世界初の “完全没入体験” イマーシブ・テーマパークが、2024年3月1日(金)お台場のヴィーナスフォート跡地に開業!
イマーシブ・フォート東京 体験レポート!
世界初 “完全没入体験” を集めた施設がオープン!
物語の登場人物として、その世界を体験!
従来のテーマパークから大きく進化した完全没入(イマーシブ)体験だけで構成される世界初のイマーシブ・テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」が、2024年3月1日(金)お台場のヴィーナスフォート跡地にオープン! 前日の内覧会でさっそく体験してきました!
【体験レポート】2024年4月26日(金)からスタート!「イマーシブ・フォート東京」の新アトラクション「フォルテヴィータ事件簿」体験レポート!
「イマーシブ・フォート東京」ではイマーシブ体験ができる12のアトラクションを用意(オープン時には11)、目玉のひとつとなる「東京リベンジャーズ イマーシブ・エスケープ」は体験に105分ほどかかるため、内覧会では「基本コース」と「東京リベンジャーズコース」の2つに分けられ、そのどちらかを体験することに。『キッズイベント』は「基本コース」を体験してきました。
基本コース
① スパイ・アクション!(約20分)
② ジャック・ザ・リッパー ホワイトチャペルの殺人鬼(約10分)
③ イマーシブ・ストーリーズ 〜誰も知らなかった本当のヘンゼルとグレーテル〜(約15分)
④ ザ・シャーロック -ベイカー街連続殺人事件-(約90分)
⑤ 第五人格 イマーシブ・チェイス(約12分)
⑥ ザ・キャバレー(約20分)
※( )内は体験時間
「イマーシブ体験」とは、映画やアニメ、ゲームの世界の “ドラマティックな出来事” を、自らもその登場人物として体験できるというもの。シャーロック・ホームズとともに事件現場を見て犯人を考察し、街を歩いていると突然スパイとマフィアとの戦闘に巻き込まれ、切り裂きジャックからは追われ、東京卍會メンバーとともに未来のために戦うという、自らがその世界の中で能動的に動くことを楽しめます。
これが “イマーシブ体験” なのか!
ホームズの息遣いを感じる近さで
ともに難事件の真相を追いかける!
体験した中で予想以上にすごかったのが、メインとなるアトラクションのひとつ「ザ・シャーロック -ベイカー街連続殺人事件-(以下、ザ・シャーロック)」(約90分)。2フロア、約3,000平方メートルものスペースに19世紀のロンドンの街を再現し、そこで起きた凄惨な殺人事件をシャーロック・ホームズが解決するというものです。
登場人物はシャーロック・ホームズ、相棒のワトスン、レストレード警部をはじめとする48キャラクター。その全員が、ある人はベイカーストリートで、ある人は教会前の広場で、そしてまたある人はバーなど、さまざまな場所でそのキャラクターを演じ続けています。
映画やマンガなどでは2つ以上の場所で同時に起きている事象はカットバック(場面転換)などによって表現しますが、ここでは私たちのいる現実世界同様、殺人事件に関わる人物も関わらない人物も、あらゆる場所ですべてが同時進行しています。そして体験者はその街を自由に歩き、好きなところ、人物を見ることができるのです。
『キッズイベント』では事件を解決するシャーロック・ホームズと行動をともにしましたが、事件解決のために事件現場はもちろんホームズの部屋などロンドンの街をあちらこちら移動し、かなり歩きました。
さらに『キッズイベント』以外にもたくさんの人がシャーロック・ホームズを追いかけ、狭い通路や階段もありホームズを見失ってしまうことが何度かありました。しばらくすると声が聞こえてきて追いつくことができたりするのですが(他の場所からもいろいろな声が聞こえてきました)、見失った間に何があったか、話したかはわからずじまい。しかし、それはそれでこのアトラクションの楽しみのひとつ。現実世界でもすべては把握できませんから。
ホームズではなくワトスン、レストレード警部と行動をともにすると、また別の体験ができます。彼らは時に別々に行動し、そして集まりと、単独で行動する時間、みなで共有する時間を持っているのです。
登場人物の中の誰に注目するかで、この物語、殺人事件を見る視点が変わり、謎解きの結末がわかっていても何度も楽しめるだけでなく、さまざまな登場人物の視点から体験することで、登場人物の行動、心理がわかり、この殺人事件をより深く、多面的に理解できそうです。2回目以降なら、最初から犯人を追いかけ続けるのもおもしろそうです。
さらに、演者の方々の息遣いも感じられるほどの距離でその世界を一緒に体験できるのもなかなかできないこと。近くにいるからこそ演者の方々の気持ちや迫力、熱意もより伝わってきて、イマーシブ体験だけではなく、そこもとても素晴らしく、なんだか胸を打たれました。
小さい子どもは楽しめる?
低年齢向けのアトラクションも
「イマーシブ・フォート東京」のアトラクションのリストを見て、小さな子どもも楽しめるのかが気になっていました。「ジャック・ザ・リッパー」「第五人格 イマーシブ・チェイス」は襲われる体験ですし、「スパイ・アクション!」も銃で脅されたりします。そのためアトラクションには年齢制限があるもの、保護者の同伴をすすめているものがあります。低年齢向けはグリム童話ヘンゼルとグレーテルの「イマーシブ・ストーリーズ」くらいでしょうか。
チケットの面からは子どもは4歳~11歳(12歳で小学校を卒業する年の3月末までは子ども料金。3歳以下は無料)となりますが、多くのアトラクションを楽しめるのは小学校高学年くらいからかなと感じました。それでも「ジャック・ザ・リッパー」「第五人格 イマーシブ・チェイス」などは怖いと感じる可能性は高いので、事前にオフィシャルサイトなどで確認してください。なお、どのアトラクションも、もとのキャラクターや物語を知らなくても楽しめると思います。
1日ですべてを体験するには体力が必要
何度行っても新たな発見、楽しさがある!
今回の内覧会で体験できたのはアトラクション全体の半分ほど。そして「ザ・シャーロック」以外の目玉アトラクション「東京リベンジャーズ イマーシブ・エスケープ」「【推しの子】イマーシブ・ラリー」「江戸花魁奇譚」は体験できませんでしたが、それでも十分楽しめましたし、3時間以上は時に小走りになりながらも歩き続け、汗ばむこともありました。昼食や休憩、ショップでの買い物もすれば、たっぷり1日楽しめそうです。同じアトラクションに参加をしても異なる体験ができるので、それを話しあうのも楽しそうです。
そして、1日ですべてのアトラクションを体験するのはかなり体力が必要かなと感じました。「ザ・シャーロック」のように、何度行っても新しい体験を楽しむことができるものもあるので、無理に1日に詰め込まず、何回かに分けて楽しむのがおすすめ。『キッズイベント』も未体験のアトラクションはもちろん、「ザ・シャーロック」は異なる登場人物を追いかけながら、何度か体験してみたいと思っています。
世界初のイマーシブ・テーマパーク「イマーシブ・フォート東京」は、2024年3月1日(金)からお台場のヴィーナスフォート跡地にオープン! チケットはいくつかのアトラクションを楽しめる4種類の1dayパスが用意されていますが、「ザ・シャーロック」「東京リベンジャーズ イマーシブ・エスケープ」「江戸花魁奇譚」のすべてを体験できる1dayパスはなく、別途購入が必要です。どのアトラクションをメインに体験したいか(体験できるか)で、チケットを選ぶといいでしょう。物語に当事者として入り込み、その世界に没入する新しい体験ができる、おすすめの施設です!
※「江戸花魁奇譚」は18歳以上の方のみ体験可能。
【体験レポート】2024年4月26日(金)からスタート!「イマーシブ・フォート東京」の新アトラクション「フォルテヴィータ事件簿」体験レポート!
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