2024年11月1日(金)〜2025年2月2日(日)麻布台ヒルズ ギャラリーで開催! 全長約2メートルのミュウツーも!

ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-(東京会場)匠の技でポケモンが愛おしいアートへ!

ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-(東京会場)レポートの写真

「ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-」が2024年11月1日(金)か 10月30日(水)に行われたプレス内覧会に行ってきました!

ポケモンの世界観に工芸が挑戦!
工芸の多種多様な素材と技法でポケモンに挑む!

人間国宝から若手まで20名のアーティストが『ポケモン』をテーマに作品を制作した「ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-」が、2024年11月1日(金)から麻布台ヒルズ ギャラリーで開催! 10月30日(水)に行われたプレス内覧会に行ってきました!

【イベント紹介】ポケモン×工芸展-美とわざの大発見- 2024年11月1日(金)〜2025年2月2日(日)麻布台ヒルズ ギャラリーで開催!




ポケモン×工芸展」は2023年3月〜6月に国立工芸館(石川県)で開催、その後アメリカや日本各地での巡回を経て、ようやく東京での開催となります。アーティストによって生み出された作品は金属や土、木、貝などを素材に、優れた技術によってポケモンに新たな質感、世界観をもたらすとともに、愛おしいアートへと昇華しています。

もう10年以上前になりますがスヌーピーをモチーフに日本の匠が作品を制作した展覧会があり、有田焼、九谷焼、輪島塗、津軽塗、金箔砂子、三州鬼瓦、飛騨一位一刀彫の匠による作品が展示されていました。匠の技術の素晴らしさはもちろんモチーフに負けないそれぞれの伝統工芸の特徴や魅力、両者の融合による新たな世界観の創出に驚いたことを今でもよく覚えています。

そして、「ポケモン×工芸展」でも同じような衝撃、感覚を覚えました。ポケモンファンはもちろん、ポケモンをよく知らなくても、一味異なる新たな伝統工芸品として楽しみながら愛でることができますし、人間国宝、アーティストのすごさや素晴らしさも改めて実感するはずです。作品の解説を読むとアーティストがどんなことを考えてこの作品をつくったか、ほんの少し頭の中を垣間見られるのも楽しい。

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会場に入って最初に現れるのは吉田泰一郎氏の作品で、イーブイとその進化形3匹(シャワーズ、サンダース、ブースター)。最初はその大きさに驚きそう
(左から)吉田泰一郎《シャワーズ》2023年 個人蔵/吉田泰一郎《イーブイ》2023年 個人蔵/吉田泰一郎《サンダース》2022年 個人蔵/吉田泰一郎《ブースター》2022年 個人蔵 ©吉田泰一郎

全長約2mのミュウツーなど
新作4作品を含め約80点を展示!

東京会場では3名の作家それぞれの新作も初公開!《サンダース》などを制作した吉田泰一郎氏による全長約2メートルにもおよぶ大迫力の《ミュウツー》、《羊歯唐草文シェイミ》を制作した植葉香澄氏による美しい文様を纏った《蔦唐草文ジュペッタ》、そして桑田卓郎氏によるピカチュウをモチーフにしたカップとボウルによるインスタレーションは、新たにタイル576枚を加えたスケールの大きな作品として生まれ変わっています。

さらに麻布台ヒルズの各所を巡るポケモンスタンプラリー、作品にインスパイアされたメニューを展開するコラボカフェ『喫茶 ポケモン×工芸展』もオープン! 麻布台ヒルズ全体でポケモンを楽しめます。

麻布台ヒルズには2024年2月9日(金)にオープンした「チームラボボーダレス」もあります。日本の伝統工芸との本の最先端のデジタルアート、趣のまったく異なるアートを1日たっぷり体感できます。

ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-」は、2024年11月1日(金)〜2025年2月2日(日)まで麻布台ヒルズ ギャラリーで開催!

【レポート】2024年2月9日(金)麻布台ヒルズにオープン! チームラボボーダレス 体験レポート!

【レポート】5歳でも最高に楽しめる! 麻布台ヒルズに2024年2月にオープンした「チームラボボーダレス」に没入してみた!

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会場に入ってすぐ見られるのは、吉田泰一郎氏の作品で、イーブイとその進化形3匹(シャワーズ、サンダース、ブースター)
(左から)吉田泰一郎《シャワーズ》2023年 個人蔵/吉田泰一郎《イーブイ》2023年 個人蔵/吉田泰一郎《サンダース》2022年 個人蔵/吉田泰一郎《ブースター》2022年 個人蔵 ©吉田泰一郎

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作品は純銅を使用し、化学変化を駆使してシャワーズは青銅、サンダースは金銀、ブースターは緋銅という銅の伝統着色を施していますが、どれもとても美しい色です
(左から)吉田泰一郎《シャワーズ》2023年 個人蔵/吉田泰一郎《イーブイ》2023年 個人蔵/吉田泰一郎《サンダース》2022年 個人蔵/吉田泰一郎《ブースター》2022年 個人蔵 ©吉田泰一郎

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近くでよく見ると細かな胴をいくつも貼り付けてつくられていて、たとえばイーブイには星や葉っぱの形をしたもの、ブースターには炎のような形をした無数の胴が付けられています。また大きな眼球は七宝焼
吉田泰一郎《イーブイ》2023年 個人蔵 ©吉田泰一郎

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吉田泰一郎氏による新作《ミュウツー》。全長約2メートルにもおよぶ大迫力の作品
吉田泰一郎《ミュウツー》 2024 年 個人蔵 ©吉田泰一郎

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今井完眞氏の《フシギバナ》などの作品。手でひねったボディを削り、そこから土を足して制作している。「土をつけるプラスの作業」によって、対象について考えていることを明らかにしているそう
(左から)今井完眞《ゼニガメ》2022年 個人蔵/今井完眞《コイキング》2022年 個人蔵/今井完眞《フシギバナ》2022年 個人蔵/今井完眞《キングラー》2022年 個人蔵/今井完眞《アーボック》2022年 個人蔵 ©今井完眞

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葉山有樹氏の《森羅万象ポケモン壺》。更紗(さらさ)で知られる「アラス・アラサン文様」に着想を得た作品で、壷の表面を余すところなく描き込まれた無数の植物は豊かな生命を育む森、そしてそこには500匹を超えるポケモンが描かれています。ピカチュウは見つけられるかな?
葉山有樹《森羅万象ポケモン壷》2022年 個人蔵 ©葉山有樹

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須藤玲子氏の《ピカチュウの森》。かわいいピカチュウの魅力をテキスタイルで語った作品で、森の中を歩くことができます
須藤玲子《ピカチュウの森》2023年 個人蔵 ©須藤玲子

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よく見るとそこここにピカチュウが
須藤玲子《ピカチュウの森》2023年 個人蔵 ©須藤玲子

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池田晃将氏の《電光投擲捕獲箱》。目には見えない「情報」をテーマとし、「目に見えない」ことの表現手段として螺鈿を使用。螺鈿は夜光貝、アワビ貝、蝶貝などの真珠層を研ぎ出して板状に加工し、漆で接着する装飾法です。作品では極小の幾何学形態や数字などが器物全面を覆い、脳内を一瞬のうちに走る信号を直感させます
池田晃将《電光投擲捕獲箱》2022年 個人蔵 ©池田晃将

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林茂樹氏の《月光 Pokémon Edition》。ポケモントレーナーがこのスペシャルなスーツを着用したとしたら? ポケモンの世界に向けて林氏が仕掛けた遊びゴコロの結晶
林茂樹《月光 Pokémon Edition》2022年 個人蔵 ©林茂樹

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桑田卓郎氏によるカップやボウル、そしてタイル。タイルは新たに576枚が加えられよりスケールの大きな作品として生まれ変わっています
桑田卓郎《カップ(ピカチュウ)》2023年 個人蔵 ©桑田卓郎

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カラフルな色化粧、ポッテリとした釉薬、金彩とプラチナ彩の輝きで多様性を示し、最後にピカチュウは最新技術による転写シートにて。なお本作には美濃という窯業地の知識と経験が結集しているそう
桑田卓郎《カップ(ピカチュウ)》2023年 個人蔵 ©桑田卓郎

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カップの底から泉のように湧き出るピカチュウの愛らしさに、日本のものづくりの熱意を辿ることができます
桑田卓郎《ボウル(ピカチュウ)》2023年 個人蔵 ©桑田卓郎

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「器と装飾の、主と従の関係を壊すこと」。これは桝本桂子氏が長年追いかけているテーマ。今回も器からポケモンが飛び出し、あるいはポケモンが器を切り取った、エネルギッシュでユーモアに溢れた作品となっています
(左から)桝本佳子《キャモメ/染付皿》2022年 個人蔵/桝本佳子《ポッチャマ/染付皿》2022年 個人蔵 ©桝本佳子

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桝本桂子氏が信楽焼に初挑戦して制作した信楽壺
桝本佳子《信楽壷/キュウコン》2022年 個人蔵 ©桝本佳子

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穴窯での焼成は窯詰め、薪の投げ入れ方ひとつで作品の表情も形状も変わり、偶発性が免れない
桝本佳子《ロコン/信楽壷》2022年 個人蔵 ©桝本佳子

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超重量級のリザードンは、予想の3倍くらい変形したそうですが、「それも穴窯らしい」迫力になったそう
桝本佳子《リザードン/信楽壷》2022年 個人蔵 ©桝本佳子

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圧倒的な文様のパワーが伝わってくる植葉香澄氏の作品。サルノリにはどこまでも伸びていく蔓の生命力「唐草文」が描かれている
植葉香澄《唐草文サルノリ》2023年 個人蔵 ©植葉香澄

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《蔦唐草文ジュペッタ》はどことなく遮光器土偶にも似ている
植葉香澄《蔦唐草文ジュペッタ》2024 年 個人蔵 ©植葉香澄

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植葉香澄《羊歯唐草文シェイミ茶碗》2023年 個人蔵 ©植葉香澄

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「ポケモン×工芸展-美とわざの大発見-」にちなんだグッズを多数取り揃えたショップも

©2024 Pokémon. ©1995-2024 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.TM, ®, and character names are trademarks of Nintendo.

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