開催された内覧会に行ってきました!
【施設紹介】森ビルデジタルアートミュージアム:エプソンチームラボボーダレス
2023年11月20日(月)に一部作品を見せていただいたときは少し難しくなったように感じ、子どもと一緒に楽しめるかなと思いました。たとえば「Bubble Universe」という作品は “実在していないけれど、人の認知によって存在しはじめるもの” という “内側の存在” をテーマとした「チームラボボーダレス お台場」にはなかった新しいコンセプトの作品です。
しかし今回すべての作品を見られるようになると、“境界なく(ボーダレス)連続していくアートの世界” をさまよいながら自ら気になるものを発見していくというコンセプトはそのまま、新たな作品も含めよりパワーアップしていて、子どもと一緒にたっぷり楽しめるミュージアムになっていました。
“境界なく連続していくアートの世界” とは、アートが展示されている部屋から飛び出し、他の部屋を次から次へと移動していく世界。50以上もある作品はそれぞれが独立していながらも、いろいろなところへと移動し境界なく混ざりあいます。
そのため1ヵ所に止まっていても、そこで展開されるアートは一瞬として同じものはありません。通路では移動しているさまざまなアートと遭遇し、作品のある部屋でもその作品のコンセプトに則ったうえでさまざまなアートがやってきて展開されます。
止まっていても移動しても、常に変化するアート。気になるものを見つけて追いかけてもいいし、行く先々で気になるものを見つけてもいい。子どもたちは大人が思いつかない独自の楽しみを見つけて遊びはじめそうです。もちろん、見るだけではなく、花に触れれば散り、水に手を入れれば避け、ウサギを撫でれば振り向きと、アートに触れてその変化を楽しむこともできます。
地図のないミュージアム
はぐれたら「スケッチオーシャン」で
薄暗い館内では自然と “迷う” ことを促され、いつの間にかさまよっています。そして迷った先でのアートとの出会い。さまよえばさまようほどさまざまな出会いがあり、時間を忘れて没入してしまいます。3時間近く取材をさせていただきましたが、おそらくまだまだ見ていないアートがありそうですし、アートは常に表情を変えています。何度訪れても楽しめるとともに、新しい発見がありそうです。
なお、この「エプソンチームラボボーダレス」に地図はありません。作品が移動するからということもありますが、来館者が感じたままに館内を巡りながらアートに出会い、体感してもらうことを目的としているためです。
館内が暗いこともあり、子どもとはぐれたら見つけるのは難しそうなのでご注意ください。「チームラボボーダレス お台場」でも子どもたちに人気のあった作品「スケッチオーシャン / Sketch Ocean(以前は「お絵かき水族館 / Sketch Aquarium)」が「エプソンチームラボボーダレス」にもあるので、はぐれたらここで待ち合わせがいいかもしれません。
「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」は、2024年2月9日(金)麻布台ヒルズにオープン!
チケットは公式チケットサイトから購入が可能。完売していなければ当日でも公式チケットサイト、現地でも購入できます。ただし現地では料金が異なり、売り切れている場合もあります。入場料は4〜12歳は1,500円、13〜17歳は2,800円、18歳以上は入場日により3,800円〜4,800円。子どもたちと一緒に楽しむのにもおすすめのミュージアムです!
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