2009年8月7日(金)、丸一日、小笠原(
父島)を楽しめる初日はボートに乗ってイルカを探し、一緒に泳ぐ
ドルフィンスイム! イルカとは上手に一緒に泳げるかな? そして夜は満天の星を眺める
スターウォッチング! その前に、タイミング良く
ウミガメの海への放流も見ることができました!
・8月7日(金):ドルフィンスイム、ウミガメの放流、スターウォッチング
イルカと一緒に泳げるかな? ドルフィンスイム
朝8時30分、集合場所に行くと、今日乗るピンク色のボートが。そう、今日はボートでイルカを探し、一緒に泳ぐドルフィンスイム。暑くなることを考えてペットボトルのお茶や水を購入し、ボートへ乗り込みました。
イルカを求めてあっちへ行ったりこっちへ来たり。もう自分がどこにいるんだか正直全然わかりません。午前中いっぱい探しても見つからず、とりあえずお昼ご飯にするため近場の陸地へ上陸。そしてここで少し泳ぐことにしました。しばらく遊んでから再び船に乗り込み再度イルカを探しましたが残念ながら見つからず、今日は諦めることに。そこで兄島と父島の間の「瀬戸」と呼ばれるところにある海中公園「兄島瀬戸海中公園」でシュノーケリングを楽しむことにしました。
イルカに会えず残念とは思っていましたが、ボートから海に入り中を覗いたら、そんな思いは一気に吹き飛びました! そこはまるで竜宮城! その美しさには、本当に驚きました。
これが本日お世話になるピンクのボート。朝食後にしっかりと酔い止めを飲み、いざドルフィンスイムに出発! 日焼け止めもしっかし塗りましたよ
船内では、まずは本日のコースを説明。しかしイルカを追い求めて進むので、予定通りのコースになるかどうかは、イルカ次第
いよいよ出発。海の色が紺色なのがわかりますか? このあと、僕は天国を見るのです
この日は波が高く、ボートが波に乗り上げ落ちてゆくそのときに太陽の光の加減で海の色が変化していました。ボートが落ち行くその身体的な感覚と、一瞬で変化した海の色とその壮大な景色が言葉にできないほど美しく、まるで “天国” と感じたほどでした。写真は、もちろんその瞬間ではありませんが、美しい海の色。初めて見た青です。それ以来、僕にとって天国はこの景色
波が高くなければ上陸できた南島の「扇池」。ここの砂浜にはカタツムリみたいな「カタマイマイ」が半分化石になってたくさん落ちているそうです(持ち出し禁止)。とても見たかったので残念ですが、自然の力にはかないません
お昼ご飯はここに上陸して食べることにしました
入り江になっているので、波は穏やか。ご飯をちゃんと食べたら少し泳ぎます
ということでご飯のあとは海で泳いでいます。ニコニコ顔です
ボートで少し移動して「兄島瀬戸海中公園」でシュノーケリング。水が少し冷たかったけれど、まるで竜宮城を思わせるほどの美しさ。写真でうまく伝えられないのが申し訳ないです
色とりどりの南国にいるようなキレイな魚がたくさん泳いでいました
水深は10メートル以上あるので足はつきませんが、上のコはまったく怖がる様子もなく泳いでいました。魚を追いかけていますが、つかまえられないだろうなぁ
息を止めて潜れるようになると、シュノーケリングはもっともっと楽しめるようになります。海中から出たとき、シュノーケルの中に入った海水を“プッ!”と息で押し出すことだけ忘れないように
ウミガメの放流、そしてウミガメの味!?
イルカとは一緒に泳げなかったけど、兄島瀬戸海中公園でのシュノーケリングはとても素晴らしく、楽しい時間でした。ドルフィンスイムは16時頃港について解散。ホテルに帰る前に、そう言えば昨夜、小笠原海洋センターで今日の夕方、ウミガメを海に放流すると言っていたのを思い出し、見に行くことにしました。
軽トラックにひっくり返されて置かれているウミガメは、体重150kgはあろうかという大人のウミガメ。その昔、ウミガメはこのような状態で船に積まれ食料とされていたそうです。海の水をかけてあげれば、このままの状態で3ヵ月は生きていたそうで、保存食だったんですね。
なお、このウミガメはアオウミガメですが、どこが青いのでしょうか? 実は内臓が青いんだそうです。さばいてみないとわかりませんが‥‥。
砂浜に下ろされたウミガメは、その重い巨体を揺らしながら見物客がつくった花道を通って一路海へ。近くを通ると荒い息づかいが聞こえ、その一途な姿には思わず胸が熱くなりました。
海へ入るとそれこそ水を得た魚(カメですが)のように元気になり、あっと言う間に海の彼方へと消えて行きました。これからこのウミガメは、長い長い旅をして、産卵のために父島へ戻ってくるのかな? 元気に戻って来てくれるといいですね。
さて、ご飯を食べにホテルへ戻ろうか。ご飯を食べたらスターウォッチング、今夜は星空を見に行くよ。
と思っていたら、晩ご飯を食べていたら雨が。残念ながらスターツアーズは中止に。でも、とても充実した1日でした。
こんな状態で放流を待つウミガメ。ちょっとかわいそう。カメはこの状態でも水さえかけてあげればエサなしでも3ヵ月程度は生きていられるそうで、昔は船に乗せて保存食代わりにしていたとか
砂浜に下ろされたウミガメは、150kgはあるその重い巨体を、ひとかきひとかき海へと進みます。砂をかく音や乱れた呼吸が、大変さを感じさせてくれます
2頭が放流され、海へと帰っていきました。まさに水を得た魚で、海へ入ると瞬く間にその姿を消してしまいました
余談ですが、砂浜近くでかき氷を売っていて、グアバのかき氷を食べました。めっちゃおいしかった!
ウミガメの放流を胸を詰まらせながら見ていたのに、晩ご飯にウミガメが! こちらはお刺身。お魚というより、やはり動物の生肉の感じ。おいしくておいしくて食べなきゃいられない、というほどではありませんが、おいしかったです。お刺身にできる部分は両脇にあるほんのちょっとの部分だけだそうです
こちらはウミガメの煮物。子どもは煮物の方が気に入っていました。お料理が上手なところでは、内臓の臭みを残さずに料理してくれるそう。もちろん、このホテルのはバッチリでした
お魚の煮こごりですね
島ずし。わさびの代わりにからしを使うんです。以前、八丈島へ行ったときにも食べました。八丈島の名物かと思っていたら、ここでも食べるんですね
デザートのパッションフルーツ。聞いたことはあったのですが、パッションフルーツという果物があったということに驚きました。見た目ちょっとグロくて酸っぱいのですが、暑いところでは、この酸っぱさがさっぱりしていいかも
ヤモリがいました。当たり前のようにつかまえて、当たり前のように遊びます。もちろん最後は逃がしてあげますよ